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長編シリーズ宣伝用ポスターを作成しました!

サークル配置場所が発表されました!みちくさ文庫はK-28になります~。
開催日時:2023/5/21(日)12:00〜17:00
会場:東京流通センター(東京都)第一展示場・第二展示場Fホール
★入場無料
サークル名:みちくさ文庫
サークル配置場所:第一展示場 | K-28
Webカタログ:https://c.bunfree.net/c/tokyo36/h1/K/28

今回は史上最多のサークル数らしく、会場建物が2棟に分かれています。
あと見本誌コーナーも再開されるそうですよ。
お見逃しなきよう、ご注意くださいませ~(´∀`)


さて、本題です。
「サークルスペースに飾るポスターの作成」タスクの2枚の内の1枚、1枚絵+キャッチコピーのポスターが完成しました~(´∀`)
こちらは『千里の道』シリーズを紹介するポスターになります。
うちのサークルの売りになるシリーズなので、その宣伝用ですね。

このポスター作ってる最中に家族に出来栄えを確認してもらったんですが、数年前よりだいぶ絵が上達したね、と言われて嬉しかったです(´ω`*)
お絵描きを主にやってたのは大体中学生辺りまでで、その後はぱらぱらと描いては「下手になってるなぁ~」と思ってすぐにやめてを繰り返してました。

アップルの店頭でiPadを触って感動し、久しぶりにお絵描き熱が再燃。その後は本の表紙と挿絵を描くために上手くなりたくて練習してきました。
やっぱり明確に上達したい目的があるとやる気も出るし、課題が明確になるので知識が付きやすいんでしょうね。
絵柄の確立とかはまだまだ課題がありますが、資料さえ十分に集められたらとりあえず自分の求める水準はクリアできる絵が描けるようになったと感じています。

あとイラスト1枚描くにも、完成形がはっきりしてから描く事が多くなりました。
昔は、「なんかかっこいい人が描きたいなぁ~(´-`)」くらいの気持ちで描き始め、あれもこれもと描き足す間に収拾がつかなくなり、まぁこの辺で完成でいいかで描きやめるという描き方をしてました。

でも今は、ラフ→色ラフ→下書き→シルエット確認→線画→色塗り→調整+加工、みたいな感じで作業を細分化し、線画までの作業でがっつりとイメージを固めてから描くように。
こちらの方が後々満足できる絵が完成できるな、という事に気付きました。


今回のポスターってどうやって作ったの?って方に、私が作成までにやった手順を一例としてご紹介します。

まずキャッチコピーを考えました。
ポスターに入れるテキスト部分ですね。ここを先に考えた方が、イラストのテイストはどういったものが合うかイメージしやすいのでいいと思います。

まだあらすじの書き方やキャッチコピーの考え方は試行錯誤しているところではありますが、その話のキーになったりジャンルが分かる単語を入れるのは必要なんじゃないかなと思ってます。
ファンタジー物なら「魔法」「竜」とか、あとはターゲット層が分かるように「女子高生」など主人公の情報を入れてもいいかなと思いました。
もっと分かりやすくするなら太字で「人外×女子高生の成長ファンタジー」とか書いても分かりやすいかもですね。(これだとカップリング物に見えるか?)
こういう表記はちょっと雰囲気合わないかなぁと思って今回は入れませんでしたが、作品傾向によっては一文で紹介できるのでいいかもしれません。

人と竜の姿を持った異質な生き物、賢竜。
強大な魔力を操り、長命で、生殖機能を持たない。
賢竜に親はおらず、今生きている生物の殻を破って生まれてくる。

今、一人の女子高生が竜に生まれ変わろうとしていた。

これは、自分の生き様を探す少女の物語。
                   『千里の道』シリーズ

考えたキャッチコピーです。

その後はイラストの構図案+配色イメージを4案ほど考えました。イメージ案は何通りか考えた方が良いと思います。
良いイメージだと思ってたけど実際文字を入れてみたら何か合わない…とかあると思うので、比較検討できるように何案か出しておくのは有効です。

私は4案の中から2案に絞り、最後はTwitterでどちらが良いかアンケート取りました。
結果は、自分が描こうと思ってた方と逆の方に大差で票が入ったので自分のセンスはあてにならないなと実感しました。笑
イベント会場広いですからね。色味があった方がやはり強いという事なんでしょう。
(↓実際に出したラフ案アンケート)

他2案も考えてたんですが、描く時の自分を想像してテンションが上がらなかったのでボツにしました。

案出しはひたすらネットサーフィンで画像漁りして出しました。
日々Pintarestで気に入った絵や写真をフォルダ毎にまとめて蒐集してるので、それを組み合わせてラフ案を考えてます。
作ってるフォルダでいうと、構図、ポーズ、配色パターン、ファッションアイデア、人体スケッチ、動物スケッチ、あとは小物類などでそれぞれ集めています。
こういう案出しが出来ないという方はインプット量が不足しているのだと思ってます。
なんでアウトプットしたいならまずはインプット。
人の作品を見るのは大事です。

