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【10秒で読める小説】コダマ

ご神木の枝に白い子供が座って、カラカラと首を回している。
「もしかして、コダマ!?」
「いかにも。なぜワタシの名を知っている?」
「そりゃ、アニメや小説にでてきますからね。でも、アニメとはちょっと姿が違うんですね」
「ええ!?こうしてはおれない」
コダマは枝から飛び降りて、走り出した。
「どこへ行かれるのです」

「商標登録しとかないと。訴えられたらコッチが偽物になっちゃう」

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