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「ごめんね」より「ありがとう」!?

とある日の話。

基本的に料理は私が担当。
作るのが好きということもあるし、私が作る料理が美味しいと言ってくれる。ありがたい。
だけど、たまに仕事で忙しいときや体調が優れない時は、作ってくれたり外食や出前をしたりしている。

そしてこの日はすこぶる体調が悪かった。

私は出社の日で、会社で仕事をしていた。
午後からだんだんと頭痛がひどくなっていき途中で帰ることに。

帰宅するとポン太は仕事部屋にこもっているようだった。(仕事部屋を完全に締め切っている時はだいたい会議中だったりする。)
私はポン太にLINEで
「今帰ってきたんだけど、頭痛がひどくて今日はご飯作れそうにないかも(T_T)」と送ると、
「おけ!大丈夫?ご飯は作らなくていいよ、俺が仕事終わったら俺が作るか出前取るかしよう!だからゆっくり寝てて!」とすぐに返信が。

私は吸い込まれるようにベッドにダイブしてそのまま寝落ちした。
しばらくして仕事が終わったポン太が寝室にきて「具合どう?」と起こしてくれた。
少し寝たからかだいぶよくなってきたと伝えると、「もう少しだけかかるから、作れそうにないから出前とるか、大丈夫そうなら食べに行く?何食べたいか考えといて」と言って部屋を出ていった。

人間って不思議なもので、食べ物の話をされると急激にお腹が減ってくるもんだ。
私は自分が具合が悪くなっていることなんか忘れて、GoogleMapでチェックしてあるお店を探し始めた。どうせならチェックしててまだ行ってないところに行きたい、、、こうして私のお店探しが始まった。(頭痛どこ行った、、、、)

なんとか3つまで絞り、すぐにラインでURLを送る。
その中から決まったのが、とんかつ屋さんだった。

行きたいところに行けるとわかると更にお腹が減って、私のお腹の空腹状態は最大値に達していた。
お店に着くまでの道のりが長く感じたほど。笑

明らかに多めに食べるだろうポン太より、グラム数の多いとトンカツを注文し、
おかわり自由のキャベツも自分だけ3回も頼んでしまい、
更にポン太が残したカツカレーも食べてしまった。
それでもまだ腹6分目くらいだった。

でも大満足で、その頃には頭痛なんて吹っ飛んでいた。

帰りは雨が降っていて、二人で一つの傘をさして歩いて帰った。

体調が悪いときは代わりに作ってくれたり、忙しい時は外食したり、元気がない時や仕事でムカつくことがあったときは
アイスや甘い物を買ってくれたり食べたいものを食べに行こうと提案してくれるポン太が
本当にありがたいなと。

しかもこの日、半分ずつ出し合おうと話していたのに結局おごってくれたのだ。。。

ちゃんと改めて感謝の気持ちを伝えねば。。。と思いながら二人で家まで歩いていたら
つまずいてしまい、ポン太の足を踏んでしまった。
「ありがとう」
その時、とっさに出た言葉がこれだった。

そう、ありがとうと伝えなきゃと思いながら歩いていたせいか「ごめん」ではなく「ありがとう」と言ってしまった。

「なんで足踏んで、ありがとうやねん!」とツッコミをくらい二人でずっと爆笑しながら家まで歩いていった。

今でもこれを書きながら思い出し笑いをしている。
私も人生で、人の足を踏んでありがとうと言ったのは初めてだ。

「ごめんね」を言うより「ありがとう」を言ったほうが相手も嬉しい気持ちになるから「ありがとう」を多く言ったほうがいいなんて言葉があるが、なんでもかんでも「ありがとう」を言えばいいというわけではない。

そして、この時食べたとんかつがこちら。


それにしても、とんかつ美味しかった!
ごちそうさまでした🙏

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