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学習支援に携わること

私が関わっている居場所事業で、子どもたちの学習支援が今日と先週土曜で行われた。

主に中学生の勉強を手伝う。夕方の16時から19時までみっちり勉強をする。定期試験の直前で子どもたちも必死である。

定期試験、懐かしい。大嫌いだった笑

もともと子どもが好きなこともあるが、本当に楽しい。彼らの勉強を見て、一緒に考えていると大きく3つの良いことがある。

■1つめは中学生の勉強を復習できること。

中学生で習得する内容は基本的に一般教養の範疇であり、容易に身につき、かつ、身につけておいて役立つことばかりだが、意外と忘れてしまっていることが多い。理科で電気分解とイオン化について説明をしたが、基本的な部分で曖昧なことが多かったのでとても良い復習になった。このまま学習支援を通じて中学生で習得する内容を総復習したいくらいだ。

■2つめは「子ども」に何かを説明するという経験ができること。

人に何かを伝えるというスキルはとても重要で難しいスキル。間違えたり、行き詰まったりしたときに、なぜ間違えたのか、どこで行き詰まったのか、どうすれば分かりそうか、伴走して一緒になって考える。答えを教えるのではなく、考え方を伝え、子どもたち自身に考えてもらうことが大切。魚を与えるのではなく、魚の釣り方を伝えなければならない。それは自分自身にとっても大きな経験となる。
特に子どもは大人である私たちと見ている世界、感じている世界が大きく違う。自分が子どもだったとき、どんな世界を見ていたのか、何を感じていたのか。彼らの目線で物事を考えることでより伝わりやすくなる。

■3つめは子どもたちや学習スタッフと繋がりが出来ること。

正直、これが一番大きい。
共通の目標に向かって試行錯誤し、課題を解決する。そうすると、自然と仲良くなれる。も様々なバックグラウンドを持つ、多様な子どもたちが来る。更に、学習スタッフには学生もいるので普段関わることのない人たちと関わり、仲良くなることが出来る。お互いにとても刺激的だし、特に子どもにとって多感な時期に大人との良質なつながりが出来ることは、今後の人生を歩む上で大きな財産となるはずだ。

自分は子どもたちにとって、彼らが人生を歩む上で、良質な繋がりになれるのだろうか。そのために自分にはなにが出来るのか。一見、自分が子どもたちに与えている様だが、自分が子どもたちに与えられていると強く感じる。

これからも定期的に、学習支援に携わりたい。

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