見出し画像

サラメシ時間の使い方(会社で★深読み)

サラメシについて書いていたら、会社員時代の記憶が蘇ってきました。

普通の会社の昼食休憩は1時間です。
この時間をどう過ごすか?
稼働日で、昼休みは会社にいる時間の1/10ぐらいでしょうか。かなり貴重です。

現在はリモートワーク主体のサラリーマンも多く、
「サラメシタイムといったって、休みの日と変わらないよ」
という人もいるでしょうね。

ざっくり言って、1/3ほどは「趣味派」でしたね。
休み時間の開始と共に食堂にダッシュし、可能ならば10分以内(5分?)でサラメシを済ませ、それぞれの「フィールド」に散って行きます。
ある人は、囲碁・将棋。
ある人は、ゴルフ部のケージやフシギな球技。
ある人は社内外をランニングやウォーキング。
サラメシよりその後の活動を楽しみにしています。

1/3ほどは少し遅れて食堂に現れ、ずっと食堂でオトモダチとオハナシする、「オハナシ派」
やはり、女子社員どうしが多かった。
勤務時間に溜まったストレスを、仕事とはまったく関係のない話で癒す ── わかります。
パートタイマーの方々はパートどうしで集まっていました。そうした中、ポツン、とひとりで食べているオバサンがいて、ひとりでいるのが好きなのかな、とぼんやり思っていたら、実はかなりプライドの高い人で、他のパートさんから敬遠されていたことを後で知りました。

残り1/3ほどはランチタイム開始時の食堂の喧騒を嫌い、チャイムが鳴っても仕事を続け、配膳口の人波が一掃された頃に現れ、多くはソロメシで済ませる、という人たち。
けれど、こうした「ゆっくり派」は、
「すいません、Aランチは売り切れです!」
「冷やし中華はもうありません!」
という仕打ちに遭うことを覚悟せざるを得ず、
『社食が楽しみで会社に行ってる!』
という方はここには不向きです。
このタイプは管理職に多いようでした。

私ですか?
基本的に昼メシを楽しみにしていました。
だから、会議が長くなって好物が売り切れると、かなりの衝撃で、午後まで哀しみを引きずっていましたね。
そして、20分ぐらいで食事を済ませ、実験室に戻り、折り畳みパイプ椅子を4つ並べ、顔にハンカチを載せて、死体のように眠っていました。

一時期は、食後(上司のいない)実験室で、新聞社が募集していた懸賞論文を書いていたこともあります。

まあ、昼寝も含め、「趣味派」に分類されるのでしょう。

懸賞論文で賞金を取ったらこんな会社やめてやるぜ、とニヤニヤしながら書いていたら、上司が巡視に現れ、
「何やってるんだ?」
突然の声掛けにあわてたことがありました。
まあ、昼休みですから、何していようと問題ないですが。

この懸賞論文については、他で書きました:

年をとるにつれ、次第に「ゆっくり派」へと移行していきました。ソロメシの時に、たまたま持っていた論文を読みながら食べていたら、翌日、ある社員の個人ブログに、

今日、会社で論文を読みながら昼メシ食べている人がいた。消化に悪そう!

と書かれてた、と聞きました。
ブログという言葉さえ知られていなかった時代です。

今から振り返ると、貴重なサラメシ時間は、もっと多くの人とオハナシしたかったな、と思います。
当時は、ソロメシじゃない時でも、同じ部署とか、同期入社とか、限られた人としか話す機会が無かった。
日頃コミュニケーションがない人たちの中に割って入るのは勇気が要ります。

うーん。
食事しながら遊べる社食があるといいのかもしれませんね。
囲碁・将棋でもいいし、人生ゲームでもいいし。
社食のテーブルがモニター画面になっていて、各種対戦ゲームができると面白いかも!

この記事が参加している募集

#昼休みの過ごしかた

1,727件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?