#56 はちさん流読書術
はちさん流読書術
はち:さて、前回はジョンさんがヒートアップしていましたが、今回はそういう感じじゃなくてですね、いつものジョンさんの持ち込み企画です。今回のテーマは何ですか?
ジョン:はい、今回は「はちさん流読書術」についてです。はちさんが書いたProductzineの記事で「プロダクトマネージャーこそ、戦略的に読書せよ」という記事があるんです。プロダクトマネージャーの方なら見たことがあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。
はち:これ、毎回バズるんですよ。長期休みの前は特に。
ジョン:年末年始は本を読むのにぴったりの時期ですからね。戦略的に読書するということで読書マップを作って、マクロ的な視点で読書するってことですよね。実は、はちさんはもう2024年の10日間で五冊ぐらい読んでるんじゃないですか?すごく早いですね。
はち:それはたまたまですよ。本が読んでほしいって訴えてくるんですよ。
ジョン:読書マップを使って、マクロ的に読む方法は記事を読んでください、で。ただ、一冊一冊をどう読むか、ミクロな視点の話はあまりされていないと思うので、そういう話をしたいですね。
はち:そうですね。一冊ごとの向き合い方についても大事ですよね。
本の選び方
はち:まず本の選び方なんですけど、まず基本的にはね、僕は積読がだいたい本棚に十冊ぐらいなんですよ。それとは別にアマゾンのウィッシュリストに欲しい本っていうウィッシュリスト作って、そこはもう数えきれないぐらいあるんです。とりあえず、誰かがお勧めしたら、そこにぶち込むんですけど、その中からまず今読む本はどうやって決めるかっていうともう、本当に今必要なもので決める。
例えば日常で最近、例えばプロダクトマネジメントの具体的なところで行き詰まっていたら、プロダクトマネジメント関係の本を読むとか。一方で、自分の思考記述、まあ、考え方ですね。考え方のバリエーションを増やしたいなと思ったら、もっとワイによるもの、ハウじゃなくて、を読みますみたいなのをシーズンとかその時の感情とか、自分が必要とされているポジションによって選ぶの変えてますっていう感じ。なんで十冊ぐらいはそれがいろんなジャンルのそういうワイワットハウワイワットハウみたいなのが、並んでいる状態が気持ちいいんです。なので、その全然違うもの小さすの中から一冊取りますっていうのが一つで。
読み方
はち:読み方は単純で。僕はね、あの速読とかできないんですよ
ジョン:意外っすね。
はち:ちゃんと読む。なんなら遅い方だと思いますよ。読むときは、まず一個だけ用意するものがあって、ちっちゃなポストイット。半透明っぽいやつを大量買いしていて、それにその裏にテープを張って。本の表紙の裏にべとって貼ります。でその状態で本を読み始めて、頭から順番に読んでいく中で、気になったところにはその付箋をこう貼っておくんです。であとでサマリーが作れるというか、気になったところリストができるようにしています。いわゆる電子書籍で言うマーカーみたいな役割ですね。ただ僕、電子書籍苦手なんで電書席僕漫画しか読めないんで、基本紙の本でそれをやってます。
読み終えたら、たくさんの付箋が貼られている状態になるんですよね。それを定着させるために、僕はノーションに入れています。読書リストを作っていて、タイトルやURL、レーティング、要点をまとめるようにしています。この要点は、付箋をつけた行を写経する。これによって、そのタイミングで思い出すんです。内容が定着するんですね。その写経をもう五年ぐらいやっているんですけど、いろんなとこで登壇する時に本の引用したいときに思い出せなかったんですよ。それまで、どこかの本で言ってたけど、どこか忘れたみたいなんですよね。だから、まず写経すれば頭に定着しやすくなるし、ノーション検索すれば出てくる。なので、そんな感じで一冊ずつ読んでますね。同時に複数冊あんまり読まないです。途中で挫折することもありますが、ウィップ、ワークインプログレスは常に一冊は進めています。だから写経以外では普通ですね。
ジョン:でも、何か写経は結構良いポイントな気がしていて、逆に何かな?そのノーションの読書リストに読んだ感想とか、自分なりの所感とか、その写経以外にコメントみたいなのがついたりしてないんですか?
