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初めての自作ボードゲーム【その1:ルールってどう考えるの?】

note初投稿です。
ゲームマーケット大阪2021というイベントに向け、人生初のボードゲーム制作にチャレンジしました。その過程で考えたことなど書いてみます。

ゲームのルールってどうやって考えるの?

ルールなんて考えたことないし、どこからどう手をつけたらいいんだ...
全くの初心者だったので、どこから着装すれば良いにかがまずわかりませんでした。そこで最初に、既存のゲームの構成要素を分解してみることにしました。

ボードゲームのルール  =[メカニクス]×[テーマ]×[モノ]

全てのゲームには当てはまらないかもしれませんが、こんな具合に表せるのではないでしょうか。例を挙げるとこんな感じです。

● 人狼ゲーム =招待隠匿×村人vs人狼×カード

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ポコン =オセロ×狐vs狸×両面とも同じ絵のコマ

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つまり、
① メカニクス (ゲームシステム)
② テーマ (モチーフ/ストーリー)
③ モノ (コンポーネント)

のいづれかを切り口にすると着想しやすいのでは?と考えました。

僕の場合は「 モノ → メカニクス → テーマ 」という順序で検討しました。

こんな具合に分析?はできたものの、なかなか良いアイデアに繋がらず、ボツ案が量産される日々。スタートから2ヶ月が過ぎようとした時、やっと「これで進めよう!」という案が見つかりました。

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アナログならではの仕組み

数ある没案の中から今回作成することになったのは「白黒で印刷された透明コマを用いたゲーム」です。背景の色によって見える矢印の向きが変わる(つまり進行方向が変わる)というアイデアです。

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今回のゲームマーケットでは、感染症拡大の対策として試遊不可という条件があります。そのため、ぱっと見でも面白さが理解してもらえるかという点もアイデアを考える上で大切にしていました。

「テストプレイ⇄修正」をひたすら繰り返す

アイデアの肝となる部分はできましたが、そこからの具体的なルール検討もかなり苦戦しました。検討した項目は下記の通りです。

・勝利条件(王を取ったら勝ち?)
・ゲームボードの広さ(何マス×何マスにするか?)
・コマの動ける距離(将棋の飛車のように任意のマスを移動できるのか?)
・背景の色の変え方(元々ボードのマスに色がついているのか?)
など

ゲームとしての面白さやゲームバランス(必勝法はないか、先攻後攻で有利不利がないか)等を考えながら、ルールの検討とテストプレイを繰り返しました。ずっと遊んでいるとこれでいいのか判断が難しく感じる場面もあり、制作メンバー以外にも遊んでもらって客観的な意見を聞いたりもしました。

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※写真は開発中の試作品です

【次回予告?】いくらで売るのか、いくらで作れるか

ゲームルールがある程度固まったところで、お金の話です。
次回また気が向いた時に書こうと思います!

[2021.01.28更新]続きです。



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