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『仕事とお金以外の価値観』 てくてく通信+🎈 #55

こんにちは、英会話Oneのただともこです。読む瞑想マガジンへようこそ。
今月のテーマはこちら。
あなたの毎日の底に静かで気持ちのいい音楽が流れますように。


仕事とお金以外に

仙台は風が冷たいです。そして、雪の匂いがしてきています。でもここ二日、日中は暖かい日が続いていてほっとしています。初雪はもうすぐでしょうか。皆さんの住んでいるところはどうですか?

今日は、価値観の話。

Oneにいらっしゃる生徒さんは多彩な才能にあふれた方が多いです。特に、私生活が充実している人がたくさんいらっしゃいます。職場に自分のお金でお花を活けていたり、家族を最優先に暮らしていたり、お孫さんとデートの予定があったり、キックボクシングを習っていたり、富士山に登ったり、なんて素敵な生活だろうと思うことを皆さん話してくださいます。

昔の日本は、仕事の中にすべてを入れ込む生活をしていました。仕事の人間関係がすべてだった人がたくさんいます。でも時代は変わったし、効率化のおかげで時間も余ってきています。だから、できるなら私生活を充実させて暮らすことができるととっても素敵だなと思います。

私はしたいことを仕事にしてしまったので、なかなかこれがむつかしいです。何をやっても、仕事にしてしまう癖が抜けません。例えば、編み物をすると作品を売れないかなと思ってしまいます。でもこれは、もったいないなと思います。何もかもがお金に還元される仕組みは、大事なものを失っている感じがします。そして、仕事一色の生活は嫌です。だから、趣味も大事にします。そして、いつかはできれば、家族ができるといいなと思っています。

これは、ネガティブなことを書きますが、某自分ビジネスを推し進めている人のブログは、いつの間にか、何を書いても自分の商品の宣伝が入るようになってしまいました。言っていることは面白いのに、買わない人を攻撃したり、人それぞれペースがあるのに、もっと早く商品を使うように促したりしていて、読んでいて、心がカサカサします。書いてあることの中には、真の知恵も入っているので、もったいないなと思うのです。でもそして、無料ブログ界だから、こうやってお金を設ける方向に進むのだなということも推測できます。

もうひとつネガティブなことを書くと、私がオンラインでビジネスを学んでいる先生は、とても賢くいい人ですが、何もかもをお金と仕事に換算しようとします。彼が目指しているのは、お金で得られる豊かさではないとしているのに、投稿される記事はいつもお金関連のことや、自分の本の宣伝です。まだ得られることがあるからそこにいますが、心の中で、「仕事とお金だけが人生ではないよ!」と叫んでしまいます。関わった人が全員商品を買い続けないとその人に関われないように仕組みを作っているので、依存型商品になってしまっています。それは違うんじゃないの?と私は思います。もう学ぶことはだいぶ学んだので、静かに離れていくと思います。

今度は、ポジティブな観察。私は吉本ばななさんのよなよなというメールマガジンを購読しています。その中のコメント欄で、ばななさんが自分の本の話が出てきて、少しでも宣伝臭いことを誰かが言ってくれると、ばななさんは謝ります。宣伝になってごめんなさいね。と。自分が主催している、ばななさんの作品が好きな人が集まっている場所なのに。それはすごく謙虚な生き方だなと思います。その場が、作品を売るための宣伝の場になってしまわないよう、もともとあった場としての力を失わないよう、ばななさんは調整します。これは月200円です。この場を作るためにどれほどのことを積み上げてきただろう。しているだろうと考えると、奥が深すぎてめまいがしてきます。

アメリカでは、仕事のつながりでできたつながりを個人的なものにするために、週末にパーティーをしたり、平日の夕食に上司や同僚を招いたりして、仕事の関係を個人的な関係に書き換えていきます。それは仕事の延長の部分ももちろんありますが、個人的な時間、関係の中に彼らを招くことで、個人としての自分を知ってもらう機会を作ることでもあります。そうやって、仕事もプライベートもよくしていこうという努力があります。もちろん、仕事中毒の仕事だけの人もいます。日本よりより中毒性が強く出てそうなっている人も多いのではないかなと思います。

