引っかかる

数学ガール・ポアンカレ予想を読んでいて、
「高校時代に一生懸命、受験勉強をしなかったことが引っかかっている」
自分に気がついた。
いや、大分前から気がついてはいたのだ。
目をそむけるわけでもなく、だからこそ、英語や数学の勉強をしていた。
大学についても同じで、ちゃんと大学を卒業すればよかったという思いから、
通信制の大学をすこしずつ進めている。
思えば、過去に引っかかることというのは、
「不合格だった」という結果ではなく、
「一生懸命にやっていればよかった」という過程の話だ。
高校時代に打ち込んだテニスに関しては、
結果は芳しくなかったものの、引っかかることなく、充実した思い出になっている。

なんでもかんでも、打ち込む必要はないと思う。
でも、やろうと思って、たいした理由もなく投げてしまったことは、
どうもずっと引っかかってしまうようだ。

いや、ちがうのかもしれない。
本当は、受験勉強に打ち込みたかった。
大学もしっかり通って卒業したかった。
でも、その方法がわからなかったから、途方にくれていたのかもしれない。
そして、いまになって方法がわかったから、急に惹かれ出したのかもしれない。
やり方がわかると、試してみたくなるものだ。

そして物事に「おそすぎる」というのは、ない。


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