#67 PMのメンタルヘルス問題
どんな人が心をやられがち?
はち :今日は前回の話を受けて、メンタルヘルスの話をしたい。ジョンさんは感じることはありますか?例えばPMのメンタルとして「これ辛いなぁ」とか、「いやこの人やられちゃったなぁ」みたいなのを触れる瞬間。
ジョン:そこまで重いのはないけど、やっぱありますよ。
はち :それってどんな時に?またはどういう人がやられていそうですか?
ジョン:大小様々あると思いますけど、どんな人がの話で言うと、必要以上に責任感の強い人。例えば、すごい微細なこと、すっごい小さなチケットにめちゃめちゃ真剣に悩むみたいな。もうそれ適当にささっと終わらせていいよみたいなのも、しっかりと、これは全社として合意をとって進めるべきだぐらいのノリでやる人。
はち :わかる。表現は違うけど、「どんな人が心やられがち?」っていう問いに答えようとしたのが結構似てて、「生真面目な人」と答えようと思ってたんです。これって別に何も悪いとこなくて、それ自体めちゃくちゃいいじゃないですか。だけどね、適正の問題なんだよなっていう。例えば僕が出会ったケースで言うと、優先順位決めるときに、例えばユーザーから言われたフィードバック、いろんな意見があるじゃないですか。時には罵声を浴びる時もあれば、時にはこれがないからチャーンしましたみたいなこともあれば、責任を感じるじゃないですか。全部を全部100%で受け切っちゃうっていう。すべてありがたいフィードバックなんだけど、そこには優先順位というものをつける使命があるから、ここは一旦見過ごそうとか、ここはこのユーザーさんからの声は大きいんだけど、全体最適を考えるとやめようとか、Aという意見とBという意見がええ真逆の結果を生んでしまうから今回は意思決定としてBを選ぼう。つまり、Aの声はごめんなさいしようとかあるわけじゃないですか?でもそれを申し訳なく感じちゃうっていう。そんな感じであれの決断良かったのかなとか、悪いことしたなって思っちゃって、それが寝ても覚めてもそのことばっかり考えちゃっていると、それが解消される前に積もり積もってキャパシティーオーバーになるっていうのが結構あるかなっていう気がするんですよね。
イラっとする時とは?
ジョン:一方私とか割と大雑把な性格だと思うんですけど、それでもやっぱちょっとイラッとすることはあるし、さすがに全くイラッとしない人ってあんまりいないかなり少数だと思う。
はち :菩薩型PM。
ジョン:稀にいそうですけどね。菩薩。抽象化すると、どういう時にイラッとします?
はち :イラッとするのは、心ない言葉を浴びせられた時。同じ事象でも、「忙しいのわかってるけど、これだけやってくれるかな」っていうのと、「なんでこれできてないの?早くやれよ」っていうのと、同じこと言ってても違うよねって思って、僕は後者のパターンはリスペクトを感じないかな。
ジョン:めちゃめちゃ同意です。私も同じことを言うと思います。リスペクトと感じない時にイラッとしますよね
鈍感力も必要
はち :ただイラッとした時に選択肢が行動が三つあって。立ち向かうか、自分の中で抱えてしまうか、言い方選ばず言うと無視するかっていう。それは事象に対する無視じゃなくて、感情に対する無視ですね。でこれをまたの名は鈍感力というっていう。結論から言うとメンタルやまないPMは鈍感力がある程度あるっていう。
ジョン:まあ間違いない
はち ;ある程度多分、自分の中でレーダーがあるんですよね。これまともに受けると、めちゃくちゃイライラするから、聞き流そうみたいな
ジョン:そういう意味では、ちょっと危機管理能力的な。
はち :自分のメンタルのアラートがわかるみたいな
ジョン:そうですね。あ、今こうイラッとの文脈で話したけど、あれですよね。一番多分、やっぱPMとかって辛い、イラっとしないけど、メンタルにくる奴。逃げれないが、これはちゃんと向き合わないといけないけど、相当負荷が高いなっていうやつ。そういうのと向き合う時がやっぱ一番こう大変になりますよね?
はち :責任感ですね、それは。確かにね、でもそこの発想の転換をどうできるかですよね。これは自分に与えられた責任だから、自分ひとりで解決しないといけないと思うか。うん、これは自分が裁量もらったわけだから、チームを巻き込んで解決していいのであるって思うかっていう。
ジョン:本当今日はもう共感の嵐です。やっぱね、一人で受けきれないことって、やっぱどうしてもあるけど、まあある意味、そのさっき言ったように、自分はアウトプットに対する責任があるけど、やっぱチームを巻き込んで自分ひとりで抱え込まないっていうところがめっちゃ大事ですよね。メンタルやられそうな時に。
ジョン:あと最後の最後はそれをミスったらどんだけのインパクトがあるかっていうだけであって、例えば、それをミスって1000万の損失をうみますとか1億の損失を生みますとかって超でかいじゃないですか?会社に居場所がなくなるかもしれないじゃないですか。でも簡単なんですよ。会社に居場所がなくなったら会社を変えればいいんです。これ本当にやるわけじゃないよ、メンタルモデルとしてね、そのくらいの気持ちで向き合うっていうのと。あと、これをやらないと、じゃあ自分の命がなくなるのかとか、家族の生命が脅かされるかっていうと、そんなこと早々ないわけで、いわゆる死ぬこと以外、かすり傷っていうやつですよね。大抵のことは。
ジョン:さすがにね、家族の生命が脅かされるような会社はやめたほうがいいと思う。
はち :その危険があるんだったら、まず警察に駆け込んだ方がいいと思うんです。メンタルより前に気にすることがあると思うんで。まあ、そういう心持ちの話ですよね。いざこう自分が、あと自分が病んでんなとか、自分がちょっとダウン状態だなってことを気づけるかどうかが結構大事ですよね。
ジョン:ああ、確かにそうっすね。うん。自覚ない経験が多分ないと思うんですけどうん自覚がないから自覚その経験があるのかないかがわかんないけど。やっぱ自覚があるうちに対処した方がいいっすね
自分に期待しすぎない
はち :うん。あとよくあるのが結構自分がこうネガティブになったりとか、辛くなっているとき、自分が弱いと思いたくないから、そんなはずはない。全然まだまだ余裕だって言い聞かせてるうちにどんどん深みにはまっていくみたいな
ジョン:うん、確かに自分に必要以上に期待してしまうというか。
はち :それある?
ジョン:割と自分に対する期待値っていうのは結構影響するかもしれないです。
はち :ああ、それもう一個あるね。確かに自分に対する期待値が高すぎるっていう、僕ら多分自分いなくても、なんとでも世の中回っていくと思ってるんで。多分ほどほどの期待値で自分に期待しすぎないっていう。自信は持つけど、期待はしないっていうやつかな。今日の結論は自分に自信は持つけど、期待はしない。今年の標語でした。
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はち (PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー)
https://twitter.com/PassionateHachiジョン (とある上場スタートアップ プロダクトマネージャー)
https://twitter.com/john_tk120
スタッフ
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