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マドンナ(22)

 クラスのマドンナ、古い言葉である。学級で一番美しい女性のことをそう呼ぶのだそうだ。因みにこの″マドンナ″は、アメリカ合衆国の歌手【マドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネ】を指すものでなはい。いや、偉そうに言っている筆者も、ネットで調べるまではてっきりマドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネのことだと思っていたのだが、実は聖母マリア様のことをイタリア語でMadonna(マドンナ)というそうだ。つまり、クラスのマドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネではなく、クラスのマリア様ということ(他に学園のマドンナや職場のマドンナがあるが、これらもマドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チッコーネではないということは念の為触れておく)なのだ。大変勉強になった。似たような言葉はまだある。学園のアイドル、町一番の美女、〇〇小町、、、ん?女性ばかりではないか。
おかしい、何故、学園のゼウスはいないのか。職場のアポロン、町一番のオーディンなどがいてもおかしくないはずである。男にもスポットをあてて欲しい。よし、せっかくなので、今日は男版の”クラスのマドンナ”を考えてみよう。

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この連載は±3落語会事務局のウェブサイトにて掲載されているものです。 https://pm3rakugo.jimdofree.com