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60分マッサージ (24)

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疲れが溜まるとマッサージに行く事がある。
あなたにとって「良いマッサージ師は??」と聞かれると
私は間違いなく「辛いところをかなりしっかりやってくれる人」に限る。
大抵始まる前に「どこか辛い箇所はありますか??」と聞かれた時、私の場合は左の肩甲骨、背中周り、左腰(要は左利きの全負担のような症状。)と答え、そこをしっかりとケアしてくれる人である。

当たり前じゃん、と思われるがそうでない場合もある。

「あっ、ここも凝ってますね。」とか「意外と右の方が張ってますよ。」とか60分の中で私が重点的にやってほしいところから、その人の見立てでこちらの希望からズレてしまう場合がある。
プロからすると、骨格やバランスなどを見ての事なのだが、
60分という限られた時間の中で1番辛い所をしっかりとやってほしいのである。

ようやく最近、その希望に合致する方が見つかり鬼リピート中である。
こいつは何の話をしてるんだと思われるかもしれないが、かなり重要な事ではないかと思う。

その方は顧客の要望に愚直に応えてくれている訳である。

個人的な意見であるが、何か料理を食べに行った時に
「この料理にはこのお酒じゃなきゃ」
と言ってくる人も私は苦手である。
呑みたいもの呑ませてくれよ、と。
今はこれを呑みたい気分なんだよ、と。

中々、それが言えなかったりもするのだがもう少し自由に生きようと思うのである。

この連載は±3落語会事務局のウェブサイトにて掲載されているものです。 https://pm3rakugo.jimdofree.com