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7.ファの指

といっても、足のファの指である。ピアノをならったことがある人にはおなじみの4の指、ファの指、薬指のこと。

足のファの指が全く動いていないことに気がついたのは、ルナサンダルをはき始めて3ヶ月頃のことだ。このサンダルは、走ることが何より好きなベアフットテッドという人が、メキシコの山奥で、子供達が古いタイヤと紐から作っていたサンダルを改良して作った。

使いこなせる人は、限られているのかもしれない。でも、とにかく面白い。まず、姿勢が良くなった。あきらかに、写真に写る、自分の姿勢がまっすぐだ。ちなみに私は側湾症とか、頚椎なんとか症とか、たくさん持っているので、なんとでも身体は曲がるはずなのだが、そんなことは関係なく、スッと立てるようになった。それはつまり、すっと座れるようにもなっている。

背も伸びた。若干だけど、去年より身体測定の記録が伸びたのです。

そして、歩き方がきれいになってきた。スニーカーを履いている時には気がつかなかった左足の癖が、一回怪我になって現れ、それを超えたら1ヶ月後には治っていた。走る人もよく言うが、身体の癖は自分が認識できたら治るというのは本当みたいだ。

足の裏は、手のひらと同じくらい神経が蜜だという。それは本当だということをこのサンダルを履いていると思う。しばらく、1日4kmくらい走っていたのだが、このサンダルにしてからは、歩くだけで足の裏がたくさん動くので充分に疲れるし、面白いので、ただただ歩いている。スキップしたり、走りたかったら走ったり。すごい情報量だ。砂が入ってくることもあるし、濡れることもある。でも、滅多に怪我はしない。不思議とただ、そういうものだなぁと思う。足の裏から入ってくる情報を信頼していると、怪我をしないということなのかもしれない。

ついでに、足の裏にあった、動きつつあったコリがだいぶ小さくなった。そして、ファの指とソの指が動いてないことに気がついた。なるほど!と思う。歩いているうちに、この指さえもまっすぐになっていくそうなので、あきらめず、ゆっくり変化を楽しもうと思う。足ってすごい!偉大なんだ!

人間ドックにかかるよりもこっちの方が全然健康だよと思ってしまうこのサンダルの名前は、ルナサンダル。最初は使い方を教えてもらったほうがいいです。仙台では、あしの豆といういろは横丁のお店の店主が丁寧にケアして売ってくれます。時々閉まっているので、あきらめずに行ってみてください。

ところで、ピアノをやっているときにも思いませんでしたか?ファの指って動きにくい!だからこそ面白いです。このディープな世界にようこそ!

*現在あしの豆さんではこの商品のお取り扱いはございません。


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