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プラスフードで受け取り出来るようになったユーザー様へ

今回は実際のプラスフードユーザーさんがスタートアップガイドを読み込んで、1回は何かしら受け取りが出来たという段階以降で考えていただきたい内容です。
尚、初めての方がまずは1回受け取るまでの詳細説明は以下の通り。

次のステップは持続可能な受け取り方

SDGsと謳ってるだけあって、実はユーザー様も持続可能な社会としての行動が試されてくるのがプラスフードの特徴です。
単純なお得さだけで考えると徐々に違和感を抱くかもしれません。
ふわっとした商品内容や、制限時間が短めな受け取り条件等は一般の売買ではありえません。
普通はお客様側の都合にお店さんが合わせますが、プラスフードは逆です。
お店さんの都合にユーザー様が合わせるのです。
極論言えば、ユーザー様側はお店さん側が喜ぶような行動をしなくてはいけません。
それが納得いかない、自分は客の立場だから接待受ける側でずっといたい、というのはお客様は神様の概念から少なからず脱却できていないかもしれませんね。

お店さんが喜ぶ行動とは

とはいえ、難しい事はありません。ユーザーの皆様に守って欲しいのは2点です。
「受け取り時間を必ず守る」「無料で貰ったら『有難う』とお礼を言う」
ある意味、社会人の基本みたいなお話です。
学校に行くお子さんにも「遅刻しないでいこうね」「授業時間になったら席につこうね」「何かしてもらったらちゃんとお礼言おうね」と言うかと思いますので、それを自分でも実践すればいいのです。
店員さんが無言だから自分も無言という事ではなく、無料で貰った側が先に有難うと言葉を発するほうが良いかと思います。

お店さんが出品するメリット

お店さんが喜ぶ事を知るためには、プラスフードにおいてお店さんが出品するメリットが何であるかを理解できると良いかとは思います。
普通に考えると商品を0円でユーザーさんに配るなんて利益にならない事をするメリットありません。
一番の価値は「貴方がお店の中に足を運ぶ事」これが最大のメリットです。
普通に営業していて新規のお客さんを店内に呼び込むコストはどのぐらいでしょうか?
仮に1万部のチラシを作ったりすれば、印刷代にポスティング業者のコストなどかかったうえで10人の来客があればいいほうです。
そうすると新規客1人がお店に来るにあたって3300円の宣伝コストがかかっている等となります。
これがプラスフードなら500円ぐらいの食材原価で呼び込めるわけです。
廃棄の削減と宣伝効果の一石二鳥があってこそ、お店さんはメリットを感じるのです。

ついで買いなどはしなくてはいけないのか?

そうなると、無料で貰いにはいくけど、ついで買いしなきゃいけないという事か?と疑問を感じるかとは思います。
勿論、ついで買いをすればお店さんは喜びます。それは間違いないです。
でもこれは強制ではありません。
その場のついで買いにしても、後日改めての普通の購入でも、それはユーザー様の自由です。
お店さんは無料で食材を渡すので食品を売らない代わりに人柄を売ってる筈です。
うまく人柄を売れたなら貴方はそのお店さんのファンとなり、その商品のファンにもなっていく筈です。
その時、そのお店で買えばいいのです。
ムリな購入は持続可能な関係とは言えません。

お店さんが迷惑に感じる事

出品するお店さんは迷惑だなと感じれば、最悪次から出品してくれません。
焼け畑農業の如く、自己都合を優先したユーザーさんが貰うだけ貰っていけば全体として多くのユーザー様にとっての不利益になります。
以下に実例を挙げますのでご注意ください。

1:時間を守らない=早く来たり、遅く来たりする
これが一番です。時間に遅れれば店員さんの残業などになります。
あとは早く来るのもダメです。例えばランチタイムなど混雑時間を避けるように設定したのに、その時間に受け取りに来られてしまって通常業務に支障でるなと思われたらそのお店は出品しなくなります。
受け取りまで少し時間があるにはそれなりの理由があるのに、自己都合を優先して「早く来ちゃいましたけど下さい」というのは自分勝手な話です。

2:時間交渉の電話をする
1番の内容の派生ですが遅く行くのも前もって電話して了解を得たら良いだろうと自分勝手に考えてしまうケース。
お店さんとしては接客しながらなので毎回のようにそのような電話が来るのは業務の支障が出ると判断します。
しかも最初の1回でそういう交渉でお店さんが少しだけならと許可すると
5分の遅れ程度だったのが30分の遅れや1時間の遅れになっていったり、ほぼ毎回遅れる前提になるなどエスカレートしていく傾向があります。

3:常に毎回同じ店で獲得する
これは1や2と違ってルールに違反しているわけではありません。
ただ、お店さんのメリットは宣伝との一石二鳥であるのです。
10日出品してたった1人が10回来たら、どうでしょうか?
お店さんとしては10日だして10人来るのが理想だったのに結局同じ1人しか来ないなら宣伝の意味がないと考えてしまいます。
明治の思想でも幸福三説というものがあり「惜福」「分福」「植福」という要素です。
「採り尽くさない」「誰かと分け与える」「将来の為に行動する」
SDGsなんて新しい単語を使わずとも既に明治の日本にある概念です。
その日の出品が少ないお店さんは昨日獲得したならちょっと待ってみて他のユーザーさんに譲るというのも大事な事です。
それでも誰も取らないという事であればその時に自分が取れば良いかとは思います。

