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吉良倫太郎の「令和のスマホ一揆」レポート

「令和のスマホ一揆」と題された、SNSでの情報発信について考える会が4/23(木)にオンラインで開催され、80名を超えるポケマル登録生産者の方にご参加いただきました。当社コミュニケーション戦略顧問の田端さんを講師に迎え、開催後大きな反響をいただいたこの会を、4月からインターンをしている吉良さんにレポートしてもらいました。

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はじめまして。インターンの吉良です。この春からポケマルでインターンをさせていただいているんですが、それと同時に農業専用のTwitterアカウントを作ってみました。

Twitterはたしか高校生くらいからやってるんですが、どうも気恥ずかしくて発信が苦手です。ただ、心機一転頑張ってみようと思い新アカウントではそれなりに投稿してました。だけど、やっぱり人目が気になってしまう。そんな日々を送っていたんですが、このイベントを偶然社員さんから教えていただいたので参加してみることにしました。

今回のセミナーは、Zoomというツールを使用し、ビデオ会議形式での開催となりました。パネリストはポケマルでコミュニケーション戦略顧問をしていただいている田端さん、ポケマル代表の高橋さん、ポケマル生産者パートナー統括の中山さんで、3名のみが画面上に表示され参加者の顔は表示されないので気楽に参加できました。また、セミナーと同時進行でチャットにコメントや質問ができるのも魅力でした。たまにパネリストのみなさんがコメントを拾ってくださり、双方向のやりとりが行われていたのもオンラインセミナーならではの利点かなと思いました。

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まずは、事前に生産者の皆さんに伺っていたSNS活用状況に関するアンケートを元にセミナーがスタート。最初のテーマは「生産者のみなさんがどのSNSを用いて発信しているか」についてだったんですが、そのアンケート結果を見るなり、田端さんから突っ込みが入りました。

耳に飛び込んできたのがこれらの言葉。

「Facebookで仲間内でいいねしあっていてもだめだ。ほんとに自分の商品を売りたいならTwitterという大海に飛び出さないと」

「発信内容の検討に時間がかかっちゃう?どーせフォロワー多くないでしょ。失うものなんてないんだから、どんどんツイートしていけばいい」

「発信が上手になってから人前に出ようとしていたら、一生出られないよ。発信しつづけながら改善していけばいい」

いやー、しびれました。ここからはパソコン画面にかぶりつくように見続けました。

さらに具体的なアドバイスもありました。実際の農家さんのツイートをスクリーンに映しながら(突如始まったこのコーナーにみなさんどきどき笑)、良い点、改善点などをフィードバックするコーナーです。

たとえば、良い例として取りあげられたのが「あつトマ@あつみちゃんトマト」さん(小川浩康さん、@atsumichantomat )。

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これが小川さんのTwitterプロフィール画像なのですが、
・ひと目で何をやっている人かわかる
・全体的に明るいイメージ
・お客さんの口にトマトを差し出しているような印象を与える

など、田端さんがいいと思うポイントを挙げていただきました。

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さらにカバー写真や自己紹介文にも言及があり、
・カバー写真からも一瞬でトマトの生産者だとわかる
・「おいしい」を届け「笑顔」をつくる。という、自己紹介の最初の一文だけでどんな想いを持っているかが伝わる

などすぐにでも実践できるような具体的なコツをたくさん教えていただきました。

途中からは小川さんご本人も急遽パネリストとして参戦。どのようにSNS発信を勉強してきたかということや、Twitterでの企画に込めた思いなど、惜しみなく質問に答えてくださいました。

たとえば、フォロワーに収穫時期を予想してもらい、正解者に抽選でトマトをプレゼントするという、今年の3月から実施している企画については、より多くの方にご自身の情報を発信するきっかけとなるだけでなく、トマトの成長にどのくらいの時間や手間がかかるかを楽しく消費者の方に知ってもらいたい、という意図が込められているそうです。

まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、百聞は一見に如かずですので、ポケマル登録生産者の皆様はぜひ次回5月12日(火)19:30〜21:00のセミナーに参加してみてください。

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僕はポケマルの描く世界が大好きです。

生産者と消費者との間にそびえる分厚い壁を壊し、生産者と消費者を直接つなげる。このビジョンに突き動かされて高橋さんに直訴し、無理を言ってインターンさせてもらうようになりました。

田端さんと並んで登壇した高橋さんは、こんな話をしていました。

「みなさんにこれだけは伝えたい。ポケマルは八百屋でも魚屋でもない。ポケマルが売るんじゃないんだ。皆さん自身の手で価値を発信し、ファンを獲得していくんだ。俺たちは農家を、漁師のみんなをスターにしたいんだ。」

このイベント終了後、ツイッターでは「#令和のスマホ一揆」というハッシュタグをつけたたくさんの発信があり、多くの生産者さんがプロフィール画像を変更したり、アカウント名を変更したりしていました。

令和のスマホ一揆。ひとり、またひとりと意識が変わり、行動に移していくことでいつの間のにか大きなうねりとなり、少しずつ社会が変わっていく。
まさにその火種が起きる瞬間に立ち会ったようで、そわそわした高揚感に包まれた木曜の夜となりました。

次回5/12(火)も、みなさんのご参加をお待ちしています!

ポケマルでは、今後も登録生産者さんに向けてSNSの情報発信力を高めるイベントや講座を実施していく予定になっています。下記のページから、ポケマルに登録のお申し込みをしていただけますので、ご興味のある方はぜひご覧ください!
https://producer.pocket-marche.com/

吉良倫太郎

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