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【中国】陳情令聖地巡礼~横店に行く

陳情令にどハマりして以来、ずっと憧れていた場所、横店に行くことを決めた。

陳情令のロケ地は横店内の複数エリアに分かれている。エリア間の移動手段は基本的に車だということを中国の友人から教えてもらった。

そんな広い敷地内で、すでに撮影から何年も経っており 撮影当時とは確実に見た目が変わっているロケ地を見つけられるのか、ドキドキする。

さらに、私が一番行きたい云深不知处は横店ではなく、横店から車に乗って1時間かかる山の上にある・・・!果たして、たどり着けるのか。(そして戻って来れるのか)

小红书(RED)で聖地巡礼に行った人の投稿を見ていても、投稿の時期によって情報が違っていたりするので、行ってみないと本当に分からない。

ロケ地を回るのに必要な時間も、ロケ地の今の状態も把握できていないまま・・・😌

冒険の旅に出る気持ちだ。


翌日の朝からフル活動するために、夕方に横店入りすることにした。まずは上海から义乌に高铁(新幹線)で向かい、次に义乌から横店に車で行くというルートだ。

ソワソワして出発時刻の2時間前には駅に着いてしまった!いくらなんでも早すぎる。

地下鉄から高铁の乗り場に移動中、一瞬迷子になっていたら老板洗碗机の王一博さんに遭遇した。迷子になってよかった

身分証チェックと荷物検査を終えて、高铁の改札内へ。中国の四字熟語、人山人海を思い浮かべずにはいられない混雑具合だ。

中国でプロテインドリンクはスーパーやコンビニには無く、通販でしか買えないので、旅先でのタンパク質補給のため通販で購入したドリンクを鞄に数本入れてきた(重い!)が、タンパク質ガチ勢なのでSUBWAYでチキンをいただいた。

そしてしばらくビジネスクラスのラウンジで休憩。航空会社のラウンジのような感じだ。
ソファでスマホを充電していると、横から関西弁が聞こえてきた。なんだかとても癒された。

ラウンジのカウンターでチェックイン手続きを終え、番号札をもらった。乗車時間が近づくとスタッフが呼びに来てくれる。

いざ出発!!!!!

义乌までは片道1時間40分。のぞみで東京〜名古屋間を移動するのとほぼ同じ所要時間である。陳情令本編を観たりサントラを聴いたりして過ごした。

义乌に着いたら、そこからさらに車で1時間かけて横店に行くというミッションがあるのに、曲を聴いていると早くも涙が出てきた・・・

18時半すぎに义乌に到着!!!

マッハでタクシー乗り場に向かう。なんとしても21時までには横店にたどり着かなければならない。なぜなら、、、どうしても晩御飯を食べに行きたいお店が21時半にクローズするから、、、!!!


20時到着!
間に合った!!!!!

そして泣いた。

こんなん泣くわ。

しばらくお店の前で動けなくなった。

「横店」「好演員専用」という文字を見て、本当にここまで来たんだという実感が湧いてきた。

席に着いてすぐ、ランチョンマットとティッシュが運ばれてきた。旅先での思い出の品を捨てられないオタクなので速攻で鞄にしまった。

さて、お店の前の肖战さん王一博さんの写真を拝めたことは万々歳だが、ここに来た目的はもう一つある。

それは肖战さんが飲んでいた、むくみが取れる小豆入りドリンク!!!

早速注文しようと、注文用アプリを立ち上げると・・・なんと売り切れていた。何度もアプリの画面を更新したが当然売り切れなのは変わらなかった。いつ来ても買えるものと思っていたのでショックを受けた。

明日、一番乗りで買ってやるからな・・・
そう決意して晩御飯を頼んだ。

晩御飯を食べているうちに、ふと恐ろしい考えが頭に浮かんだ。

「あれ友達から送られてきたお店の写真と雰囲気が違うような・・・」

昨年の冬に横店に行ったという友人は、壁に貼られているのではなく テーブルに並べられた肖战さん王一博さんの写真を直接手に取っていたのだった。

周囲を見渡しても、写真が置かれているテーブルなど見当たらない。

もしかして私店舗間違えた??? 
 
