でれでれ

図を用いた戦術分析は面倒だし時間がないのでしませんが、Twitterでつぶやくには長い…

でれでれ

図を用いた戦術分析は面倒だし時間がないのでしませんが、Twitterでつぶやくには長い、主にスパーズのことについて気まぐれで書いていければなと。

最近の記事

「サイクル」から考えるボーリーによる「成功」へのアプローチ

はじめに ロシアによるウクライナ侵攻を機に、トッド・ボーリーを中心とした合同投資家グループであるクリアレイク・キャピタル・グループにより、プロスポーツチームの買収額としては歴代最高の£4250m(当時約6843億円)でチェルシーが買収されたことは記憶に新しい。そして買収以降、2回の移籍市場での大型補強、クラブのフロント再編、短期契約でのオールブラックスのメンタルスキルコーチ招聘などに見られる競技の垣根を超えたチーム力向上へのアプローチなど、チェルシーという大型クラブを使ったボ

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      シティのビルドアップに対するスパーズの守り方基本的な構造 基本配置は4231ながら、シティはリコルイス中盤配置の3-2ビルド、それに対するスパーズは、ボランチ2枚がリコルイスとロドリ、3トップがアケアカンジストーンズという完全に噛み合った形でのプレス。 シティの狙いとしてはそこにエデルソンを組み込み+1の数的有利での前進、そして浮いたポジションにいるギュンドアン、アルバレスを経由しての擬似カウンター。 結果としてこれに対するスパーズの守り方は上手くいっていた。 噛み合ってい

      • 「Painful Rebuild」

        長くなってしまったので、時間がない人は3章だけでも。急ぎで書いたので相変わらずグダグダした文章ですが是非。 序章 「Rebuild」1節「Rebuild」とは  「Rebuild」。直訳すると「再構築」。サッカー界では、スカッドのサイクルとチームの不振が重なった時に、チームの大規模な刷新を意味する言葉として浸透している単語である。  スパーズ関連の話題においては、ポチェティーノ最終年となる19-20シーズン直前の夏の移籍市場に関する、「Now it’s about cre

        • コンテによる「若手」の起用について

          はじめに 前節はクリスタルパレス相手に快勝したものの、ここ最近シーズン半ばにして既に「苦境」とも言える状況が続くスパーズ。それと共に「若手起用」に関する話題をサポーターの間でよく見かけるようになった。苦境の原因が何層にも積み重なっている今、その内の1層としてピックアップされている部分である。  若手は使わなければ育たない。出場機会が少なければ試合勘が鈍りパフォーマンスが悪くなる。これらは至極真っ当な意見である。だがこれらに続けて「コンテの下では若手が育たない」、「もっと若手

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