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「死ぬのがいいわ」は、◯◯の強烈な叫び

わたしの最後はあなたがいい
あなたとこのままオサラバするより
死ぬのがいいわ 死ぬのがいいわ
三度の飯よりあんたがいいのよ
あんたとこのままオサラバするより
死ぬのがいいわ 死ぬのがいいわ
藤井風/ 死ぬのがいいわ

TikTokでバズるずっと前から、藤井風のファーストアルバム最高のスルメ曲は、『死ぬのがいいわ』だと思っていた。

今回、NHKの特集で歌詞の意味を知って、さらに好きになった。わたしがいつも言っていたメッセージと、まったく同じだと解釈したからだ。

若者の言う「死にたい」

こういうことを言う若者は少なくない。才能のある若い子が、「こんな世の中に産み落とされて」だとか、「生きづらい」と言うのも、身近で聞いたことがある。

わたしも、かつてそうだった。

ただ、その言葉の裏側にあるのは、「ほんとうの(ありのままの)自分に出会いたい」、「ほんとうの自分を生きたい」の強烈な叫びであることが、いまならわかる。

両親や学校からは、社会からはみ出ないことを教わる。社会が決めた成功の道をたどれるようにと、教え、導くことが最大の愛だと思って、たいせつな子どもをせっせと自分の思い通りの人間に矯正するケースは、少なくない。

少なくとも、わたしはそうだった。

だけど、レールに従って生きることは、わたしにとっての喜びじゃないことを知っていたので、わたしは、自分だけのオリジナルな道を歩いていくことを決め、もがき、歩き出した。

親の思い通りに矯正されたわたしは(当然、そんな自覚はなかった)、元の純粋な子どものときのときめきを忘れていた。

アトピーにも苦しんだし、鬱にだってなった。親は何もわからずに、わたしが体の弱いかわいそうな子だと、いつも同情の目を向けた。まさか、自分たちが、たいせつな子どもの光を奪い、矯正し、苦しめていたとは、知らずに。

たいせつに育ててもらった両親の愛が、自分の毒になっていたと認めるのには、時間がかかってしまった。

自分の光を思い出す

こうして、世の中の成功、世の中の正しいに矯正される過程で、ほんとうの自分は知らないうちに押し殺される。しつけや教育という名のもとに、ほんとうの自分の芽が出てくる前に、摘まれてしまうからだ。

ほんとうの自分は文字通り殺されているんだから、「死ぬのがいいわ」になるわけだ。

ほんとうの自分を思い出したわたしは、生きるのがたのしいわを選択して生きていく。

【プロフィール】ヒーラー。わたしが、うそいつわりのないありのままの姿でいつづけること、その延長でこうして表現することは、わたしにとってのセッションだと思っています。

みんながのびのび生きられる世の中を夢みて、活動しています。よかったら応援よろしくお願いします^^