晩御飯をガッツリ食べている時に気が付くなんて。もし本当に間違えたのなら痛すぎるミスだ。慌ててお店の写真を撮って友人に連絡すると、「ここじゃない」と返信があった。

あれだけ感極まって、来て早々ゴールにたどり着いたような気持ちにすらなっていたのに、私は店舗を間違えていたのだ。終わったーーー

しかし、マップで調べてもこの店舗しか出てこない。食べ終わってから他の店舗にダッシュすることも視野に入れつつ、まずは店員さんに話を聞いてみることにした。

女性の店員さん「古い店舗がここに移転したよ!」

そう聞いた瞬間、身体の力が抜けた。

よかった!!
食後にハシゴすることにならなくて!!!

ホッとして席に戻ろうとすると、男性の店員さんが大量の小豆入りドリンクを準備しているのが見えた。デリバリーの注文が殺到していたのか。それは20時過ぎに着いた私が買えないのも無理はない・・・。

今日買うことはできないが、「これ今日は売り切れなんですよね、明日早めに来ます😎」と先程の店員さんに意気込みだけは伝えておいた。

すると、ドリンクを準備していた男性の店員さんが突然「買う?今作ったやつ」と話しかけてきた。

その手に持っているのは例のドリンク・・・!!!?!!??!!!!!

ジョークかと思ったが本当に売ってくれるというので、その場でお店のQRコードを読み込んで購入した。

アプリでは売り切れだったのに、店員さんと話したら買えるイベントが発生するなんて、RPGのよう・・・。

何度もお礼を伝えると、彼は「高評価くれよな!!!」と笑顔で返してくれた。
おやすい御用や!!!

😭🙏✨✨✨✨

こうして、念願のドリンクを飲むことができた。

デカい!!!そして小豆の量が多い!!!笑


飲み終わらなかった小豆入りドリンクをテイクアウトして、21時過ぎにホテルにチェックインした。

部屋に入ると横店仕様のミネラルウォーターが置いてあり、一人で大いに盛り上がった。裏面を見ると、超定番ブランドの农夫山泉だった!持ち帰りたい思い出の品(ラベル・・・)が一つ増えた。

ホテルは選択肢が沢山あってどこにしようか悩んでいたのだが「肖肖が前に泊まったところでいいんじゃない??」という上海の友人からのWeChatメッセージにより決定した。

今思えば、それはドラマの撮影に便利だったのであって私の行きたい場所に近いとは限らないのに、、ホテルからロケ地への距離を全く調べずに予約した当時の私の頭の中には、肖肖というワードしか存在していなかった。

が、ホテルの部屋で翌日行きたいエリア2箇所をマップで調べると、どちらも車で5〜10分、徒歩15〜20分で行けるとのことだった。ヤッター!!

徒歩で各エリアに向かうことを想定して、朝起きる時間を決めたところで、飲んでも飲んでも減らない私のお米一食分よりも量が多い小豆を必死にストローで吸っていると、突然誰かが部屋をノックした。

もう22時になろうとしている。外は真っ暗で、ホテルの窓の外から見える木々がなかなかにホラーな雰囲気を作り出していた頃だったので、完全に固まった。

放置しても鳴り続けるノック音。
覚悟を決めてドアを開けた。。。

ホテリエさん「フルーツです」

フルーツ・・・?!
他の部屋の・・・ルームサービス・・・???

「頼んでないわ???」

頭の中がハテナでいっぱいになり、広東語ではないものの无名の周迅さんの台詞を口走る私

ホテリエさん「いいえ、プレゼントですよ」

プレゼント!!!

もし他の宿泊客からならリアル无名が展開されるところだが(それは怖い)、ホテルからの心温まるプレゼントだった。

最初から部屋に置いてくれているパターンはよくあるけど、部屋に入ってから届けに来てくれるパターンは初めて経験した。ビタミンとリコピンを届けてくれてありがとうーーー

翌朝からの聖地巡礼に備えて、寝る!!!

つづく😌

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