料理は哀情

どーも、タレはかき混ぜた後派のおれです。たしか昔キムタクが言ってたんだ。

と言うわけで、料理が好きなおれ。
料理家系に生まれ、料理人のとーちゃんからは唯一の家訓として「将来料理人にはなるんじゃねぇ」と小さい頃から言われていたんだけんども、「趣味でやるのはいい」とも言われていたんで、小学生の頃には腹減ったらなんか焼くというのを続けていた。
スクランブルエッグ、ソーセージ、ベーコン、とりあえず焼いた。
かーちゃんにバターと騙されていたマーガリンでとにかく焼いた。

そしてブックオフで100円になった美味しんぼをひたすら集めてひたすら読んだ。
間違えて同じ巻を何度か買うくらい増えた。

そして、テレビの料理番組は大体見ていた。勝負系もレシピ系もお笑い系もいろいろ見た。
昔、テレビで紳助兄やんが、見てれば魚は捌けるようになると言っていて、事実見てただけで河原に落ちてた魚を捌けるようになっていた。
めっちゃ泣けるやん。

このような絶え間無い努力のおかげで、とりあえず何かしらは作れますレベルになることができた。
ありがとう山岡さん、紳助兄やん、そしてかーちゃん。

さて本題に移ると、料理は味付けで何料理にもできる。
同じ食材を使って味付けだけ変えることでレパートリーが増えてしまうという現代の奇跡。
さらにその味付けも組み合わせを覚えてしまえば応用可能。
これは覚えて帰るしかない。
そしてあの時のおれありがとうと毎日神棚に祈っていただければと思う。

まず、どの料理にも基本的に合わせることができる鶏肉とニンジンを煮ていきたいと思う。
鶏肉は手羽元なんかの骨付きだと安いし出汁出るしオススメ。
逆に胸肉やらササミはダメ。顔を洗顔フォームで洗って出直してきて欲しい。

ちなみに鶏肉、ニンジンは味付けをしっかり吸ってくれるし、なおかつ味付けの邪魔もしない。
料理界の鈴木福くんだなおい。(?)

それぞれの国籍に合わせてオススメの追加食材も合わせて記載する。
優しさが飽和して溢れちゃうわ。

まずはベーシックに和食。
組み合わせは「和風出汁と醤油」。ちょっと料理に慣れていればみりんや砂糖を足してもいい。
煮物にした意味もちゃんとあって、コイツは後から調味料を足してもイケる。
もしくは汁が煮詰まっていけば濃くなってくるから調整しやすい。

間違っても最初から濃いめにしてはいけない。
デーモン小暮をもっと濃くしていくようなもので、世にも恐ろしげなモノを生み出してしまったことを一生後悔することになる。
美少女コンテスト受賞者が垢抜けて美女になっていくように焦らずゆっくり時間をかけていただければと思う。

ちなみに追加するなら大根や油揚げなんかを入れるとより和っぽくて良い。
そこらへんはセンスに任せる。

次は中華。
組み合わせは「ガラスープの素とネギ」。
味付けは醤油でも塩でもオイスターソースなんかでもいい。
辛めが良ければ豆板醤を入れると四川っぽい。その時はニンニクショウガも入れると良い。

鶏肉煮るからガラスープの素入れるのどうなのよとお思いのアナタ、それは半分正解で、しかし入れた方が煮汁の旨み感が増えて、また味が決まりやすい。
大体入れとけば、塩入れるだけでもうまくなる。
化学の力サイコー!作った人にノーベルおれ賞を授与するわ。

続いては洋食。
組み合わせは「コンソメと玉ねぎ」。
イメージとしてはポトフ。味付けは塩コショウ。
イメージ通りジャガイモやらブロッコリーなんかを入れりゃいい。

「ポトフなんてあっさり野郎、おれの口には合わねーんだよ!」という方は、牛乳(生クリームでもいい)、バター、チーズやらの乳製品をぶち込んでいただきたい。
嫌いなものはこの世にいないと呼び声の高いホワイトシチュー的なやつが出来上がる。
※シチューのトロトロ感出したい人はgoogleで調べてね

洋食ついでにイタリアン。
これはみんなわかりやすく「トマト缶とニンニク」味付けは塩コショウ。
お持ちであれば煮る前に鶏肉とニンジンをオリーブオイルで炒めてから煮始めると、よりイタリアーンな風味がほとばしる。
追加では玉ねぎ。粉チーズなんかを最後にぶっかけると良い。
なんなら茹でたペンネなんかもぶち込むと、お腹も喜んでボーノしてくれるに違いない。

アジアに戻ってきて韓国。
組み合わせは「コチュジャンとニンニク」。味付けは塩醤油か少し味噌、砂糖を入れてもいい。

追加ではネギやら春雨なんかがオススメ。これは煮てる時でなく食べる直前に入れる感じ。
あと最後にごま油で香り付けしてほしい。
もうなんかご飯にぶっかけて食いたい。

最後はタイ。
組み合わせは「ナンプラー、唐辛子」。
追加食材は意外にも大根とか合う。ショウガを入れてもいい。
さらに好きな人はパクチー、レモンなんかを入れていただくとお鍋の中からボワっとインチキタイ人がサワディーカップしてくる。
ぜひコップンカーしていただけるとありがたい。

とまぁ、鶏肉とニンジンだけで様々な国の料理ができる。
こんなん知ってたしとか、これ入れた方がいいし、という意見は出てくると思うがそれはセンスにお任せする。
おれはニワトリ以上にもの忘れが激しいので書いた後にまでお付き合いすることができなくて本当にすまない。

ちなみにインドは、カレー粉をぶち込んでいただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?