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本・エッセイ漫画・ドキュメンタリー

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性犯罪当事者の私がおススメする映画・本の紹介。 毒親、機能不全家族、近親姦被害、児童性虐待、ヤングケアラー、アダルトチルドレン、インナーチャイルド、小児性虐待(小児性愛、ペドフ…
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記事一覧

「誰もが、自らのからだに誰が、どこに、どのようにふれることができるのかを決める権利を持っている」(ユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」より)が、遠見才希子作の絵本『うみとりくのからだのはなし』でわかりやすく描かれてる。この本にどれほどの子どもや大人が救われるだろう。

「対話」で更生『プリズン・サークル』でみる受刑者の心の成長と犯罪防止への希望

監督根っからの悪人っているの?犯罪者らの悲惨な生い立ちを知ってしまうと「いないのかもし…

漫画『女(じぶん)の体をゆるすまで』性別違和と性被害

己の性別に違和感を感じさせられること。 セクシャル・ハラスメント(性被害)。 これらには…

映画『エブエブ』 世代間トラウマへの異次元な挑戦状。

機能不全家族のカンフーアクションSF系コメディー映画『エブリシング・エブリウェア・オール・…

『ゆめパのじかん』と自分の失われた子ども時代

観てきました『ゆめパのじかん』。 川崎市にあるプレイパークの様子を映したドキュメンタリー…

『血の轍』17巻。最終話の違和感と、最終ページの描き方

清一が母親の介護をしながら最期を見届けて、死んだ直後から開放感を味わってるところや、 老…

子どもをねらった性犯罪における社会の脆弱性と脱本的な対策

『Murder of Childhood(邦題:なぜ少女ばかりねらったのか)』を読み終え、子どもを狙った性犯罪における社会の脆弱性と、脱本的な対策の実践と課題を学び、児童性虐待僕別への希望と絶望が入り乱れている。 レイ・ワイヤ氏本書は、30年で数百人規模の幼女を性的に虐待し続けた男ロバート・ブラック(Robert Black)と2年間にわたる対話を通じ、性犯罪における社会の脆弱性を浮き彫りにし、抜本的な対策を実践し続けたレイ・ワイヤ(Ray Wyre)氏による名著。 レイ

『明日、私は誰かのカノジョ』と、毒親と絶交後も人生甘くない現実

をのひなおさんの『明日、私は誰かのカノジョ』が17巻で完結し、もう終わってしまうのかという…

『氷の城壁』で描かれる心の成長と、対等な関係性

阿賀沢紅茶さんのデビュー作『氷の城壁』を読み終えて、満足感に浸っている。 心理模写登場人…