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#4〖 商店街の活性化 〗

IG-FARM インタビュー企画も4人目!インタビューの輪がつながり始めました。今回は第1回『佐野 理恵』さんに紹介していただいた、『義平 稔』さんです。


Q1. いま、どんなチャレンジしてますか?

どうすれば地域の人に喜んでもらえる商店街になれるのか。

商店街でふとん屋をやってるんですけど、今年からその商店街の会長になりまして、これからこの商店街をどうやって盛り上げていくか、だったりどこもそうなんですけど、商店街が廃れていくとか、買い物の機会が減っていく中で、どうすれば地域の人に喜んでもらえる商店街になれるのかということをテーマに、しばらく頑張っていきたいなと思っています。


Q2. どんな未来をつくるためのチャレンジ?

若い子たちが「この商店街でお店を出したい」「ここで商売してみたい」と思ってもらえるような商店街に

ほんとは、コロナでなければ、もっとイベントやったりとか人が集まるような何かをしていきたかったんですけど、今年予定していたのがだいぶ中止になっちゃったので、代わりと言っちゃなんなんですけど、集まらなくてもすむ何か、というのを今考えている最中、というのがひとつ。

で、それと、やっぱりどうしても商店街も高齢化していっていますので、どうすれば若い子たちが「この商店街でお店を出したい」「ここで商売してみたい」と思ってもらえるような商店街にできるか、どうPRするか、どう伝えていくかというのがひとつ。そのへんをもっと落とし込んでいきたいかなと思っています。



Q3.今の考え方のまま20歳に戻ったら、未来に向けて取り組みたいことは?

自分が何かトライ、挑戦していくとそれをきっかけに歯車が回っていく..(中略)..気力も体力もそのまま20歳になったらめちゃくちゃ動いてるやろな。

やっぱり、私が印象として持っている最近の若い子もそうなんですけど、どうしても、「これはしたらダメなんだろうか」「効率的なものがもっとあるんじゃないか」とか、そればっかり考えてしまってなかなか行動に移せなかったんです、自分が20歳の頃って。

で、知識だけが先行してしまってて、泥臭い動きがあんまりかっこよくないと感じたりだとか。今は動いたら始まるというか、自分が何かトライ、挑戦していくとそれをきっかけに歯車が回っていくということをたくさん経験してきたので、今の感覚のまま、気力も体力もそのまま20歳になったらめちゃくちゃ動いてるやろなと思いますね。もっともっと動いてたらよかったって(笑)。


Q4. あなたの知っている素敵な人は?

まだ本人の了解も取ってないのであれなんですけど、新家さん。私の行っていた大学院の同期やった人なんですけど、〇〇に勤めてたんですけど、今度は〇〇に移りたくて、希望出してたら移れたという、自分の目標をずっと明確に持って進んでいる素敵な女の人なんで、その人はすごく若い人にとっても刺激になるのかなと思っていますので、その人を紹介出来たらなと思っています。


Q5. 行動力を養うために、大学は必要でしたか?

いろんな人との出会いの中で刺激を受けたので、大学は必要だった。

そうですね、やっぱり私にとっては、必要だったと思います。いろんな考えを持ってる人と出会えましたので。中学や高校は地元でしかいなかった中で、大学は全国から、僕は京都やったんで京都や大阪の人多かったですけど、やっぱり全国からいろんな人が来ていたのでいろんな感覚があったのと、親御さんの話を聞いても、いろんな職業の人がいてたりとか。っていうのが自分の経験にはなりました。

就職してからも、どうしてもその業界で固まってしまうことが多いんですけど、それだと広がりが少ないので、冒頭にも話しましたけど、大学院に行ったのも、それだけじゃ自分の中の何かが動かない、活性化につながらないので、いろんな人との出会いの中で刺激を受けてより良くなっていきたいなと。大学はそれがありましたので、良かったなと思います。


Q6. いろんな人と関わるためにできる行動は?

