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2024.06.26〈昭和レトロブームにみる、アイデアの種と庵野秀明展〉

こんにちは。

プラスディーアンドシー合同会社(+d&c)
PR担当、コーディです。

経営に近い皆さまに
お役に立てばという視点で、

今、このタイミングでお伝えしたい
FACTBOOKのトピックをお届けしています。

>> ファクトブックについて
再確認したい方は、ぜひこちらもご覧ください。


さて、

近年、大学生世代などの若年層を中心に
昭和レトロブームが再燃していることを
ご存知でしょうか。

名古屋では、昭和〜現在も変わらず
愛されている寿がきやさんの
スガキヤ大須店が、昭和レトロ風に改装。

明日6月27日から
リニューアルオープンするという
報道がありました。

店舗限定の復刻商品やSNSでの
人気投票キャンペーンも実施されるそう。


さらに、

昭和レトロブームの中でも
「ガチレトロ」が特に注目されています。

若者が求めるのは、レトロ風ではなく、
当時の雰囲気がそのまま残っている「ガチレトロ」。

こちらは、
昭和の雰囲気を残した場所が
人気のスポットになっていたり、

早稲田大学のサークルで語り合っている
様子などが取り上げられていました。

今回は、昭和レトロブームの前後の背景や、
先日私が名古屋で観に行ってきました
『庵野秀明展』のお話しを交えながら
FACTBOOK的な視点で見ていきたいと思います。

それでは、今週も行ってみましょう。




昭和レトロブームとは?

昭和レトロブームは、
昭和時代(1926-1989)の文化や可愛さを
世代ごとに懐かしい、新しくて愛しいなど、
今の社会やライフスタイルに逆行した
独特の魅力で当時のファッション、音楽、建築、家具、家電製品など、
多岐にわたります。

今、あらためて
昭和レトロがブームとなっている
背景としては、

以下の点が挙げられているようです。

◎デザインのシンプルさと温かみ:
昭和時代の製品やインテリアはシンプルで温かみがあり、現代のミニマリズムとも相性が良く
多くの方に愛されているようです。


◎デジタルデトックス:
現代のデジタル化された生活に対する反動として、アナログな昭和の生活様式が注目されています。レコードや、先日予約が殺到して話題になったPENTAX17は、フィルムカメラとしては約21年振りの新製品。


◎文化の多様性と再発見:
アニメやマンガ、音楽など
昭和時代のサブカルチャーを新しい世代が発見し、SNSで広がりを見せています。


昭和レトロは、

若い世代にとっては新鮮で、
年配の世代にとっては懐かしい

という、世代を超えた魅力を
持っているようですね。

元々あるものに
新たな視点から価値を見出す

『庵野秀明展〈愛知展〉』


そして、

昭和レトロブームということで、
個人的に「はっ」と今回閃いたのが
『庵野秀明展』でした。

名古屋で終了間近でしたので、
先日私も行って参りました。



庵野秀明さんは、
『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる
日本を代表するアニメーション監督です。

今回の展覧会では、庵野さんの
幼少時代のルーツから現在までの創作活動を振り返り、昭和のリアルと新しさが融合した世界観は技術や文化の継承の意味合いも感じられましたが、

庵野さんのルーツとなる子どもの頃から
時系列に並ぶ過去・現在、そして未来と、
庵野秀明さんを作り出した社会背景や
当時のサブカル・コレクションに大量の資料は、

『庵野秀明FACTBOOK』

とも言える展示で
とても興味深く観ることができました!

『庵野秀明展〈愛知展〉』


世代を越えた技術と文化の継承

今回の展覧会は庵野秀明さんを構成する、
昭和レトロな世界観や審美感を背景に
様々な情報がぎっしり詰まっていましたが、

過去・現在だけでなく、
展示の最後に、未来が明示されていて

まさに弊社で考える
FACTBOOKさながらの構成。


また、展示の最終盤からは、
庵野さんがアニメ業界の後進育成にも
力を入れていらっしゃることがわかりました。


▶ 手書きによる背景美術の技術継承の拠点:

▶ CGアニメーションを主とした人材育成プロジェクト:


上記を通して
手書きによる美術アーカイブなどを
保管して未来に残す、
後進に託すプロジェクトを
展開されていくとのことでした。

全体を通して、
とっても気づきと
学びのある展示会でした。


終わりに

今回もお読みいただき
ありがとうございます。

昭和レトロブームや
庵野さんの特撮やアニメには、
世代を越えたつながりを生みながら、

同世代を生きている人にとっては、
庵野さんの過去・現在・未来を通して、
自身のアイデンティティに紐付くファクトに
感じる方も多いのではないでしょうか。

また、

企業の課題やビジネスの視点に置き換えると、
毎日処理しきれないほどの情報が
手のひらのスマホに集まり、

無駄が省かれ利便性が追求されているのに
「ガチレトロ」という真逆の魅力に人が魅せられている、

というのは、
アイデアのヒントになるのではと
あらためて感じました。

今日のお話が皆さまのお役に立てれば幸いです。

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