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【5分でわかる】アクセス解析ツール Google アナリティクスでできること

要件定義で「アクセス解析は利用されますか?」と必ずお伺いするのですが、「まず何ができるのか教えてほしい」とご相談いただくことがあります。

今回は、できるだけ専門用語を使わずアクセス解析でできることと設置方法の選び方をわかりやすく解説します。活用方法を考えるきっかけになれば幸いです。

アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」って何?

Googleアナリティクスは、無料で使えるアクセス解析ツールです。

Webサイトに計測タグを設置すると、サイトの改善やマーケティングに役立つさまざまなデータを蓄積できます。

💡具体例なメリットをイメージしてみましょう

サイトからお問い合わせを増やしたい」という課題が出ました。
さて、どんなプランを立てましょう?

⚫アクセス解析がある
「事業紹介ページが人気なので、フォームへのボタンを足したら?」
「入力ページで離脱している人が多い。項目数を減らしてみませんか?」など、データを分析して、効果が期待できる具体案を作ることができます。

⚫アクセス解析がない
「こうだと思うんだけど…」と根拠なしの予測で立案しなければなりません。また、効果測定も”なんとなく”の判断になるでしょう。

【サイトタイプ別】アクセス解析でできること

プラスジャムにご相談が多いコーポレートサイトとECサイトにフォーカスします。

(1)コーポレートサイトで役立つ主なデータ

例えば…
・アクセスが多い場所

世界のどこから閲覧されてるかわかる。都道府県/市区町村まで確認OK。

流入経路
検索エンジン、メディアサイトなど、どこからサイトに来たかわかる。

人気のページ
たくさん閲覧されている=価値が高いページがわかる。

(2)ECサイトで役立つ主なデータ

例えば…
・流入経路と売上額

Google検索から来たユーザーによる購入金額が計◯万円などがわかる。

カゴ落ち
購入フローのどこで離脱したかがわかる。

再購入までの間隔
リピート購入のサイクルがわかる。

少し具体的なイメージが湧きましたか?

【まとめ】
Googleアナリティクスは
Webを通じた顧客体験を改善する手助けをしてくれる
・ビジネスの成長を図る上でさまざまな気付きを与えてくれる
そんなツールです。

最適な設置方法を選ぼう

次に、導入にあたって必要となる設置方法の選択についてです。
2種類あるので『将来のサイト展開』を踏まえて選びましょう。

(1)広告や解析を積極利用したり、利便性重視なら「Google タグマネージャー」

「Web広告やりたい」「アクセス解析をフル活用したい」「将来を見据えて拡張性が高い状態を作っておきたい」とお考えなら、複数のタグを一括管理できるGoogleタグマネージャーでのアナリティクス設定がお薦めです。

タグマネージャー用タグをサイトに埋め込むので、『タグマネージャー+アナリティクスはセットで使うもの』と覚えていただくとよいでしょう。無料で利用できます。

(2)お試し導入なら「アナリティクスのトラッキングコード」

「試しに入れてみよう」「管理するツールは少ないに越したことない」とお考えなら、アナリティクス管理画面で取得できるトラッキングコードの利用する方法があります。

将来的にタグマネージャー運用に変更できますが、タグの貼り直しが必要になります。

どちらのツールもアカウント作成からサポートできますが、クライアント様で管理権限をもっていただくことをお薦めしています。

Googleアナリティクスは大転換期

2022年春現在、Googleアナリティクスには仕様が異なる2つのシステムが共存しています。
・約10年間使われてきた主要(旧)バージョン
・2020年登場 新たなデータ取得・計測方法の新バージョン

📣 NEW!! 3月16日発表
新バージョンへ正式移行が2023年7月となりました。これから構築するサイトは新バージョンを利用しましょう。

※今回の記事で使用した画面キャプチャは旧バージョンです

また、個人情報保護強化で、アクセス解析を使う場合はプライバシーポリシーに利用の旨を明記することも求められています。

「Googleアナリティクスについて、少し理解が深まったよ!」という方は、♡スキ♡をポチッといただけると嬉しいです。

次回は新バージョン(GA4プロパティ)を深堀り予定✍
この記事の担当は、ウェブ解析士・大竹でした🙋‍♀️

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