2024.09.04〈まさにダチョウがトリガー!?人生100年時代の異業種参入〉
こんにちは。
プラスディーアンドシー合同会社(+d&c)の
PR担当、コーディです。
経営に近い皆さまに
お役に立てばという視点で、
今、このタイミングでお伝えしたい
FACTBOOKのトピックをお届けしています。
>> ファクトブックについて
再確認したい方は、ぜひこちらもご覧ください。
さて、本日9月4日は
語呂合わせで
「くし〈櫛〉」の日ですが、
美容関連事業の中で
最近特に話題になっているものといえば、
8月28日に発表された
牛丼チェーン 吉野家ホールディングスさんの
「オーストリッチ〈ダチョウ〉事業」。
牛丼屋さんの「ダチョウ事業」?
しかも美容とは…
いったいどういうことなのでしょうか( ゚Д゚)?
今週は、こちらの事例を元に
美容関連の新規事業について
FACTBOOKの視点から見ていきます。
それでは行ってみましょう!
なぜ?今?ダチョウ?
詳しくは、上述のリンクからリリースを
ご覧いただきたいですが、
ここでは要約して内容を紹介します。
吉野家ホールディングスさんでは
2017年からオーストリッチについて
美容と健康の分野で研究を進めてきており、
100%子会社(株式会社SPEEDIA)により、
オーストリッチの飼育、研究、
商品開発・販売といった
事業展開を行う運びとなりました。
具体的には
をそれぞれ販売するとのことです。
①の背景としては、
人口増加、食糧問題、気候変動による
災害の頻発から
食用肉の種類の集中化を防ぐことが
重要な経営課題であることが挙げられます。
牛、豚、鶏に続く、
第4のお肉という位置づけですね。
こちらは、普段食されないお肉であることと
吉野家さんのメニューの中では高額なこともあり、発表直後から大きな話題を呼んでいます。
また、①以上に驚きを持って受け止められているのが、
②のオーストリッチによる美容商品の販売です。
オーストリッチのオイルには
美容成分の肌への浸透を23倍促進する効果があり、オイル特有のベタつきがなく、さらっとした質感で肌馴染みがよいことも特徴。
オイル、クリームの商品展開で、オンラインストア・ECサイト等で販売を開始。原料の卸販売も行われるとのことです。
さらに、
オーストリッチのお肉には健康に役立つ
様々な栄養機能成分が含まれていること、
さらには疲労改善や血管老化防止の効果があることもわかっており、
吉野家さんが
125年に渡って伝統を繋いで来られた食・健康に加え、
あらたに「美容」を
持続可能な未来のための事業として位置づけ、
オーストリッチを軸に展開されていきます。
今後、どのような展開を見せるのか、
要注目ですね。
有名企業が美容業界へ続々参入
実は昨今、有名企業が異業種である
美容事業に参入しています。
例えば、
2024年、自動車部品メーカーのアイシンさんが独自技術を駆使して美容機器を手がけたり、
エネルギー事業者のENEOSさんは、
2023年より100%出資の子会社と
新規事業開発支援企業との3社で
美容師と顧客をつなぐアプリによるサービスを展開。
多くのグループや事業を抱えるこれらの企業が
今、美容の分野に参入する背景としては、
などが挙げられます。
特にPRに関していうと
吉野家さんの件同様、本業とのイメージの乖離が大きなインパクトを生み出していますね。
FACTBOOKの視点から
吉野家さんが
オーストリッチの事業に掲げられている
「持続可能な未来」というテーマから
人生100年時代の美容事業では
いつまでも現役で、美しく、
自信をもって人生の時間を楽しみたい
女性の気持ちに寄り添える
商品やサービスが求められていく流れを
あらためて感じました。
これまでの美容事業のPRにおける
社会性といえば、エコ商品や
フェアトレードなどの付加価値が主でしたが、
これからは事業自体が
社会全体を豊かにするために大切なものと
認知されていくかもしれませんね。
そうなってくると、
事業アイデアや企画の切り口も一変して
例えば、
交通インフラ × 美容・健康で、
電車の定期区間のひと駅手前で降りると
健康ポイントがもらえる通勤定期券
みたいなものを発行し、
超高齢化社会の
健康増進と混雑緩和とポイ活を
一度に実現!?
また、
従来のスマホのプランに
美容のコンテンツやメイクやダイエットの
オンラインコンシェルジュが
パッケージ化されたものを用意して
スマホを利用しているのに外に出たくなったり、
リアルで人と話したくなったり、と
人生の時間を楽しむきっかけになるかも!?
…と、
単なる妄想ではありますが
もし実現できたら、社会公益性と新奇性に富んだパワフルなFACTBOOKができそうです(*^_^*)
おわりに
人生100年時代を見据え、
いつまでも健康で、美しく若々しく生きていくことが
社会全体のテーマとして定着したら
なんだかこの先の未来も明るい気がしますし、
美容事業に大企業が参入することを
きっかけにして、持続的な発展につながったら
素晴らしいですね。
今日のお話が皆さまの
お役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
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