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2024.08.28〈タイパな人生にSEIKO&ルックバック!?〉

こんにちは。

プラスディーアンドシー合同会社(+d&c)
PR担当、コーディです。

経営に近い皆さまに
お役に立てばという視点で、

今、このタイミングでお伝えしたい
FACTBOOKのトピックをお届けしています。

>> ファクトブックについて
再確認したい方は、ぜひこちらもご覧ください。


さて、先週末は

アメリカのメジャーリーグ(MLB)で
LAドジャースの大谷翔平選手が
シーズン40-40(40本塁打と40盗塁)を
劇的なサヨナラ満塁ホームランで
達成したニュースで
大いに湧いていましたが

すぐさま、
記念グッズ販売予約受付のリリースが公開。


やはり注目が集まるタイミングでの
リリース、さすがです(*^_^*)


その他にも、多くの企業やメーカーが
大谷選手と契約していますが、

今日は、その中のひとつ、

時計メーカーの「SEIKO」さんが
時間にまつわる意識調査をまとめた

「セイコー時間白書2024」を元に


現在のサービスのトレンドや
ヒットに共通する社会背景について、
FACTBOOK的視点から
紹介したいと思います。

それでは、今週も行ってみましょう。




日常における時間の使い方


詳しくは、
ぜひ「セイコー時間白書2024」の方を
ご覧いただきたいですが、

ここでは概略のみご紹介します。

この調査の主題としてあげられているのが
「タイムパフォーマンス」略して「タイパ」。

タイパとは、

2015年、原田曜平(マーケティングアナリスト)が当時の若者たちの実態を見て思いついた造語(和製英語)。もとはビジネスにおいての時間と能率の関係について用いられた言葉だったが、SNSや動画配信サイトの爆発的な普及に伴い大量の情報とコンテンツに触れるようになり「最小の労力で最大の成果を得る」ことを重視する若者の志向に対しても使われるようになった。

wikipedia 他より引用

とされてきましたが、


「セイコー時間白書2024」によると

現代人の約6割が「タイパを意識して行動」 

ということで、

Z世代のみならず、現代社会の価値観として
流行から定着、実践されている日常の実態が
レポートされています。

以下、15歳〜69歳の男女1,200人に、
普段の生活でのタイパ意識について
聞き取りした結果の一例ですが、

約7割が「無駄な時間は過ごしたくない」

約8割がなるべく早く正解にたどりつきたい

現代人の約6割がスマホなしで考えられる時間は「5分以内」

約7割がすぐスマホに頼って頭で考えない

日常的に時間効率を重視しするあまり、
だんだん思考を深める時間がなくなってきている側面もあることがわかりますね。


タイパ時代のサービス


現在、こうしたタイパを重視したライフスタイルから派生して、様々なヒットサービスが生まれています。

代表的なものでは、

タイミーやメルカリ・ハロなどに代表される
スポットワークのマッチングサービス。

スマホや他サービスで登録した
アカウントで気軽に登録できることもあり、
ユーザー数が伸びているようです。



また、わずかなスキマ時間で
コツコツとポイントを貯める「ポイ活」も
コロナ禍のステイホームから
一気に広がりをみせ、

もはやスキマでもなく、
「ながら」や「ほったらかし」でも
ポイントが貯まっていくサービスも
生まれています。


さらに、
エンタメの世界にもタイパが影響。

大ヒット中の映画「ルックバック」の
ヒットの要因のひとつに、
上映時間の短さが挙げられています。


こちらのタイパは
劇場側の視点で上映時間が通常の半分程度(58分)と、スクリーンを高速回転できた点がポイントでしたが、

観る側の心理的なハードルも下がり、
動員につながったのではと感じました。


こうして見渡すと、

限られた時間と引き換えに何を得るのか、
どう効率よく得るのか、という行動原理は

情報や満足感などの無形のものから、
目に見えるお金やポイントにまで
生活のあらゆるシーンに浸透していることが
あらためて実感できますね。


おわりに


ただ、

優れたタイパのサービスが
数多く生まれている反面、

何でもかんでも、
時間と効率に追われることに対して
「タイパ疲れ」の兆しもあるようです。

もう一度「セイコー時間白書2024」に戻りますと

「タイパがよい過ごし方が豊かな時間の使い方」と感じるタイパ派:48.5%
「時間効率を高めても心が満たされるわけではない」じっくり派:53.9%

と、上記の割合は約半々となっており、
時間に厳しい日本人の時間の使い方が多様化し、

効率化したいこと、効率化したくないこと、
効率化して生まれた時間を楽しむこと、
を「選んでタイパ」する棲み分けが
明確になってきていると分析されています。

最後に、

今回のレポートに直接的な言及はなく、
個人的な見解ではありますが

この「セイコー時間白書2024」を
FACTBOOK的な視点でみると

「効率化できない、心が満たされる時間」というのは
SEIKOさんの高級腕時計が刻む時のことを
示唆しているように感じられ、


タイパが定着した社会にあっても
人生の時間に彩りと豊かさを提供するという、
SEIKOさんが担っている大切な役割を

客観的に、広く社会の目線で
スマートに伝えてくれる
調査内容とレポートになっていて、
とても共感しました。


あなたは、タイパについて
どのように感じられましたでしょうか。


今日のお話が皆さまの
お役に立てれば幸いです。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました!


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