ノルウェーは平日でも仕事は4時ころに終わってしまいます。それから、家族や友達と過ごし、趣味の時間を3時間くらい持ちます。それが普通です。老後も私の知っている人たちはとても生き生きして過ごしています。仕事とお金に還元されないものをたくさん持っているからです。もちろん問題はないか?と言われたら、離婚率は高いし、アルコール依存症はたくさんいるし、大変です。でも、仕事とお金をちゃんとやっているから、プライベートも大事にしています。

このほか、タイでもインドでも、やっぱり家族をめぐった、プライベートの生活はとっても大事にされているようです。いいなと素直に思います。
みなさんが難なくやっている、プライベートを充実させる生活をすることは実はとても面倒なことです。仕事と違って、ルールや序列がないし、手に入るものは、お金ではなく、愛情や優しさやつながりや責任などのみえない財産だからです。誰かに評価されることも少ないです。それだったら、昇進したほうがずっとわかりやすいお祝いの席です。でも、そのめんどくさいことをとても楽しんでやっていらっしゃる方々が、好んで、Oneに来てくださいます。私はそれをとても誇りに思っています。そして、いつか私もその喜びを手にするんだと密かに胸の中で暖かく希望を包んでいます。

これは決して、お金の価値を低く見積もっているわけではありません。先のブログが宣伝ばかりになるのは、無料で読んでいるからでもあります。このメルマガも無料にしてしまったら、できないことがあります。お金をもらっているからこそ、責任をもって果たせる義務や仕事ももちろんあります。その両方を行ったり来たりしながら、バランスの良い生活をみんなで育んでいけるといいなと私は思います。みなさんの仕事とお金以外は何ですか?教室でぜひ話してください。


ちょっとしたおすすめ

ガーデンゴッコラ
お正月に、新店舗開店祝いに
ゴッコラ券を手にした人もいらっしゃると思います。
ゴッコラ券、今月はゴッコラが土曜日も開いているので、
使えますよ。
年末にお花を添えてください。
この間、ゴッコラさんの
下の投稿を読みました。

https://www.instagram.com/p/B53iyX8h64E/

初めてのお客様が3000円のお花を
欲しいと申し出られたそうです。
何の目的なのか、どうしてほしいのか、
聞き出そうとしたけれども、うまくいかず、
20分待ってもらって、お花を作ったそうです。
そしたら、その20分の間にお客様が戻ってこられて、
お話を始めて、「今日は私の誕生日なんです」
とおっしゃられたそうです。
その時、ゴッコラさんは、しまったと思ったそうです。
お誕生日なら、それが例え本人でも、
それにふさわしいお花をそろえることが私の仕事だ。
3000円のお花をそろえることではなく、
お誕生日にお花を贈りたいその人に合わせたお花を
創ることがゴッコラをやっているということの醍醐味なのだ
と思ったそうです。
いつも、ゴッコラさんでお花を頼むと、
どういうイメージでとか、何のためにとか聞かれて、
少し大変だなと思っていました。
でも、これを読んで、そうか!と思ったのです。
その大変さを豊かだと思える人が
行けるお店がこのお店だったのです。
なんとも面白いお話ではないですか。
月曜日から土曜日まで午後開いています。
配達もしてくれます。
ぜひ、一度行ってみてください。


編集後記

仕事場に来たら、ノルウェーからクリスマスカードが届いていました。Risaさん、ありがとうございます。年賀状を書き進めながら、来年の想像をしていました。今年は本当にプライベートで頑張った年でした。来年、それが生きてくるといいなと思いました。みなさんのおとしとりも豊かなものでありますように。ぜひ、年始年末一息ついてください。

(初出:2019.12.14)



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