DBSチェックと犯罪経歴証明(後日更新します)


DBSとは

Disclosure and Barring Service(前歴開示および前歴者就業制限機構)の略です。最近、日本でも話題になっていますね。

wikiがうまくまとめてくれていますが、犯罪歴がある人は子どもと接する活動に就くべきでない、という観点から、前歴の有無を確認するのがDBSの役割で、その申請がDBSチェックです。

DBSチェックに必要なもの

詳しくは大学HPやイギリス内務省のHPでの確認が必須です。身分証明できる書類の条件が色々あります。この記事の初稿を書いている時点では銀行口座の開設がまだできていないので、申請に進めていません。申請ができたら手順なども含めてまた記事を更新しますね。

  • BRP(※BRPは2024年12月で廃止され、evisaに置き換わるので今後は別のものになるかもしれません)

  • パスポート

  • ビザ

  • イギリス国内に住所があることを証明できるもの:公共料金の領収書、銀行口座の開設証明(ネット銀行ではなく、実店舗型の銀行)
    留学生の場合、公共料金の領収書の発行が難しいと思うので、銀行口座の開設証明書の方が取得しやすいかもしれません。銀行開設もややこしいので、別途記事にします。

  • 犯罪経歴証明(Police Criminal Record):過去5 年間のいずれかの期間にイギリス国外に居住または就労したことがある場合は、滞在した国または国々からCertificate of Good Conduct または犯罪経歴証明(Police Criminal Record)を提出する必要があります。日本の場合は犯罪経歴証明のようです。

  • DBSチェックの申請費用

犯罪経歴証明とは

字面は不穏ですが、要は警察にお世話になったことはありませんよ、ということを証明するものです。海外渡航者用証明書とも呼ばれるようです。

取得の仕方

日本に居住している場合とそうでない場合とで違います。海外在住の場合は在外公館での申請になります。こちらはややこしそうなので、日本を出る前に警察で発給してもらう方が良いと思います。私は日本在住なので、警察本部です。申請から発行まで2週間ほどかかります。申請も発給されたものの回収も本人の出頭が必要です。発行されたものを取りに行く際は特に予約は必要ありません。出頭して、受付で取りに来たと言うだけです。

渡航先によって色々変わるようなので、まずはお住まいの警察の本部に連絡する必要があります。犯罪経歴証明書がほしいと伝えたときに、あまり発行する人がいないのか、必要な書類の確認があまりスムーズにいきませんでした。私が持っていったものは以下の通りです。

  • パスポート

  • 現住所が確認できる書類(住民票、運転免許証、マイナカード):私はマイナカードにしました。

  • 収入証紙(500円):銀行で買えます。

  • 渡航確認書類(記載済みの査証等の申請書、要求機関からの証明書の提出を要求する旨の文書):この時点でビザ取得前だったので、後者*をもっていきました。

*大学から犯罪経歴証明書を提出しなさいという文書はなかったので、電話をしたときに、代用できるものを確認しました。代用したものは以下の通りです。

  • Offer Letter(条件付き合格の合格通知)のコピー

  • 大学HPのコース概要とカリキュラム(臨床実習があると記述がある箇所)をプリントアウトしたもの

  • 大学HPのDBSに関するページをプリントアウトしたもの

警察に出頭したときのこと

警察に行く(出頭)することになり、鑑識課なんてめったに出入りできないのでは?とわくわくして行きました。お上りさんよろしく、ずっとキョロキョロしていました。思ったよりも普通の事務所のような感じでしたが、座っている人たちはなんだか只者ではない雰囲気がありました。
大まかな流れはこんな感じです。

  1. 受付で入館時間と名前、出頭理由について書く

  2. 受付の人が鑑識課に連絡してくれる

  3. 入館証をつけて鑑識課のあるフロアに向かう

  4. 担当警察官が出迎えてくれる

  5. 書類の提出と取得理由の説明をする

  6. 発給依頼の申請書を書く

  7. 両手の指紋採取

  8. 受け取り時の説明

鑑識課に行くと、廊下につくったブースみたいなところに案内されました。コロナ禍の名残かプラスティックのついたて越しでした。担当の方は同い歳の警察官でした。「犯罪経歴証明が必要ってことは、子どもとかお年寄りとかと接する仕事をするんですか?」〈あ、いや、留学で現場実習があるんです〉「へー!留学!学校の先生とか?」〈先生ではなくて、心理士なんです〉「どんなことを勉強するんですか?」〈アートセラピーっていうカウンセリングのやり方の一つで、絵を描いたりものを作ったりするようなアプローチなんですけど、それを〉みたいなやりとりをしました。邪推かもしれませんが、少し人となりを見ているのだろうと思いました。

指紋採取はスキャナーみたいな機械に指をぐりぐり押し付けていくような感じです。インクで手が真っ黒になるのでは?と思っていたのですが、その心配は皆無でした。

※注意

  1. 開封すると効力がなくなるので、未開封のまま提出する必要があります。中身は気になりますが。「見るなの禁止」ですね。

  2. もしこの証明書が不要になったら、自分で処分せずに再度出頭して返却するように、とのことでした。



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