【失敗?】報酬体系の変更 Vol.2【インタビュー失敗?】

従業員の働き方改革のための調査(表向き)

直営店に調査シートを送付して、業務上無駄だと思っているところを回答をいただいた。
- 年次、月次、週次の業務を回答いただく。
- 週次の業務を何曜日、何時頃、何時間掛けて実施しているか回答いただく。
- そのうち、業務上無駄だと思っている業務をどう改善して欲しいか回答いただく。
- 年次、月次、週次の業務に限らず、業務上無駄だと思っている業務をどう改善して欲しいか回答いただく。
- これら以外にも、会社に期待している改善ポイントを回答いただく。

調査の目的、回答シートを店舗オペレーション統括部のリーダーにお見せすると、是非調査したいと納得いただけたので、調査シートを全国に配布した。

報酬体系のインタビュー相手

調査シートを全国に配布した後、並行して現場で実際の声を聞くインタビュー相手を選定した。

インタビューを入れる相手は人事部と相談した。 現場代表、現場の平均的な従業員、現場の特異なキャリアを持つ従業員、の3タイプの従業員をインタビューしたいと人事部に相談して、インタビュー相手を選定した。

- 現場代表は、古くからリーダーシップを発揮し従業員の意見を率先して発言していると想定したからである。
- 現場の平均的な従業員は、新卒からキャリアパスを上がってきているため、従業員のマジョリティを占めるからである。
- 現場の特異なキャリアを持つ従業員は、マジョリティではないが、大多数の意見に賛同できない意見を持っていると想定したからである。

インタビュー相手との想定問答応答を準備してから、インタビューを実施した。

従業員の本音

インタビューでは、
- 事前に回答いただいた調査シートに基づき、業務上無駄だと思っている業務を見せていただいた。
- 無駄だと思っている業務をどう変えることが企業のためなのか、現場の意見をヒアリングした。
そして、最後に、
- 働き方改革が成功したとして、従業員の報酬体系を変えることについてどう思うかヒアリングした。

企業の新社長は、「実際は年功序列型」の報酬体系を、「売上連動の成功報酬型」の報酬体系に変えたいのであった。
従業員は、インタビューでも「売上連動の成功報酬型が自身のMissionに合っている」「成功報酬型の方が若手のやる気を引き出せる」「成功報酬型にした上で、業績の芳しくない直営店を本部が支援する形が望ましい」
と意向は合っていた。

(続く)


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