一級建築士学科②

令和3年の本試験まで独学で総合資格の問題集、トレイントーレニング(一問一答)、音声学習を使って勉強した。

法規と構造は得点源だと思ってたし、配点が大きいのでここを集中的に片付けてしまおうという考えだった。
法規に関しては法令集の線引きはゆっくり時間をかけてキーワードを読むようにしたことと、法→令の読み方や法令集の構成を頭に入れるようにしながらやった。
信じられないと思うが、この線引きがとてつもなく楽しかった。
またやってもいいくらい楽しかった。
総合資格の法令集のいいところは、サイズが大きいところ。
大きくて捲りやすいし見やすい、あとインデックスがとても優秀。
インデックスの構成を知ると引くのが楽になるのでとてもよいと思う。
私は最初の頃は法令集のインデックスは別表、都計法、消防法くらいにしか貼らなかった。
理由は過去問解きながら条文番号を覚えたりページを覚えたりしたったから。
本試験直前にインデックスはある程度貼ったけど、別に貼らなくてもほぼ大丈夫なくらいだった。
最初の頃は法規の問題を解くときは根拠条文を必ず引くようにしていた。
法規を読む事でだんだん法令集を引かなくても自信を持って回答できるようになっていった。
法規は本試験で法令集をたくさん引くような時間はない。ハッキリ言って皆無。
なので、法令集を引かなくても迷う事なく判断できる問題を増やしていくと時間内で解けるようになるし、文章を変換させて同じことを問うてる問題にも惑わされることなく解けるようになった。

一級建築士学科は暗記ではなく理解しなければならない問題が二級建築士とは比べ物にならないくらい多かった。
二級建築士学科はほぼ過去問暗記で対応出来たので2ヶ月市販の過去問やっただけで合格した。その印象も強かったので一級建築士学科初年度は舐めてかかってしまったことを猛省した。
二級から一級受ける人はその辺を切り離して考えた方がいいと思う。一級はレベルが違う。

法規は過去問ある程度やったら今度は時間配分について考えた。
1問何分使えるか、得意分野と苦手分野で時間配分は違うな、など。
時間との闘いなのでその辺を常に意識して解くことで自分のペースが掴めるようになった。
今、何問目で何分経過してるから余裕あるな、とか、ペース上げないと消防法で時間かかるからやばいな、など。

問題を解く順番も色々試した。
最後から解く、真ん中から解く、最初から解く。結局私は最初から解くことにしたが、これは人それぞれありすぎるのでまずは試してみて自分に合った順番をみつけるのがいいと思う。

問題集はエクセルシートに理解度をつけて管理していた。三角はあやふや、バツは理解してない不正解、まるは完璧と仕分けした。
バツ問題はランダムに解いて3回連続でまるになったらまる扱いにしてた。忘れた頃に解けるように、いつ解いたのか日付を書いておくと解くタイミングを掴みやすかった。

三角問題はあやふや=理解不足なので何がわかんないのか、勘違いしてるのかを徹底的に調べた。調べると意外とくだらない勘違いでわかってなかったことも多かったので原因究明はとても大切な作業だと思ってた。

それと問題を多く回せばいいという考えは全く私には当てはまらなかった。
私の考えは問題を多く解いて、やった気になっただけでは何も身についてないと思う。
今日は何問解きましたー!みたいな報告とか無意味だなって。
最初に一日何問と決めて解いたのは、理解度チェックのためであって理解度の仕分けができたら問題を流して解くのは意味がないと思ってたし、実際そういう勉強をしてた初年度は見事に落ちた。

法規はTwitterを使ってタイムトライアル仲間を募ってzoom繋いで時間内に模試を解くということを時々やっていた。
みんなが法令集をめくる音や問題をカリカリ解いてる音が聴こえるのはとても効果的だった。
独学なので他の人がいる場所で勉強をするという機会がなかったのでなるべく本試験に似た状況を体験しておきたかったのが理由。

③に続く

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