Stand-Up翻訳 Rachel Anne Sennott stand up at union hall


〔自身の恋愛パターンを突き放して分析するレイチェル。彼女の新たなボーイフレンド像とは。〕

この間電車のなかで泣いちゃったんだけど。ええまぁ、私も、自分じゃない子が同じとこで同じように泣いてたらかなりウザく思うけど。自分がそういう子になってみたら、思ってたより特別な感じはしなくて。"ホットな可哀想"を演出していけないもんかな、ステレオタイプを試してみよう、って。車内を歩き出してくと、そこにはもうひとり、泣いている女性が居て。「うわぁ、女してるぜ」って感じで。彼女たちは、(ふたりして)すごく強いの。だけど、感情として「どんなものも、世界の重みだってもう知らない、なにが世界だ!」って心地になっていて。この泣いているふたりの女(の振る舞い)を変えようとするなら・・投票に行くべき?
ちょっと奇怪な感じもあって。だって私たち各々で失恋中で、一種「季節と逆行してる」わけでしょ。「ホットな女の子の夏なんてなかった!」とか云ってるやつ。パートナーのことで泣き続けてるの、(乗客の)みんながハロウィン・カボチャの破片にその関係性をみてるあいだ。クリスマスがきたら私目を覚まして、「やったんぞ」って感じの色気(角)を出して登場するけど。
オーケイ、親戚のみんな、私親戚から搾取してるのよ、私の(元彼との)関係性になにがあったのか。私たちが付き合ってた二年間のこと。
はじめの一年。「素晴らしい例外が訪れたの」って感じで。(付き合う前)「私は今恋愛とかいらない、今はどんなことにも真剣に合わせらんないわ」ってことを、言葉にしてたし暗に示してたし態度にもはっきり出して、彼のフィーリングに対してもコミュニケ―ティブだったのね、ふふ、とても操作的に。彼のほうもこの機械仕掛けの規律にしたがってたし、私ははっきり「男と付き合う楽しみなんていらない」って風でいるべきだった。(そうして)彼らは高揚に向かっていってたのね。
でも、その意味で失望せずにいられる手の男じゃなかったわけだけど。(観客笑い続く)ええ、そうよ、あの男のことをいいたいの。結局彼にコミットして、私はあらゆる関係性はひとつの物語っていうようなのが気に入って。
それで、私たちの物語は耳にしたり聴かなかったりしたようなやつ。喧嘩して、悪態ついて、一緒にいてくれってセックスの間に懇願されて、そのうち彼はそんな態度じゃなくなるのに、私はなんか泣き出して、オーケイ、続けましょうみたいな。
つまり、私から若い女の子たちへのメッセージは、もしあなたが酷使(虐待)されてるなら捨てたほうがいい、ってことね。
一年そんな感じが続いて、結局彼は私にゆだねてきて、私「こんなんちがうわ」って感じ、で別れました。
おもしろいなって思うのは、付き合いはじめのころ、彼は、「だからいったじゃん」とか「悩んでることがあって」とか云うとき、はっきりと幸せそうだった。あの人から学んだことがひとつあるとしたら、「〇ソみたいだな」って〇ソみたいな時に言えてることが実際その人を良い人間にしてくれてるってこと。
それで、新しい彼氏を迎えたいのよ、"雑草"の煙を吸いたいから。(観客大うけ、真顔気味のレイチェル)
大変なの、良い相手をみつけるってことは。プロムに行くんだけど、行ったの・・って、オーケイ、そう最近で、そこに男たちがいるようなシチュエーションのことを話すわ。
私、vice("悪徳的")な方向性の(短編コメディドラマ)を最近撮ってるわ。男のあんたたちはvice?(客の男声援)男どもにとってのJazebel(あつかましく謀事をする女性)って感じね。yeah、彼らに宣伝しておこう、いまならまだ50ドルで郵送してるわ。(観客笑い、先ほどと違う一人がノリノリの歓声)Ahaha、wow、フィーリングね、サー。Hey・day I do:やぁやぁやったるぞ。(もしくはHey-diddle-diddle:これぞ詐欺。)
