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BTCドミナンスから仮想通貨の動向を考える(8/22 CFS放送分)

2017年末~2018年5月までの前回バブルの動向を、BTCドミナンスを用いて振り返り、それを現在2021年の相場に当てはめて価格動向の考察をしてみました。

この内容は、8/22のCFSでの放送でお話しした内容をまとめたものです。毎週日曜に配信しており、視聴するためのリンクはこちらです。

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チャートは以下の色分けで表示をしていきます。チャートの右側の価格表示はBTCドミナンスとBTC価格のみ表示しています。

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1.2017年末~2018年5月初旬までの動き

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【2017年4月~9月まで】
2017年4月まではBTCドミナンスはかなり高く、90%以上を推移していました。
4月以降はBTCドミナンスが下落をはじめ、その間に上下の動きはあったものの2017年9月いっぱいまでは大きく下落をし、50%程度までドミナンスは落ちました。しかしこの間もBTC価格は上昇をしており、BTC価格上昇しながらドミナンスは下げているということから、仮想通貨全体が成長している時期と考えています。

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【2017年10月~12月初旬まで】
この期間はBTCドミナンスの上昇が2度見受けられます。BTC価格上昇中にドミナンスが上昇しているということから、単純にBTCへ資金が集中した時期が2度あったと考えられ、実際にこの時にそれぞれ高値を打つ格好となっています。
そして2度目のBTCドミナンス上昇時にBTCは20,000ドルという最高値を打つことになります。

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【2017年12月初旬~2018年1月初旬まで】
BTCが最高値を打った後にBTCドミナンスは急落をします。そして約37日後にBTCドミナンスの底打ちとほぼ同時にETHが最高値を記録します。この時に他の多くのアルトコインも高値を打ち、ETHと同様に多くのアルトコインへ資金が集中した時期と考えられます。

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【2018年1月初旬~3月末まで】
その後BTCドミナンスは上昇し3月末に一旦の高値を迎えます。この時はBTC価格は下がり続けたことから、他のアルトコインからの資金流出が顕著であったことが分かります。そしてETH最高値から約76日後にBTCドミナンスの反転とほぼ同時にBTC価格も反転を始めました。

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【2018年3月末~5月初旬まで】
この間BTCドミナンスは再度下落をします。そして前回安値を超えないくらいで5月の初旬に2番底をつけます。BTC価格反転から約37日後、この時にEOSが最高値を記録します。EOSにこの時好ファンダがあったようで、そのための期待上げをしていたようです。この時BTCは最高値から30%以上離れた位置にあり、その後は全ての通貨が再度下落に向かう展開となり、前回バブルは終わりました。

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2.2021年1月~現在までの動き

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【2021年1月~4月まで】
2021年の1月まではBTCドミナンスは上昇傾向にありBTCへの資金集中がみられました。1月以降、本格的な価格上昇が始まりますが、BTCドミナンスは下落し横ばいの動きをしていました。これは前回バブルから投資家が学び、BTC価格上昇を見て早めにアルトへ資金を入れていたことが考えられます。
これによりBTCドミナンスが下落しながら、BTCは最高値を付ける格好となりました。
したがって仮想通貨市場が成長期にある時に明確なBTCへの資金流入がないまま最高値を迎え、そのため今回の最高値はチャートが円を描くように高値で弱い動きを見せたと考えられます。

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【2021年4月~5月中旬まで】
その後もBTCドミナンスは下げ続けアルトコインが成長している傾向は続きます。そして5月の中旬にようやく底を打ちます。BTCが最高値を打った約36日後に、BTCドミナンスの底打ちとほぼ同時にETHが最高値を付ける動きとなりました。

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【2021年5月中旬~7月下旬まで】
その後BTCドミナンスは若干の上昇をします。この時にBTC価格は下がっていたことからアルトコインの資金流出が顕著であったことが分かります。そしてETHの最高値から約72日後にBTCドミナンスが再度安値に向かうと同時にBTCやその他通貨も再度高値を目指し始めます。

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【2021年7月下旬~現在まで】
ドミナンス下落しながらもBTC価格上昇をしている現在、ADAやSOLが最高値を打ち始めています。これらには好ファンダがあるようで、それらによる期待上げが考えられます。
そしてBTC価格は最高値から約20%程度離れた位置にいます。

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3.まとめ

BTCドミナンスを用いて、2017年のBTC最高値からの動きと比べると現在もかなり似たような状況にあると思います。前回の通りで行けば、7月下旬から約37日後の9月の上旬に好ファンダのあるアルトが最高値を迎えて、今回の上昇相場が終了となる可能性もあります。

しかし、前回と明確に違う点は

BTCの最高値からの距離が今回は前回に比べて比較的近いこと。(前回は約30%下落、今回は約20%下落)
②前回は最高値を取るまでにBTCドミナンスは大きく2回下落しているのに対し、今回は1回しか下落をしていないこと

これらの点が前回と異なる点です。
したがって、上記の最高値を取るまでの大きなサイクルが、今年中にもう一度起きる可能性もまだないわけではないので、あくまでも参考程度にしていただけたらと思います。


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