仕事ができる人はみんな持っている?「全体把握力」について言語化してみた
今年に入ってもう2回も怪我をしました。どうも、プラスジャムの磯部です。
今回は仕事ができる人の共通点である、全体把握力について深掘りしてみたので、それについて書いていこうと思います。
全体把握力とは
ここでいう全体把握力とは仕事に限らず、物事や事象全体に対しての解像度が高いことを指します。仕事はもちろんですが、例えば、日常生活における複雑な人間関係や、趣味活動中に生じる予期せぬ問題、さらには社会的なイベントや現象に至るまで、全体把握力は多面的に活用されます。
この能力を持つ人は、局所的な情報に捉われることなく、大局を見渡し、それぞれの要素がどのように絡み合い、全体に影響を与えるかを理解しています。
だからこそ、全体把握力が高い人は効率的で実効性のある解決策を導き出し「仕事ができる」といわれるのです。ではその全体把握力がどんな要素で構成されるのかをみて行きましょう。
全体把握力を構成する4つの要素
全体把握力を構成する4つの要素として「情報収集力」「観察力」「仮説構築力」「洞察力」があります。
情報収集力
情報収集力は、他3つの要素の基盤となり質と量と速さの3点から構成されます。単に広く散らばった情報を無作為に収集するのではなく
質:信憑性のあるデータや歴史的データ、公的な機関による調査結果や、事実に基づく経験談などあらゆるところから質の高い情報を集める
量:複数のデータや文献、書籍などいくつかの媒体から情報を多く集める
速さ:限られた時間の中で、時にはその場で自分の頭の中のリソースから情報を集める
これらの3点を掛け合わせて情報収集力と言います。また、精度の高い情報収集として私は複数媒体からの収集を推奨しています。参考として私が収集を行う際のパターンを一部ご紹介します。
専門性のある人の動画による収集(即効性)
書籍による収集(網羅性)
人とと話すことによる収集(希少性)
その他
観察力
観察力は情報収集力と似ていますが情報収集力は点で見ます。すでにどこかしらに存在している情報を収集する力です。
対して観察力は線で見ます。特に人物や事象に関する、過去から現在に対しての変化もしくは一貫性であることが多いです。
「Aさんは前は⚪︎状態だったか、今は△状態に変わった。」(変化)
「Aさんは〇〇についてよく話しているが、潜在的には△△のことを話している。本人は気づいていない」(一貫性)
「〇〇の施策実行後△△の結果になった」(変化)
観察力を鍛えるには「なぜ」を癖づけるとより日々の変化や潜在的・顕在的なニーズ、本筋を捉えることができるようになってきます。また、状況を俯瞰する力や、メタ認知力を鍛えることでより精度の高い観察ができるようになります。
仮説構築力
仕事における仮説構築力はいわば「もし〜だったらどうだろう。」という仮説を何通り出せるかの力です。
また、情報収集や観察したものを整理し精度の高い判断をするために重要な力となります。「こうだろう」と決めつけるような偏った仮説ではなく、質の高い情報があってこその仮説です。
ただ、この仮説構築に関しては無限に仮説を立てられるため考えすぎることが良い事とは必ずしも言えません。かえって混乱を招くことになるので、慣れていない人が効果的に仮説構築を行うためにはマインドマップを利用したり、紙に箇条書きして整理したり、情報整理をするフレームワークを使った方法がおすすめです。
洞察力
洞察力はすでにあげた3つの要素が基盤となっており、言い換えるならば本質を見抜く力です。また本質を見つける力は共通点を見つける力とも言えます。
「A,B,Cの3つの課題があるけど、根本的な原因は〜〜にあるから、そこを改善すれば全部の解決に繋がってくるよね。」
「お客さんは⚪︎⚪︎と△△を希望しているけど、潜在的なニーズとして本当は〜〜という風にしたいのではないか?」
その洞察力を養うには、幅広い知識と経験を積むとともに、常に周囲の状況に注意を払い、その背後にある意味を考察することが重要です。また、短期間でできるようになることではないので根気強く養おうとする気持ちが大切です。
まとめ
全体把握力を構成する「情報収集力・観察力・仮説構築力・洞察力」について例も交えてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
身の回りの「この人すごい」という人は日々、この4つの要素をものすごい速さで繰り返し経験値を積んでいます。
自分もそう言われることを目指して今日からまた仕事と勉学と人生に励みます🌵
お読みいただきありがとうございました!🍻
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