川崎市離島にある扇島での猫1000匹問題について

犬猫の里親さん探しの掲示板サービスを行っているぽちとたま(@pochi_tama123)です。

先日、フライデーにて川崎市の人工島である【扇島】にて、猫が約1,000匹おり、問題になっているニュースがありました。

まだ見ていない方はこちらを御覧ください。

https://friday.kodansha.co.jp/article/211730

1,000匹という数字に驚愕しましたが、これは放置してはいけない問題だと考え、川崎市の担当部署へいくつか確認を取り、そこでお話した内容をお伝えしたいと思います。

弊社は、なにかを煽る記事や内容を確認した場合は、まず事実確認が大事だと考えております。某ホームセンターの話題も同様でした。今回はあくまでも事実確認を行政に行った旨の記事の内容となります。

動き出したのは1ヶ月前

川崎市としてこの問題に気づいたのは約1ヶ月ほど前だったそうです。

どういった経緯で知ったかは定かではありませんが、扇島は一般人が立ち入ることができない場所ということもあり、なかなか問題に気づくことができなかったのだと推察されます。

週刊誌の記事に掲載されていたように、元々は扇島にいる猫たちに餌やりを禁止していたことは事実ということでしたが、その事実を確認してからは、行政や関わる団体様の働きかけによって餌やりはOKとなりました。

ただ、餌やりの場所は20数カ所という限定されているということは事実で、この点は頭数によって改善していただきたい点ではあります。

一方で、記事にあがっていたような”1,000匹”というのは事実ではなく、もっと少ないと認識しているとのこと。

ただし、数百匹を超えてくると正確な数字は計れないものなので、どちらが正しいかどうかのファクトチェックは現実的に行えないのも事実です。

行政の取り組みについて

今現在、川崎市の行政の取り組みとして行っている内容をお伺いしました。

・扇島にいる猫たちの今後
・2023年に休炉となり無人になる情報について

特に気になっているのが、扇島には数多くの猫たちがいながらも、保護活動者様、団体様が立ち入ることができません。

その為、危惧されるのが今後更に増えていくのではないか?ということ。

猫たちが更に増えていくことによって、ますますご飯の供給量が少なくなる可能性が高まる上に、管理も手に負えなくなります。

そこで川崎市は、川崎市の獣医師会に依頼を行い、不妊手術を開始したとのことでした。

どのくらいの期間で、どのくらいの頭数を行っているのか?の質問に対しては、回答を得ることができませんでした。

問題意識を持って獣医師会に依頼を進めたことは良いことだと思っています。

今後は、地域猫として見守っていくという流れだそうです。(※果たしてその数を地域猫として何年も続けていくことが実現可能かどうかは今はわかりません)

もう1つの懸念点として、記事に上がっていた【2023年以降は休炉になり扇島はに人がいなくなる】とのことでしたが、実際には半分の休炉であり、人は残り続けるとのこと。

本来であれば、そこにある企業様はいくら企業の敷地だからと言って、猫たちに餌やり等を行う義務はありません。

そこには人件費を支払っているわけで、本音は業務に集中して利益を上げるためだからです。

それでも、保護団体様等の助言によって改善されてきたことは、前向きに捉えても良いのかなと考えています。

まだまだ不足しているという事が伺える為、更なる改善は求めていきたいと思っておりますし、可能なら関係者として立ち入り、餌やりの許可を頂きたい限りです。

一方で、もし2023年以降は半分になった場合、餌やりを行ってくれていた従業員や関係者がいなくなればどうなるかという危惧はあるので、そこは注視していかなければいけません。

そもそも、これだけの数の猫がいるということを発信してくれた方がいたことに感謝します。

こういった方がいなければ、きっと誰もこの猫たちの事は誰も知ることがないまま終わっていたでしょう。

もし可能なら少しずつでも島外へ出したい

長年外で暮らしていた猫たちは人馴れしていません。

いくらご飯を与えていたとしても、人に慣れるまでには多くの時間を要します。

その為、もし保護団体様が直接保護しに行く事が可能になった場合でも、まずは人馴れしている子、人馴れしそうな子、子猫たちが優先的になってくるのかなと思います。

1,000匹という数字は置いておいても、これだけの数を一気に保護⇒治療(ワクチン等)⇒譲渡を行うのは現実的にかなりハードルが高いわけです。

そのため、川崎市にこう質問をいたしました。

ーーーー弊社

人馴れしている猫や子猫の保護はできないのか?

現在可能なのは、中に入れる関係者だけが外へ連れて行くことだけなのか?

ーーーー川崎市

現在は保護団体様などが直接保護しに行くことはできません。

中に入れる方が外に連れ出すということのみです。

ーーーーここまでーーーー

このような回答でした。

この問題で動かれている幸 アニマルサポート様のブログを読ませていただく限り、少しずつですが島内の猫の保護はできているようです。

多頭飼育崩壊とは違った形ですが、たった1つの人工島にこれだけの数の猫たちが存在していることは驚きを隠せません。

私達でできる事は進んで行っていきたいと思っておりますが、【幸 アニマルサポート】様等が現在動かれており、里親募集先も探されております。

幸 アニマルサポート様ブログ» ☆JFE扇島より『チビコちゃん』の兄弟『チビ太君』保護しました。

また、Amazon欲しい物リストや寄付金先なども公開されている為、猫たちをどうにかしたい、と思われている方はぜひご協力していただければ少しでも良い方向に進むのではと思っております。

弊社とは面識も関係も全くございませんが、この問題にいち早く取り組みされている事に感謝いたします。

宜しければご支援の輪が広がればと願っております。

また、コチラの問題について進展がありましたら追記して参ります。

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運営:一般社団法人 和
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