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変態的な酒の肴(つまみ) (29)

お酒を飲むときに、肴(つまみ)は必須であるが、
それは食べ物に限らない。

あなたは食べ物以外何を肴に呑みますか?と聞かれた時、
音楽や映画など、もちろんそうであるが、
私は時折ひっそりと以下の二つを肴に酒を呑むことがある。

それは
・洗濯中のドラム式洗濯機を眺めながら呑む
・落合博満さんの過去のバッティングをYouTubeで流しながら呑む

の2つ。である。

なかなか理解して頂けない。

しかし、そんな変態的な肴があっても良いのではないだろうか。
誰にでもその類は一つ二つはあるのではないだろうか。

ドラム式洗濯機を眺めながら呑むというのは
ある種のキャンドルセラピーのようなものであろう。

規則的にみえるが不規則に回転を繰り返すものを見ていると没入できる。

案外、調べて見るとコインランドリーで飲んでる人も多かったりする。

理解されないと言いつつ、洗濯機肴同志はいるみたいである。
私が未だかつてまだ出会った事がないだけのようだ。

もう一つの落合博満さんのバッティングはどうであろうか。

落合博満ファンや中日ドラゴンズファンにはたくさん出会った事がある。

しかし落合博満さんのバッティングを見ながら呑む。という人にはまだ出会った事がない。

正直に書くと、酒の肴どころかそれを見ながら白飯三杯食べれるのである。

では何故か。
やはり「美しい」に尽きる。

美。なのである。

テレ東の美の巨人たち。であのフォームを特集してほしいぐらいである。

だからやはり芸術の域なのだろうな。と感じる。

そして私は中日ファンではない。
そしてさほど落合博満さんに詳しいわけでもない。でも好きなのである。

更に理解されないのである。

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この連載は±3落語会事務局のウェブサイトにて掲載されているものです。 https://pm3rakugo.jimdofree.com