4:出品しているのに誰も来ない、獲得したのにドタキャン
競争倍率が激しい状況とはいえ、どうしても札幌市の端っこエリアになるとマッチング率が低めになる傾向があります。
車移動でも遠い所は敬遠されるケースがあります。
ただ、お店さんも毎回出品しているのに誰も取りに来ないなぁってなるとやがて出品しなくなります。
3の要素で人気のお店で獲得できたベテランユーザーさんは次の日は敢えて他のユーザーさんに譲って自分は遠くのレスキューに向かうというのがやがて全体のメリットになるかと思います。
ドタキャンもそれ自体が食品ロス発生原因の一つです。
交通違反などを取り締まるパトカー自体が交通違反したら良くないですよね?
食品ロス削減のためのレスキュー隊としてドタキャンはなるべくしないよう心掛けましょう。
もしやむを得ずという事であればキャンセルできませんがお店さんに電話で謝罪しておくと良いかとは思います。
何も連絡ないドタキャンだとお店さんもいつまで待てばいいのか悩みます。

5:文句を言われる、無用な詮索をされる
お店さんとしては食品ロス削減という良い事をしているつもりで出品しています。それもロス自体があまり出ないように努力されています。
たまたまその日、ちょっと1件分だけ出品してすぐマッチングした時に、獲得できなかった別のユーザーさんが「すぐ売り切れになるけど本当に出品しているのか?」「出品しているふりしてるだけなんじゃないか?」と悔しさをぶつけてしまうケースがあります。
良い事をしているつもりが誰かの恨みを買うという事になるなら・・・当然お店さんは出品しなくなりますよね。
他にも「この商品はまだ日持ちするでしょ、ロスじゃないって事はただの宣伝目的?」と無用な詮索もあまり良くはありません。
確かにその食品は日持ちはするのですがそのお店さんとしては「うちの店で販売価値のある美味しいピークを過ぎてしまった」と思って出品している事があります。
それを「ただの宣伝目的ですか?」などと言ってしまってはお店さんもガッカリですよね。
取れなくて悔しい気持ちはわからないでもないですがその苛立ちをお店さんにぶつけてしまえば、将来的にそのお店で自分が獲得できる可能性を潰してしまう行為にもなります。

6:画面を見せない等
プラスフードは基本的に受け取りチケットの画面を店員さんに提示するのがルールです。
しかし慣れてきた中間ユーザー様やベテランユーザー様には億劫になってきて「〇〇だけど」と名乗るだけで貰おうとする行為があります。
要は、自分を常連の特別扱いにして欲しいという事ですね。
顔なじみ扱いされていないと拗ねてしまうのは困りものです。
これがどのような弊害があるかというと、お店さんによっては初めてのバイトさんがいる時があります。
そのお店さんでの獲得は何度もしているユーザーさんでもその時立ってるバイトさんにとっては「初めての来店者」なのですからルールどおり画面提示して欲しいですよね。
「何度も来てるのに画面見せなきゃいけないのか」と店員さんを困惑させてしまえば、その報告受けた店長さんが出品しなくなるのが予想されます。
ベテランユーザー様だからこそ、他のユーザー様の手本となるようルール通りに画面提示をお願いします。

7:その他の迷惑行為
これはプラスフードに関わらず一般的な話ですが、急いで受け取って急いで車に戻るためにと駐車場に斜めに停めて2台分スペース使うなど、そのような行為はよくありません。
あとはレジ会計で一般のお客さんが買いものしている列に横入りして「無料で貰うだけだから頂戴」と要求するのもアウト。並んでいるなら並びましょう。

店舗一覧の中で出品が昔あった事になってるけど、今は全く出品しないなぁというお店さんも上記7項目のどれかに該当に1年前や2年前のとあるユーザーさんが起因して出品しなくなってしまったのかもしれません。
今のユーザー様は今出品しているお店さんに迷惑をかけないようにしていただければと思います。
基本は「時間を守る」「有難う、と言う」この2つだけ注意すればまず7項目には該当しません。

更にその先へ

初めて出品したお店さんが操作に不慣れな時にやり方をユーザー様から教えていただいた等を聞く事があります。
きっとベテランユーザー様なのだと思いますが、このような関係性は微笑ましくも思えます。

特に初出品のお店さんというのは、プラスフードではどういうユーザー様が来るのかドキドキしています。
最初のユーザー様がプラスフードの全ユーザー様の代表ともなりますので第一印象としてかなり重要な役回りです。
そういうお店さんにお受け取りに行かれた際には出品祝儀のお気持ちで何か一緒にご購入いただける等ご配慮いただくと今後の継続的な出品に繋がりやすいかと思います。
どうぞ宜しくお願いします。

プラスフードの活動にご協賛お願いします。食品ロス削減活動に使わせていただきます。