日本語文章のあいまいさを避ける
(プロマネ亭コラム#29)2021/3/19
論理性や正確性が要求される業務文書においては,日本語の豊かな情緒性やあいまいな表現が大きな障害となっており,以下に示した注意点を押さえておく必要があります。
□ 主語がない文章には主語を書き加えること。
□ 可能な限り短い文にすること。
□ 並列的な表現は箇条書きにすること。
□ 時間軸にて整理したチャートで現在・過去・未来の時制を明確にすること。
□ 読み聞かせで聞き手がきちんと理解できるか確認してみること。
□ 単位・期限・期間・対象範囲などの基準を明確にすること。
□ %表記は何を100%としたのかを明記すること。
□ 程度表現(例:すごく,適当,ちょうど,およそ)を避け数値で表すこと。
□ 強調表現(例:ちゃんと,しっかり)を避け数値で表すこと。
□ 推測表現(例:~くらい,およそ~)を避け数値で表すこと。
□ その他の曖昧表現(例:~の予定,できるだけ~)を避けること。
日本語と英語の違い
日本語 英語
□あいまいで明言を避ける □直接的,断定的な表現
□省略語(主語などの省略)が多い □省略語が少ない
□文が長くなりがち □比較的簡潔
□無生物は主語になりにくい □無生物でも主語になる
□結論(話題の中心)が最後 □結論(話題の中心)が最初
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