どの構図でいくか決まったら、あとは描くだけ!
…と思いましたか?まだ早いですよ。
次はひたすら資料探しです。
その絵を描きあげるのに必要な資料をまたまた探しまわります。
普段描くような軽めの絵の場合はそんなにたくさん資料探しはしませんが、こういう力入れたい絵を描く時はむっちゃ探します。

配色パターン、背景、小物アイテム、ファッションアイデア、人体スケッチあたりが最低限必要な資料でしょうか。
人体スケッチも描きたいポーズとまったく同じポーズしてる画像があるなんてまれなので、腕とか足とか、部位毎に必要なだけ資料を集めます。
(この辺がもう知識として持ってたらいらないんですが、存外見ないと分からないものは多いです)
あとはスカートが翻ってたり雲がいい感じに見えるにはどうすればいいかな?とか分かんなくなると、追加で同じ部位ばかり画像を探したりします。

画像探しにはPintarestが便利ですよ。
https://www.pinterest.jp/

そうして資料が集まったら、ようやく描き始めです!
アンケ取る段階で色ラフと構図は決めてたので、まずは人物から描いていきます。
人体スケッチを参考に素体を描きます。  

この時は指先や足先とか細部はあまり気にせず、全体的な印象とか流れ、あとは重心がしっくりくるかどうか辺りを気にしながら描きます。
素体が描けたら髪の毛と服を追加。
内側をグレーで塗ってシルエットを確認します。(案外色を塗ると形が崩れてると気付く事が多いです)
この段階では線の綺麗さは一切気にしないですが、出来るだけ違和感を感じる部分を取り除いておくと線画に移った時に楽が出来ます。

納得いくところまで詰められたら次は線画。
形自体はこの前段階で詰められてるのでなぞるだけなので、この段階では気持ち良い線が引ける事を意識します。

結構線の太さが変わるだけで印象って変わります。
私は気持ち良い線が引かれてる絵を見るのが好きなので、自分の絵も一律の太さにならないよう最近は意識しています。
ストロークが長い部分は一発書きで綺麗な線が引けると気持ち良い。
微々たる差なんですが、でも短めのストロークで重ねて描いてる絵と見比べて気持ち良いと思う絵は前者なので納得いくまで描き直します。
まぁ、ここもまだ練習中で、今後の課題です…(太い線を描くのが苦手…)

次は色塗り。配色については最初に決まってるので大きく迷う事はありません。
あまり画面を拡大せず、全体として見やすいかを意識して描くのがコツでしょうか。
あと視線誘導を意識してライティングが出来てるか、は気にして描きます。
これも何度も画面を縮小して全体を見て、どこか予期してないところが目立ってないか見てますね。

最後は調整と加工。
線画を影やハイライトを意識して色トレースしたり、質感をプラスするために服に加工したり、他気になるところはちょこちょこ手を入れたりします。
ここにどれだけ時間をかけるかで絵の完成度が変わるんだな…と最近思うようになりました。
やってる事としては一番地味で全体的な印象への貢献度はあまり高くないんですが、やるのとやってないのでは描いてる側の満足度に大きな差が出ます。(見てる側としては分からないけど)

そんなこんなでイラストが出来たら、あとは考えたテキストを入れていきます。
デザインの本に「余白が大事」って書いてあったので、あまり字間を詰めすぎず、また考えたキーワードの単語が目立つように文字サイズを変えたりしました。
文字が見えにくくないようにテキストエリア辺りだけ若干背景を暗くしたら、完成です!(色塗り途中の画像保存を忘れました…)

ラフ案考えてから完成までで、かかった日数はおおよそ7~8日くらいでしょうか?(途中、旅行に行ってた日数を除いて)
結構時間かかる作業だと思うので、早め早めに行動しといた方がいいかと思います。
作業は手動かすだけなのでそんな苦でもないんですが、案出しするところが一番面倒なところかと思います…。


お次は既刊リスト紹介のポスターを作っていきますよ!
頑張っていきますよー\\٩( ‘ω’ )و ///オー

文フリまで、あと29日。

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BOOTH通販やってます。
本編はWeb公開版から加筆修正を行っているものですが、2章以降は2023年5月21日で非公開にする予定です。(カクヨムへのリンクはこちら)
文章も挿絵も時間をかけて丁寧に作成していますので、ぜひ覗きにきてください(´ω`*)
(通販ページへ)

本を購入いただいた方にはノベルティを封入しています。
しおり(2種の内1枚)とシール(4種の内どれか1種)です。
ノベルティはなくなり次第、終了となります。

しおりとシールのサンプルは以下。

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