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『基本の安全』 てくてく通信+🎈 #57

こんにちは、英会話Oneのただともこです。読む瞑想マガジンへようこそ。
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あなたの毎日の底に静かで気持ちのいい音楽が流れますように。


基本の安全

新しい年になりました。長いお休みをありがとうございました。おかげさまでむくむく元気が回復してきました。今年は新たに創造するワーホリ、留学をもう一人の人へ受け取ってもらえるようにしたいと思います。皆さんの2020年が創造的で、面白く、豊かな一年になることを祈っています。お手伝いできることは何でも言ってみてください。様々サポートします。

さて、今年最初のお話は、知っている人の体験と私の体験を組み合わせてみてとってもはっきりわかった、会社の体質と個人の基本の安全についてです。

私は大学の秘書さんをやる前に、いくつかの職をパートで1年ずつ転々としていた時期があります。その中でも最後に体験した職がとても面白かったのに、職場の環境がよくなくて辞めなくてはいけなくて、とても悔しい思いをしました。その職場は、経歴が少なくても、高齢でも雇ってくれるとても素晴らしい面を持っていたのですが、中には問題がありました。

後日、この仕事を始めてから知り合った方が、同じ会社の同じような職に就きました。とても嬉しかったのですが、その人がなんと私と同じ問題に直面して、その職を離れることになりました。会社は同じところです。でも、私とその人の体験には10年の隔たりがありました。でも、問題は全く同じものだったのです。

その問題は、正社員の女性が、パート社員や他の社員の私生活に干渉して、批判する。ひどいときは怒鳴ったりするというものでした。やめた当初、私は、これは、私が悪いから、こういうことが起きているのだと思ったのですが、その後のその正社員の行方を知ったり(その行為が問題になって左遷されたそうです)、先の同じ体験をした人の話を聞いて、これは、会社の体質の問題なのだなということがはっきりわかりました。

他人のプライベートに干渉するとか、仕事の仕方にむやみに口を出すというのは、本当に、個人の問題に見えます。でも、10年後にほかの人の全く同じ体験の話を聞いて、まったく同じ問題が浮上していること、仕事内容は面白いのに、その会社のパートの募集常に出ていることを見て、この会社には、そういうことをする人がたくさんいるということが判りました。それは、会社が育てている環境がそういう人を生みやすいのだと思います。

パートで働いていたり、非正規職員として働いていると、やっている仕事は職員と変わらないのに、雇用の形態が不安定であることから、自分の立場をとても弱いものとして受け止めてしまうことがあります。私の場合も、その仕事をやめて、他の仕事を探すことがとても不安でした。だから、痛い思いをしても、できるだけ長くいたいと思いました。でも、この人から教えてもらった事実を知って、それは間違っているということに気が付いたのです。そういう問題を抱えた会社は、どんなに年月をかけても、同じ問題を繰り返し再発させるし、解決の手法を持たないのだということが判りました。だから、私たちがとれる解決法としては、そこを離れることが一番いい解決方法です。

弱い立場にあるとき、例えば、雇用されている側だったり、子供だったり、いじめられる側だったり、教えられる側だったりするとき、私たちは、基本にある権利や守られる安全について、無知であることがあります。怒鳴りあうことが普通ではない家庭に育った人は、そういう人が職場で出くわしたとき、それはおかしいと思うことができると思います。でも、私はそれができませんでした。基本の安全が守られてなかったのです。

本来、雇う側と雇われる側は対等な雇用契約をどっちにとってもいいように結ぶことがとても大事です。それは本来、何かを我慢したり、不必要に痛い場面に出会うものではないはずです。そして、最低限の生活の安全を守られているものです。これは金銭面でもそうです。それが不釣り合いな力の均衡を保たれない関係になるとき、いい循環が阻まれます。どんな弱い立場になっても、守られるべき人間の姿を知っていることがその人を守る力になります。それは、どんな場所にいても共通の大事な知恵であり、知識です。普通は家庭で育まれますが、後天的に、自分で周りの人から学んで育むこともできます。

私は、自分の周りにいる人、そして英会話に来ている人には特に、自分の権利と基本の安全を知ってほしいと思っています。基本的な安全な状態を知っていてほしいと思っています。だから、その人に人生に何か変だなということが起きているとき、そっとそれをお知らせします。できれば、その人が基本の安全に気が付いて、いい循環のところに自分で動いていけるといいなと思います。

仕事は、本来、その人が一番良い状態で力を発揮していることに対して、対価が払われるものです。痛みを我慢していることに払われる料金ではないのです。それが、私がはき違えていた常識でした。10年たって、やっと私にもそれがわかるようになりました。

パーフェクトな家族のもとに生まれてくる人はいないでしょう。でも、そこそこ安全な家庭に育って、基本の安全を守られながら、育ってくるのが多くの人の体験だと思います。そうならなおさら、職場でも、基本の安全を守られながら、皆さんが力を発揮できるといいなと思います。もし、いま、これを読んでいるあなたが、痛いことを我慢することでお金を得ている状態だったら、それは、あなたに値しない職場です。はっきり言えます。そして、あなたがしている痛い思いは、その会社にいる限り、他の人も同じように体験するものです。あなたが変えられるものではないのです。準備をして、いち早くそこから離れることがいい解決策です。

私が悪かったから、その仕事をやめなくてはいけなかったんだという思い込みは10年後に、こんな形で、違ったんだよということが判りました。でも多くの人は、仕事が必要な状態から仕事を始めます。その時、自分の安全が守られてないと、どんなに頑張っても、良い仕事に就くことはできません。そして、良い仕事は世の中にいっぱいあります。私の生徒さんたちにもたくさんいい仕事をしている人たちがいます。あきらめないで、自分に合った、力を発揮できるいい環境に、自分を置いてほしいと思います。そして、そういう場所に自分を置けている人たちは、その良さに気が付いてほしいと思います。

基本の安全のお話。もっと詳しい話が聞きたいよという方は、教室で質問してください。


ちょっとしたおすすめ

「違うこと」をしないこと
吉本ばななさんと
時々名前が出てくるプリミ恥部さんが
書いている本です。
引き寄せの法則の
解説みたいなものですが、
人生自分にとって、「違うこと」をしないと
だんだん心地よい人生になっていきますよ。
人が言っているからといって、
他人が勧めているからといって、
自分にとって違うことをしてはいけませんよ。
違うこととはこういうことですよ。
ということを書いてあります。
図書館にもあります。
今日のエッセイに通じるところがあると思うので、
感じるところがある人は読んでみてください。


編集後記

お休み中、台湾に行こうとしていました。でも、宿を予約しても、不安でしょうがないし、予約する中、さっぱり日常の料理が作れないほど疲れているのが判りました。そこで、「休むために休んだんだから休もう!」と決意し、お正月から14日まで、旅行をキャンセルして、ひたすら寝て過ごしました。何にもしなかったけれど、とても充実したお休みでした。たまにはこういうのもいいんじゃないかなと思います。台湾は皆さんが初の海外旅行に行くのに、とってもいい場所なのでリサーチにそのうち行こうと思います。元気が戻ってくることを願います。

(初出:2020.1.18)



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#自分コミュニケーション #安全 #職場


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