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名古屋の、静かな佇まい

名古屋市西区那古野のあたりが好きだ。

堀川があって、昭和な円頓寺商店街や菓子問屋があって、一番好きなのは四間道(しけみち)界隈。

ここは名古屋空襲で奇跡的に焼け残ったらしい。

名古屋駅から徒歩圏内なのに、静かで、最近は「キャ、素敵!」なお店も多い。

昨日は、そんな街でお芝居を見てきた。

定員30名弱の芝居小屋


『あの大鴉、さえも』

お芝居の世界は詳しくないのだけれど、岸田國士戯曲賞を受賞した面白いお芝居なのだ。

コロナ中に別のところで見て(演者3人がマスクというのも、この芝居に馴染んでいた)、今回で二度目。

「親方から依頼されたガラスを運ぶ」だけの話なんだけど、巨漢の強面、やたらうるさい男、この仕事を持ってきた男、個性的な3人の力関係とテンポよく繰り広げられる展開に引き込まれる。

重くて大きなガラスの板?は、見えない。
見えないのに見えている。
そして、それぞれの男たちの心の中も。

80分があっという間だった。

そして、ガラスの納品先が、
童謡歌手の三条はるみの家なのか、
それともポルノ女優の三条ルミの家なのか。

前回同様、不思議なお土産を持ち帰るお芝居だった。

古都を思わせるような町並み
民家と古民家と新しいお店が混雑する

そして、堀川沿いに桜通りまで歩き、仕事を終えた知人と待ち合せご飯を食べる。

金曜日、暑い、給料日?
どのお店も賑わっていて、満席で入れないお店を横目に、カウンターが空いてたおでんやさんへ。

おまかせ12種の一部
大根はすでに出ています
下呂の手作りこんにゃくは美味しい
飲んで、食べて
さ、帰ろか

何かと気がかりなことが続いているこのごろ、現実逃避なのか気分転換なのか、気分がリフレッシュされたから、よかったんだ。

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