はち:最初はやってました。あの映画見て感想書くみたいな感じで、ただ、最近は何か毎回全部に感想を書くのが面倒になって、読むのをやめた時期があります。
ジョン:ああ、なるほど。本末転倒だ
はち:そう。感想を書くのが面倒くさいから本を読むのやめてしまえとなるとおっしゃる通り本末転倒なんで。だからそこは自分のハードル下げるために、今特に感想はまとめてなくて、強いてやってるのは、読んだ後にもう一言感想みたいなツイッターにポンと投げるみたいなぐらいですね、しかも別に深い洞察とかも何もせずに、うん、美味しいものを美味しいって言うっていうスタンスで。
ジョン:「おもろかった」とか
はち:はい。それでいいんですっていうスタンスでやってますね。
本の管理方法
ジョン:ああ、いいっすね。読む本は全部買ってる?
はち:はい。
ジョン:で売ったりもする?
はち:ああ、それはね、僕、新品で必ず買う。読んだら全部メルカリで売ってる。そうすると、多分実質本読むのにかけた金額って定価の1/3とかで済むんですよね。
ジョン:じゃあその本そのものを読み返すことはあんまりしない?
はち:読み返したい本に関しては電子書籍で買い直す。で電子書籍で買い直す理由はなぜかっていうと読み返したい。ってことは後でパッと開きたいとか、その部分を見つけたいなら、検索性が必要なのと場所取りたくないので。それはもう一度読んだから、頭から読まないから電子書籍で。
ジョン:なるほど。あ、それでも意外とね。そこが私は面白いなって。私も結構電子書籍ちょっと苦手で、まあ小説とかは練習いいんですけどこういうビジネス書みたいなのがちょっと紙じゃないと読みづらいタイプなんですけど、確かに全部読まないんだったら、パッと検索してパッと見れて。で常に持ち歩ける電子書籍にするっていうのは割といい気がした。
はち:すぐ引用できるしね。そう、そしたら。そんなイメージですね。なので、電子書籍はそんな感じ。
ジョン:まあ、でも確かに私、ポイントとしてはですね、めちゃめちゃ共感するポイントが多かったですね。まあ、読書リストを作って感想を書くとかって、私も一時期やろうとしたんですけど、あ、無理って思って。まあだったら無理だから本読まないんやななんだけど。
はち:ね、見栄を張っちゃうんですよ。いいこと書こうとしちゃう。
ジョン:わかる。
はち:でもね、誰に見せるわけでもねえのに。
ジョン:でも写経だったら、まあそんなに難しいことじゃないし。でも一方で頭には結構入ってくる。しまあ、さっき言ったその後で検索したら出てくるっていうのもそうですよね。
はち:知識の定着のために、写経をする際は少なくとも一日か二日空けるようにしています。同じ日に書いてしまうと定着しないんです。いわゆる一夜漬けではなく、定着させる学び方の違いだと思います。一度学んだことをしばらくしてから反芻することで、脳の一時記憶から長期記憶に移動すると言われています。そのためには、反芻することが必要で、それを期間を開けて行うことが重要ですらしい。そのために、あえて少し時間を置いてから写経をするという方法を取っています。
ジョン:写経をするのは面白いと思ったから、僕も実践させてもらいます
はち:写経が面倒くさくなるというね可能性もあるんですけど、
ジョン:やってみてめんどくさくなったらやめる
はち:あ、でもね。これも写経しないとメルカリに出せないっていう制約があるんで、でそれができないとどうなっていくかっていうと、本棚がたまっていって、本がもう入んなくなる。そのためにの目の前の棚から読んだ本をなくすっていうことにモチベーションが働き、写経しなきゃってなるっていう。
ジョン:うん、なるほど。私がね、一個面白いなと思ったポイントはね、積読まあ、私も結構いっぱいあるんですけど、こうワイワットハウが並んでるといいっていうのは結構面白いなと思いましたね。積読しとくのもちょっと面白いなと思いました
はち:そう必ずしもずっとプロダクトマネージメントの本だけ読んでて視野広がるかって話です。時には経営の本読んだり、歴史の本読んだりしてもした方がむしろね。バリエーションは広がりますよ。
ジョン:ということで、まあ、選び方から読み方まで結構参考になるポイントが私個人としても多かったですが、皆さんもですね、結構本読むまあインプットいっぱいされる方も多いと思うので、ぜひぜひ気になった方はぜひ実践してみてください。
はち:参考になれば。僕これ動画視聴シリーズもあるんで動画視聴ポッドキャスト聞くシリーズもあるんでどっかでまた派生版もやりましょう。そうだ。さっき言った感じでツイッターとかにですね。僕は読んだ本ポロンと投げてるんで、興味ある方、X(旧ツイッター)見ていただければ、今ほどんな本を読んだんだなっていうのはわかると思います、美味しいしか言ってないような感想を。はい、それではまた次回お会いしましょう。
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はち (PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー)
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