見出し画像

死ぬ隙が無い、生き続ける人生

10代の頃、自分がいつまで生きるのか不安だった。60歳の人は60年も生きていて、生き過ぎでは?と思ったりもした。なんで皆そんな年老いても生きたいんだろうと不思議だった。自分は20歳とか30歳くらいになったら死んでやろうと思っていた。

1年前くらい(当時20歳)に自分が生きてる意味とかを考えた。別に死にたかったわけではないが、相当暇だったのだろう。

まず、生きる意味や生まれた意味といった「意味」について。これはいろんな観点がありすぎてちょっと難しいので考えを放棄した。無いというのも、自分なりの答えを出すのも、何でもありに思えてしまう。だから難しい。

ということで、意味ではなく現象を考えた。
私が生まれたことはコントロールできないが、私が生き続けていることは自分でコントロールしていることだ。
では、なぜ私は生きるという選択をするのか?
平たくいえば、なぜ生きるか?

なぜ生きてるのかを考えるために、なぜ今すぐ死なないかを考えた。答えは「まだやりたいことがあるから」だった。死ぬのが怖いとかよりも、やり残したことがあるのが嫌だった。やりたいことと言ってもたいそうな使命とかではなくて、もてたいとか、金をかせぎたいとか、趣味の上達とかほんとにくだらないものだ。そして、そういう未来に対する願望は尽きることがないので、私はずっと「まだ死にたくない」状況にあり続けるのだろう。

まとめると、私はやりたいこと(実現させたい未来)がある限り、まだ死にたくなくて、生きたいと思い続ける。そして私は自分で出したこの結論に完全に納得してしまった。自分はドリーマー基質だなと思っていたが、まさかその未来に夢を見ることが生きるエネルギーの源になっていたとは気づかなかった。


自分が生き続けている理由を理解する前は、自分が60歳になる未来なんてありえないと思っていた。しかし、今では60歳になっても理想を追いかけている自分の姿がありありと目に浮かぶ。私は視界に希望がある限り死ぬまでそれを追いかけ続けるのだろう。

あとがき

どう生きるか、なぜ生きるか、なぜ死んではいけないのか…生死についての疑問や思考は尽きません。自分で考えるだけではなく宗教や哲学からヒントをもらうのもよさそうですよね。自分よりめっちゃ頭の良い人の意見は面白いので。あと、時代背景が違うことで死生観て全然違うんだなとかいう楽しみかたもできるし。「君たちはどう生きるか」見てないけど気になっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?