オーケイ、で"悪徳的"なのを撮ってるんだけど、そういう男がいるのは明らかに良い機会ね。私がまさにこういう女子にこそなりたいっていうのは、(たとえば)ジョーって名前の白人の男はみんな同じ見た目にみえるのに、一方で"悪徳的"なことに勤しむあらゆる男の見た目はまるで警察が似顔絵にした別の男みたいにみえるでしょ、その人も"悪徳"をジーっと眺めてて。ちょうど彼らのうちの一人みたいなひとが今夜ここにいるけど、
アンディ~!「Sir!(目上の人への返答)」
(呼んだら)飛びついてきてね。「Sir!」
オーケイ、うまくいくかわかんなかったわ。
なんにせよね、私は、いいわ、インスタグラムでキュートだなって思ったひと(たぶんその界隈の女性)を徹底調査するのをやっていこう、と。
「安全に、リーチ数伸ばしてけ♪(閲覧されてろ)」って。
(観客笑い、レイチェルはしっくりきてない:「(間違って)捕まらないように私はネットで見てよう」という風にニュアンスの取り違い?)
待ちの作業じゃなかったし、(今のは)私への言葉じゃなくて、リサーチしてたのよ。見直し役をしてた仲間のフィルも見にきてるよね?(客席指さす)
「Sir!」
オーケイ、クールね。
それで私(のアカウント)に接触してきたそういう男たち(たぶん売春斡旋の男たち)の誰にも私は悪評たてられるってことがなくて。彼(フィル)が云うには「レイチェル、彼らはミソジニー(女性嫌悪)的にならないよう気を付けてるんだ。」と。
で私は、えー、それほんと。Vice(悪徳君)がミソジニーするのをやめようとしてるなら、ただちに私に恩恵があるじゃん、って。
そういうわけであなたたちは私のリーチ(:対象範囲⇒獲物)。
オーケイ、そんなわけで、ボーイフレンドを探そうとしてるっていったでしょ。でも私のex.(終わった恋愛)もあって、ちょっとナーバスで。私"cake stuff:ケーキみたいなやつ←(元彼と付き合ったような)物語"に入れ込んだでしょう。ああいうのは探そうと思うと大変、そうでしょ?
"King stuff:王様みたいなやつ"はこの会場に居る?
(男性客)「ウーフー!」
OK居ない。フーっ!て。ちょっと触らないようにするわ。
私らにとってのKing stuffは閉じた口でキスする口よね。(レイチェル謎ムーブ:トランプのキングの体勢?唇だけパクパクさせてる。)
(多分フーのガイもパクパク。引いたっぽいレイチェル)
激励しすぎよ!(back-pat anytime!:back強調)
(観客笑い)クールね!
まぁ、私たち多くの時間を「私自由を奪われてる」って思いながら過ごしてるから、私は大体「気を付けて!」って感じになりがちなんだけど、
ここのところの私は、締めあげてやろう(タイアップさせよう)としてるの、みなさんを。で、結局うまくいったわけだけど。フゥー。
(経済的に)成長していく男の締めあげ(タイアップ)ってやつは、彼の身体と関係あるオプションってのはあんまりなくて、あなたを満足させてくれるようなものはひとつもないの。彼はただそこに横たわりながら「あ~、誰にも僕の一日を搾取されたくないなぁ~」って。(観客笑い)
悲しいことよね、ものを作ってるあいだ、あなたたちのようなボーイフレンドから搾取することを考えてるのは。わかってるわ、私"Pod-place"にいるのね。(機械振動的に左右揺れまくるレイチェル:何かを溜める容器の位置、とポッドキャストの空間を合わせた造語、たぶん。)
オーケイ、おかげで今回も良かったわ、ありがと~!

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レイチェル動けるなぁ。アンディとフィルの「Sir!」がじわじわ来る。文字起こしが効かないとこはフロンティア精神でなんとかしてます。(勘で埋めてるとかではなく。)