『病気ありがとう』 てくてく通信＋🎈 #31
こんにちは、英会話Oneのただともこです。読む瞑想マガジンへようこそ。
今月のテーマはこちら。
あなたの毎日の底に静かで気持ちのいい音楽が流れますように。
病気ありがとう
新しいオフィスもだんだん改良を加えられて、快適になってきました。皆さん、年末年始の準備を始めましたか？私はまだ、大掃除の途中です。年賀状も終わっていません！あわわ！
今日は、病気の話。病気の人も、健康な人も、こんな考えもあるんだなと思って読んでもらえれば幸いです。
私はうつ病を患っています。もう20年以上患っていて、何人かのお医者さんにかかりました。とてもよかった人もいるし、もう少しかなぁという人もいました。今も、治療を続けています。大変でしょうと思われるかもしれないのですが、私は自分が病気にならなかった方が大変だったと思っています。
私の生まれついた家庭はとても不安定な家庭で、愛情も足りなかったし、安心して日常を過ごすことができない家庭でした。道理は通らなかったし、大人は子供でした。社会的に立派な職業を持っている人たちから、かなりひどい体験をさせられて、私も弟も成人してからたくさん病気をし、悩みました。
今考えると、それより大変な環境にいた人はもっといると思うので、毎日屋根があって、眠れて、食べ物があってよかったと思うこともあります。でも、幼い私たちにその強烈な体験は衝撃を与えました。私たちは成長するのにとても困難な経験をしました。
私は19歳で本当に動けなくなってしまったので、そこから治療が始まりました。床ずれができるほど寝込みながら、一つずつ、赤ちゃんがするみたいに世界を確かめて、理解していきました。痛い思いもたくさんしました。いつも、お医者さんが助けてくれたわけではなく、助けが来なかった時も多かったです。それでも何とか生き延びました。そして、犯罪は起こしませんでした。
今になって思うと、この時、病気にならなかったら、たぶん私は犯罪者になっただろうと思うのです。あまりに理不尽な親たちの私に対する扱いを、今度は私が他人にしてしまって、それは犯罪という形で、他人（と自分）に害を与えるようになっただろうと思います。でも、そうはならなかった。病気は私を守ってくれました。
病気になると、それを理解してようとしてくれる人が現れます。誤解も多いですが、とりあえず、社会的に助けが必要な状態になります。そして、助けを求めていい状態になります。自分に起きたネガティブなことは決して、マイナス要素だけではないのです。そのことととことん付き合って、それを糧に自分を理解したり、成長したりする材料にすることもできます。病気だと、その自分が自分を理解する過程を手伝ってくれる人が現れます。
これは少しスピリチュアルな例を出すので、ちょっと煙たい話かもしれませんが、プリミ恥部さんという宇宙マッサージ（という不思議なマッサージ）をする人が本を書いていて、「病気そのものはとてもいいバイブレーションです」と書いているのです。それはすごくよくわかるのです。病気というのは、この部分が身体として、心として無理をしているから、治したいよというサインです。それがなかったら、私たちは身体を消費して、死に向かってしまうだけです。「休んだ方いいよ」（風邪）とか、「ちょっと焦りすぎですよ」（怪我）とか、「食べすぎですよ」（腹痛）とか、そのほか、いろんなサインをけがや病気は私たちに教えてくれます。
「風邪の効用」を書いている野口晴哉さんも、風邪をひかない身体は（のちに大病を起こすから）大変だ、適度に風邪をひくことは身体にとってとてもいいことだと書いています。風邪を通して、身体の免疫をあげて、悪いものを外に出すプロセスなのだと説明しています。あらゆる病気もそうで、その病気を通して、自分の中にいらないものを整理して外に出して、自分の中の何か（心を含める）の免疫を高めるプロセスなのだと思っています。けがも、同じで、大けがをしないように、大きな事故にならないように、小さな事故で日ごろの習慣の悪いところを教えてもらえるのだと思います。
マイナスなことが人生に起きたことはつらいことですが、それは自分の対処で、もっといいものに変えることができます。それが人間のできるとっても素敵な機能です。私は病気をしたから、自分のことをすごくよく理解できるようになったし、とても効率よく物事をこなせるようになったし、自分の創造力がすごいんだということも理解できました。自分に合った職業を選ぶこともできたし、自分も他人も大切にするということがどういうことなのか、具体的に学びました。視野がとても広がって、深くなったのです。
あこや貝が異物を自分の中に含んで、それを真珠に変えることができるように、人間も悪い体験を、宝物に変えることができます。20年前の私はそれを知りませんでした。今、私は、それを知っています。だから、病気ありがとうととっても思うし、今の自分が大好きです。病気というのは、痛みを経験することだから、一筋縄にはいかないと思うのですが、それでも、病気を忌むものととらえないで、自分を助けてくれるものと考えると、病気の改善も早くなるし、周りにとっても自分にとっても、とてもよい経過が現れます。
そして、病気は自分で治すものです。お医者さんは手伝ってくれるだけです。自分で、自分の身体や心を手入れしながら、治していくことは、一生続きます。それが人生だからです。そう思うと、ほら、病気も悪くないでしょう。
この話も、年明けから、話したい人には、英会話のトピックにしていきたいと思います。一言どうぞ！
ちょっとしたおすすめ
たすかる料理 按田優子
保存食について教えてくださいます。
最近は増えて増えてどうしようと思った、大根を切り干し大根にしました。
簡単でした。切って、野菜を干すかごに入れておくだけ。
もしくは、セーターを干す網に載せておけばいい。
乾いたら甘くなっています。
そのまま食べてもいいし、漬物にしてもいいし、ずいぶん保ちます。
食べることについて知恵を分けてくれます。
お詫びと訂正
#29でお伝えしたlittle beansさんですが、営業日は火～土ではなく、月～金でした。お詫びして訂正します。今週で年内の営業は終わりだそうですが、またたくさんのおいしいものを用意して待っていてくださります。是非行ってみてください。
編集後記
今年もあと残すところ9日。個人的にはずいぶん頑張った年でした。無事に、身体の手入れもして、おうちの手入れもして、年越しを迎えられることをとても喜んでいます。今年一年、皆様にも大変よくしていただきました。なにより、メルマガがこんなに喜んでもらえていることを英会話とともにとても喜んでいます。ありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。よいお年とりをお迎えください。
（初出：2018.12.22）
宇宙料金
宇宙料金とはこの記事が大事だなぁと思った分だけ、プラスに払ってもらうことができる仕組みです。誰でも気軽に受け取れるように基本価格を低く設定しています。この宇宙料金をいただき皆さんにより大事に記事を扱ってもらうことで、私はさらに大事に記事を作ることができるようになります。どうぞ応援してください。さらに詳しい説明はこちら。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？