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お蕎麦屋さんにて

今日のお昼は蕎麦を食べた。

丸◯製麺をお蕎麦屋さんにしたようなスタイルで、天ぷらやいなり寿司を取って、最後に蕎麦を注文してお会計となる。

客層はとてもバラエティ豊かだ。
現場仕事の男性、営業マン、老夫婦、ジムのトレーナー風の女性、アラ還のおばさん←私。

近くのテーブルに70歳くらいのご夫婦が座る。
トレーを一旦テーブルに置いた奥さんが、お茶を2つ持って戻ってきた。

「あーたは、お茶とか考えずに、すぐ自分だけ先に食べるんだね」と奥さん。
あはは、叱られたー。

ご主人は「ん」と言った程度で、変わらずかけそばをすする。
ま、かけそばは急がないといかんからってのはわかるけどね。

隣に座った若い女性は、蕎麦ではなく天丼らしい。
でも、小さめな丼が二つ見えたので、何だろうと気になる。

気づかれないように横目でチラリ。
分厚い豚の角煮が見えた。
角煮丼かぁ、美味しそうだ。
ほとんど「孤独のグルメ」の井之頭五郎になる。

でも私はもうざる蕎麦を食べ終えた。
蕎麦湯をいただくことにしよう。

袖壁のむこうから「ご馳走様でしたー!」という男性の声がする。
トレーの返却口から、お店の人に声をかけたらしい。

顔を上げると現場服の男性の後ろ姿が見えた。

それからも何人か「ごっさましたー」という声。

おじ(おにい)さん方の礼儀正しさに、お店の人じゃないのにちょっと嬉しくなる。

私はと言えば、返却口のむこうにお店の人がいたら声をかけるくらいだ。
でも今日は頑張って奥まで聞こえるように言ってみた。

たまに行く学食は、返却口が調理場から離れているので、置いたらすぐドアを出るかたちになる。
それでもわざわざカウンターを覗いて「ご馳走様でした」と言う人と、スーッと出ていく人と。

でも意外と声をかける人は多い。
さらに踏み込んで「美味しかった」と感想を言う人も。

いただきます🙏🏻
ごちそうさまでした🤗
これからも、どこでも、忘れず言うよ💓

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