まともなチェックリストを作る方法

(プロマネ亭コラム#28)
 有効な単体テストチェックリストを作成するには、その元資料である詳細設計書の精度を高くする必要があります。当然のことながら、詳細設計書はプログラム作成前に完成され、プログラミングは詳細設計書に基づいて実行されなければいけません。つまり精度の高い詳細設計書がなければ、精度の高いプログラミングも単体テストチェックリストも作成はできないと言うことです。 さらに詳細設計書の精度は基本設計書の精度に左右され、基本設計書の精度は要求仕様書の精度に依存しています。これらの上流工程における技術ドキュメントが整備されていなければテスト工程における効果的なチェックリストの作成は困難です。 その時になってあわててチェック項目をひねり出そうとしてもどこからも湧き出してはこないでしょう。
 「親の因果が子に報い」と言われるように元ネタが悪ければ良いものは生まれません。要求仕様書の精度向上から始めましょう。

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