復習とノートを採ることと

今回のブルータスは、男の身だしなみ特集だ。
グルーミング、スキンケア、ヘアケア、香水などなど。
きっちりできてるとカッコいいやつだ。
最近、こういう分野に凄く興味があったので、
ふむふむと読んでいた。
すると、ふと、ある考えがよぎってきた。

昨年からNHKを利用して英語の勉強をしている。
調べ物をすると英語のほうが情報が多かったので、
せめて読めるようにはなりたいとはじめたのだ。
それはいいとして、英語の勉強をしているときに、
ノートを採りたい衝動にかられるのだ。

ノートを採ると、身につく、覚えられる気がする。
たとえ見返すことがなかったとしても、
そのときに「書く」という行為が、
記憶を促進させてくれているような気がするのだ。

ところが、ブルータスを読んでいても、
ノートを採ろうという気にはならない。
気にはならないけども、割と覚えていたりする。
逆に英語は、ノートを採っても覚えてなかったりする。

はてさて、この差は一体何なんだろうか?

まず、考えられるのは、純粋に「興味」の差だ。
経験上、自分の興味の旬のもののほうが、
そうではないものよりも覚えやすい。

次に、思い出す回数の差だ。
様々な脳科学の本を読んできたけど、
どの本も要約すると「復習が一番大切」と言っていた。
これも経験上、確かに復習したほうが記憶の定着が良い。
日常生活の中で英語を思い出すには意識的に
思い出す必要があるが、
スキンケアは意識をする、思い出すためのきっかけがある。
毎朝ひげをそれば
「あぁ、そういえばスキンケアはこの順番でするんだったよな」
と、意識的に思い出そうとしなくても思い出すきっかけが
日常生活の中にある。
すると、復習する回数が増えて、定着が良くなるのではないか。

そこでもうひとつ、考えたことがある。
英語は、英語圏に行ったほうが覚えやすいというのも、
この理屈なんじゃないだろうか?

さきほど書いたとおり、日本語圏にいると、
思い出すためのきっかけを自力で作り出さないと行けない。
しかし英語圏にいけば、どうあっても英語を思い出す必要がある。
だから、復習することになり、身につくのではないだろうか?
逆にいえば、英語圏にいっても、何もしなくとも
自然に身につくことはないのかもしれない。
英語圏で生活したことがないから知らんけど。
さらに、日本語圏であっても、英語を思い出すキッカケを
うまく作る、日常に溶け込ますことができれば、
案外、英語を早く覚えられるのかもしれない。

そんなことを考えながら、化粧水を刷り込んでいた金曜日でした。


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