そうだ！ドラクエ10をはじめよう
※はじめる風のことを書いていますがドラゴンクエスト10オンラインver.5あたりまでのネタバレを含みます。
どうもこんにちは。ぱんイチです。
この度、諸般の事情によりドラクエ10オフラインに転生することとなりました。
多くは語らず、早速ドラクエ10オフラインを起動することにしましょう。
ぱんイチの顔(人間形態)をよく覚えてないですが故郷のエテーネへ転生です。
夢から覚め、荒れ狂うアバ様を安眠まくらで鎮めると豆を台無しにした妹を呼んでこいと頼まれる。
村のそば、いしずえの森で「箱錬金」に勤しむ妹…
妹を連れ帰るとアバ様は村の皆を集めて荒れ狂う原因となった予言を告げる。
「エテーネの民たちよ！
心して 聞くがよい！
まもなく このエテーネの村は……
大いなる災厄に見舞われ 滅びる！
エテーネの民は ひとり残らず
死に絶えるじゃろう！
だが 光明が 残されていないわけではない！」
テンスの花を探す役目を任されたのはボクら兄妹とシンイ。このためにボクら兄妹はアバ様に呼ばれていたらしい。
衝撃な予言に騒めく人々…そして予言を裏付けるかのように魔物が現れた！
魔物の侵入を許す程に村を守る結界が弱っていると、急ぎテンスの花を探しに行く三人。花が咲いているという清き水の洞くつに着くと、シンイは「やはり…… お話しておきます」と神妙な面持ちで話しはじめた。
「じつは おばあさまが 気になることを
つぶやいていらっしゃったのです。
たとえ 滅亡の運命から
逃れることが できたとしても……
……生き残れるのは
たった ひとり……と」
「じゃあ見つけた人が生き残れるってことで」
「ぱんイチさん！不吉なこと言わないでください」
「全員死にます」
「ぱんこさん！それは旅団とクラピカです！」
恨みっこなしやでと準備運動を始める兄妹を見たシンイは――不安を払拭するためにふざけたとでも思われたのだろう――自分を鼓舞するかのように「そう…ですよね」と続ける。
「カメさまの お告げどおり
テンスの花さえあれば 村は助かるとも
おばあさまは おっしゃっていました。
だから 今は おばあさまの言葉を信じて
必ず テンスの花を 村へ持ち帰りましょう！」
少し湿った洞窟くつ内には妹が錬金をしていたあの場所と似た壁画が並んでいる。その壁画を横目に洞くつの最奥、太古の泉へ続く扉に辿り着く。
シンイの読んだ文献にはこの先にテンスの花が咲いているのだそうだ。
重く古い扉を開くと、そこには清き水に育まれ一面に咲くテンスの花と……
魔導鬼ベドラーと名乗る魔物がテンスの花を燃やしていた。
ベドラーはこちらに気がつくと、キヒヒと不快な高い声で笑う。
「なるほど！ 危機を察して
この花を 採りにきたというわけじゃな！？
じゃが そうはいかんぞ！
時を超えるチカラを秘めた お前たちに
この花を渡すわけには いかんからのう！」
「時を超えるチカラ」という身に覚えのない言葉に困惑する我々を見て、ベドラーは更に金属的な高笑いを響かせる。
「キーッヒッヒッヒ！ やっぱりそうか！
こんな大切なことを 忘れ去ってしまうとは
エテーネの民は 果てしなく愚かな者たちじゃ！」
ベドラーは凄むとこちらに襲いかかってきた。
一瞬の静寂の後、ベドラーは声を絞り出す。
「ぐっ…… バ バカなぁ…………。
じゃが……たとえ この身が果てようとも
冥王さまより与えられし 使命だけは！」
そう最後のチカラを振り絞り瘴気の炎をテンスの花畑へ振り撒いた。
「冥王さま……！
時を 超える…… エテーネの民は……
…冥王さまの 手で…… 滅ぼしてくだされ！」
叫ぶとベドラーは塵となり消え去った。
瘴気の燻る中でよくは見えないが、テンスの花は燃やし尽くされてしまっただろう。
「時を超えるなんてわけわかんないこと言ってジャマするなんて…！」と憤る妹にシンイが口を開く。
「古い書物によると……
私たち エテーネの民は はるか昔
自由に時を超えられる 時渡りの術という能力を
持っていたそうです。
ですが 時渡りの術を使える者は
時代と共に 少なくなっていき
数百年前に 完全に失われたのだとか……」
「そうだったんだ……」
「古代のエテーネ民であるレトリウスの血筋の人だけのチカラやから薄れてしまうのは仕様がないことやね」
「ぱんイチさん、どこでそんなことを？私が読んだ書物にはそこまでは…」
「じゃあAmazonのリンク、エアドロしよか」
「お、お兄ちゃん…この本4000円もするよ…」
早くテンスの花を探せよ！そんな声がかかりそうな中、次回へ続くかもしれない。
［次のおはなし］
【お話の補足(蛇足)】
アストルティア秘聞録
ドラゴンクエスト10オンラインの設定資料集。
4600円するけれど予約して買った。めちゃくちゃ良かった。
創世記と合わせてオススメ。
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