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こぼ・かなえるは何故インドネシアでウケたのか

はじめに

まずはじめに私はインドネシア語どころか英語もさっぱりである。
この記事は下記の動画のコメント欄で何故人気なのか、どこが魅力なのかを沢山の人が述べているのでそれらを拾い集めてそれっぽく書いただけの記事である。
なので、誤った部分や足りない部分があったら指摘してほしい。
この記事だけでは書ききれてない部分もあるのでぜひ自分の目でもコメント群に目を通してみてほしい。

こぼ・かなえるとは

2022/3/27に活動開始。「ホロライブプロダクション」傘下のVTuberグループ「HololiveID(インドネシア)」所属タレント。「HololiveID」の3期生。
2022年7月10日にYoutube登録者数100万人を達成。デビューから日数にして105日、ホロライブ内ではがうる・ぐらの40日に次ぐ2位、Vtuber全体でも3位の早さという快挙である。

灯台の最上階に住むのんびりした少女。実はその地域で最強のレイン・シャーマンの血筋。雨を自在に操る強力な能力をもつが、他人に言われて力を使うのは好きではない。
レイン・マスターの称号を取り戻すには、レイン・シャーマンの仕事を続けられることを家族に証明する必要がある。そのためには訓練だけでなくバーチャルマーケティング戦略も必要と考え、VTuberを目指した。

https://hololive.hololivepro.com/talents/kobo-kanaeru/

花開かなかったインドネシアのVtuber市場

今までインドネシアはVtuber市場どころかストリーマー市場すらあまり伸びていない状況だった。Youtubeでインドネシアからのスパチャが解禁されたのもほんの2か月前ほどである。
いや、ムーナ・ホシノヴァやクレイジー・オリーが登録者100万人超えてるじゃないかと思う人も居るだろう。しかし、インドネシア側の認識はこうだ。

ホロID1,2期生→インドネシアVが世界(日・米)に向けて成功した
ホロID3期生→インドネシアVがインドネシアに向けて成功した

上記のように向いてるベクトルが違うのだ。
実際ムーナやオリーは英語を話す比率が高い。ID1期がEN0.5期生、ID2期がEN1.5期生と揶揄されるほどである。

何故人気が出たのか

インドネシアのネット民にフィットした配信

・コラボ以外ではほぼインドネシア語しか使わない
日本語もほぼ話せず駄目で英語もBroken Englishと言われるほどにたどたどしい。それが功を奏してインドネシアに向けた配信が出来たともいえる。
・コメントとよく絡む
コメントと悪口を言い合うプロレスをしている。鷹嶺ルイとのコラボでこぼが「好き好きちゅっちゅ」と言ったらゲロを吐く絵文字が流れたのもプロレスの一環である(下記動画参照)。がうる・ぐらもコメントとプロレスする傾向があるのでこれはインドネシアに限らず人気になる要素ではないだろうか。
・汚い言葉や悪口を平気で言う
親の前で言ったらビンタされるレベルのことも言っているようだ。
私含め何を言ってるかわからない人はわからないままの方が幸せらしい。
・インドネシアのローカルなネタを言う
日本人の私にはさっぱりだがインドネシア人にはわかるネタを言ってるようだ。

上記の要素がインドネシアのネチズンにドはまりし、人気が出た。
インドネシアの人気ストリーマーもこの要素を満たしている人が多いらしい。
逆を言えば今までのインドネシアVは上品過ぎたのだ。
こぼかなえるは去年まではVtuberすら知らなかったレベルなようで、既存のVtuberの型にはまらなかったのも大きな要因なってるのではないだろうか。

Windah Basudara

インドネシアのYouTuberで登録者は執筆時点で825万人居る。
生配信ではインドネシアのVtuberを見る配信をしており、その中でこぼも紹介されてユーモアのセンスを称賛した。
バスダラとこぼは配信スタイルが似ているようなので多くのリスナーが流入した模様。

キアラコラボ

インドネシアでウケてると言ったが勿論EN圏への人気も出ている。火が付いたのは小鳥遊キアラとのコラボだろう。
この配信の切り抜きが多数伸び、インドネシア語がわからなくてもわかるかわいさに加えてたどたどしい英語が英語圏のリスナーの心を掴んだ。

TikTok

インドネシアではTikTokが人気であり、ユーザー数は日本の5倍以上居る。

2022年4月の調査では、TikTokにおける18歳以上のリーチ数(広告を見たことのあるユーザー数)が、アメリカ(1億3,641万人)に続いてインドネシアが世界第2位(9,907万人)であることも判明しました(日本は1,627万人で17位)。

こぼもTikTokでの人気を博しており、#kobokanaeruタグの総再生数は何と5億再生近くもある。
本人もTikTokのアカウントを持っているが、初配信前の告知動画から投稿されていない。にもかかわらずフォロワーは27万人おり、ホロライブ公式の22万人を超える人気ぶりとなっている。

オリ曲

自身が作詞作曲を手掛けたオリ曲Mantra Hujanも人気を博している。

再生数は執筆時点で550万を超えている。インドネシア語の曲でここまで伸びているのはやはり現地でウケている証拠だろう。

インドネシアのイベントやフェスでも流れており人気ぶりが伺える。

@virdhana_

Demon Lord Kobokan sudah menguasai Samarinda :v📍Event Marina by Sora, Gelora Kadrie Oening, Samarinda Kalimantan Timur @Kobo Kanaeru #kobokanaeru #fyp #wibu #mantrahujan

♬ Mantra Hujan - Kobo Kanaeru


更に伸びるには?

現時点でも十分伸びているがまだまだ伸びるポテンシャルは秘めていると思う。方法として考えられるものは以下の通り。
・公式TikTokを始める
上で書いたフォロワー数の通りこぼの公式アカウントでの投稿が期待されている。本人が動画を出せば確実に跳ねるだろう。
・オリ曲やインドネシアの曲のカバーを出す
折角インドネシアでウケたのだから、日本語の歌よりインドネシア語のオリ曲かカバー曲を出すべきだと思う。現在作曲に取り組んでいるようだが、出せば確実に跳ねるだろう。

まとめ

こぼ・かなえるはインドネシアVの革命児と言っても過言ではない。
今までVを見ていなかった視聴者もどんどん取り込んでいっており、ホロID全体でも登録者数や視聴者数が伸びている。
ID運営はEN運営の二の舞にはならぬようプロデュースや新人の追加をしっかりと行いホロライブIDという箱をどんどん大きくして欲しい。

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