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❐ #15 STRIKE SAG-AFTRA ❐



おはようございます!
2日酔いが酷すぎてもう絶対お酒は飲まない!!
と50回くらい宣言してる成原です。
#一生宣言し続ける気がする



さて今日は、みなさんご存知であろう
ハリウッドの俳優組合がストライキを起こしてる件について書こうと思います。

現地にいる訳ではないので実情は分かりませんので、
もっと詳しく知りたい方は松崎悠希さんのTwitterを覗いてみてください。


全米俳優組合(SAG-AFTRA)より会員へ、ストライキ規定の通達
<要約>
制作者組合(AMPTP)が関わる全ての作品への一切の出演、オーディション、出演交渉、プロモーション(SNS含む)などを禁ずる。スト破り行為は通報すること。
スト中にAMPTP作品に出演した非SAG-AFTRA会員は組合への加入権を失います。
<松崎悠希さん Twitterより引用>



今回のストの論点は2つあります。
一つ目は、昨今の映画やドラマの視聴はDVDやビデオではなく配信サービス(Netflixやアマプラなど)で観ることが殆どになり、印税の支払い方法を確立させると言う事です。

今までであればDVDなどは観られれば観られるほど出演した役者にも印税が支払われてきたのですが、
配信になってからは役者への印税の支払いに関するルールができていません。


また二つ目は、AIによる俳優の仕事がなくなる懸念です。
既にハリウッドではAIにより俳優を若返らせたり、亡くなった俳優を再現したりしています。
しかも元は生身の人間からデータを取っているのに、そのギャラは1回の撮影のみ。
その後の使用に関しては承諾なく使いたい時に使える事になっているのだそうです。

この上記2点を巡り、全米俳優組合はストライキを始めました。

数ヶ月前から既に脚本家組合がストライキを起こしており、この度全米俳優組合も決行したのですがこれは  数ヶ月続くそうです。

その間ハリウッド作品の制作はストップしますし、プロモーションや記者会見でさえしない事になります。

日本ではあまり馴染みのないストですが、こう言う活動は僕も支持します。


僕が5年前にニュージーランド(NZ)にいた際、”Power Rangers -Ninja Steel-”と言う作品に参加していました。
ハリウッド作品をNZで撮影してたのですが、日本のそれとは全く違う環境で驚きと嫉妬をしたのを覚えてます。

先ずはエキストラの扱いについて、NZでは学生などが他のアルバイトをするよりも高い出演料が貰えました。
当時でNZ$200くらい(日本円で2万ちょっとだったかな)なので、長期休みの学生は毎回参加します。
飲み物やお菓子も十分にあり、そしてお弁当にはランクはありません。
主演だろうが監督だろうがエキストラだろうが、みんな同じテントの下で同じご飯を食べます。

日本ではエキストラ用のお弁当があり、食べる場所ももちろん分けられています。

今まではそれが普通だと思ってたのですが、NZでは本当に衝撃でこの体制が日本でも普通になれば良いのになぁと考えさせられました。

そして、どんなに時間が押しても必ず17時にはみんな帰宅すると言う事です。
NZの国柄、家族の時間を大事にする国民でしたが、まさか撮影現場でもそれが普通だとは思ってませんでした。
撮り終わらなくても大丈夫、明日の朝早くからやろっか!今日はお疲れ!!さぁ帰った帰った!でした。


ニュージーランドで体験したあの経験はとても貴重で、みんなにも見せたい景色でした。
日本の現場でも実現したいと思い、もっと頑張ろうと思ったのを思い出しました。


このストをきっかけに、どのような変革が起こるのか目が離せませんが引き続き頑張ります。

何卒よろしくお願いいたします🙇‍♀️




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