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御手洗カンゲキ!

いえ、カンレキです。

いやだー!と言っても、今年で暦が一周することになります。

今日は地元の神社で、神事がありました。
還暦と厄年が、毎年2月1日に行なう行事です。
私のように、故郷を離れて暮らす者も参加します。


本来なら神事のあと餅投げをするのですが、密(激しいバトル)を避けるため、そちらは中止に。

経験者に聞くと、餅投げってすごーく楽しいそうなのです。
自分の投げたお餅を人々が拾うって、王様気分なのかな?

一生に一度のこと、やってみたかった気もします。


ところで一昨日、不思議な夢を見ました。
海外に出かける朝、私はパスポートをまだ受け取りに行ってないことに気づき、父と母が急いで何とかしようとしてくれている。
着替えの荷物も準備出来てなくて、母がこれを持って行きなさいと用意している。

そんなのダメだよ〜と不満を言いながら、心では有難いななんて思っていた。

今日の行事を思っていたからかもしれない。
餅投げがあれば、着物で行くはずだったから。

夢の中の私は、まだ二十歳くらい。
両親もまだ若くて、親子が一緒にいる夢なんて、何十年ぶりだろう。


今は誰もいなくなった実家に着く。
玄関の鍵を開け「ただいま〜」と言ってみる。
お仏壇のシキミと水を換え、手を合わせる。


「お父ちゃん、お母ちゃん、私もう還暦なんだよ」

父の「ほうか、もうそんなになるんか」

母の「はっやいねぇ」

そんな声が聞こえた気がしました。


久しぶりに同級生が集合し、故郷への思慕も満たされた一日。

父のルーツである本家と、母の在所、夫の両親に挨拶に行き、還暦の行事を無事終えました。

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