何がいいですかね、今だったらやってらっしゃるかもわからないですけど、いろんなボランティアだとか。私らの時はあんまりそういう機会が無かったんですよね。ボランティアを積極的にするとか、なんか恥ずかしいくらいの時代だったので、まあそういうところで違う経験ができたらいいのかなと思うのと、やはり一人で外国にプラッと旅行に行ってみるとか、ひと月ふた月。目的も決めず。そんなんも何か得るものがあるのかなと思います。


Q7. 大学と大学院で学べることの違いはありましたか?

机上だけではない実践的な何かを見つけてもらえるんじゃないかなあと思う。

私らのころはまだ、大学に遊びに行っているという感覚の方が大きかったです(笑)。だからそういう意味ではいろんな経験はしましたけど、勉強したという記憶はあまりなくて。今の皆さんはすごく勉強されて、授業もちゃんと勉強しないと通らないテクニックだけじゃ通らないという感じだな(笑)と思うんですけど。

私のイメージなんですけど、大学院に行ったら研究の幅がもっとスペシフィックというか、ピンポイントになる勉強ができるのかなと。それはそれですごく面白いんじゃないかなと思います。私の行っていた大学院は社会人大学院と言って、実社会での経験をどう学問に合わせて活用するか、という場所だったんですね。

経済とか経営系だと、社会情勢とかそういうところと密接にかかわってくるのかな。実例に近いところにもいかないといけないのかなと。それに関わる人たちの思いを分かったうえで勉強していくと、机上だけではない実践的な何かを見つけてもらえるんじゃないかなあと思います。


Q8. 社会人大学院では、20代の人とのつながりはありましたか?

私らのところは、社会経験がそれなりにないと入れないていうところでしたので、若くて30歳くらいかな、大体40歳前後が多かったかなあと思います。なので、会社で言ったら中堅、そういう感じのニュアンスになってくるかなと思います。

社会人大学院で言ったらロースクールとかもそうですけどね。あの辺は司法試験に通るための専門学校ていうたら少し失礼かもしれないですけど、そういう感じのニュアンスになってくかなと思います。だから、20歳くらいの人との学校での付き合いはあんまりなかったですかね。


Q9. 学校で20代の人と関わりたいとは思っていましたか?

そうですね、若い人の話を聞くのはすごい楽しかったし刺激になりました。「ああ、こんなことおもてたんか」とかありましたし(笑)。おっちゃんらの時とは全然違うやんとかもありましたし(笑)。


Q10. 商店街の活性化について、人を巻き込むための課題や、チャレンジしたいと思っていることはありますか?

まず最初は自分が楽しもう!

人を巻き込むってすごく大変です。やっぱり段階があるので、まず最初は自分が楽しもうと。で、自分が楽しめるようなことをやりながら、次は商店街メンバーが、自分と近い目標を持っているメンバーなので、そのメンバーで楽しめるようなことをしようと。

そこまで楽しめれば、「なんかあいつらやってることおもろそうやん」っていう声が出てきたら、すごくいいのかなと。それやってると、「どっかで商売したいな」と思ってる人に火を付けれたら、「この商店街に店出してもいいやん」と思ってくれるかなと思っています。

そうなるとシャッターも減っていくし、新しい力も増えていくのかなと思っています。泥臭さが無かったら、それこそAmazonや楽天でかまへんってことですし。でもなかなか理想像でうまくいかない。けど目指さないといけないとは思っています。

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お忙しい中、ありがとうございました!

ここからは個人の感想です。

最近は昔のような商店街ってだいぶ減ってきていますが、お客さんとお店の距離が近かったり、お店同士のつながりもあったりして、どこかあったかい気持ちになれます。

昨今の情勢もありますが、孤食という言葉ができたり、未婚率が上がっている現在だからこそ商店街などで地域とのつながりが持てるような暮らしが増えたらいいなと思います。

今回は自分の興味の関係で、大学や大学院に関する質問が多かったので、ちょうどその世代の方にも、参考にしていただけたらと思います。

また直接お会いする機会がありましたら、他の事についてももっとお話を聞きたいです。

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義平稔さん (2020/6/25)


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