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掃除屋は、綺麗にする事だけが仕事じゃない

一見大らかそうに見える金子さんが、黙々と繊細な作業を必要とするイメージの強い「お掃除屋さん」と聞いて、最初少しびっくりしてしまいました。そんな金子さんに、何故お掃除屋さんに?どんな思いで働かれているのか?などなど、取材させて頂きました。


■どのような経緯で起業されたのですか?

 
龍谷大学で学生生活を過ごしていたのですが、留年が確定してしまい大学を辞めることになります。その後、友人の塾で経営を手伝ったり、家庭教師をしたり、建築関係のお仕事をしたのちに「お掃除本舗」にFCとして加盟しました。FCを抜けた後、そこで培った経験とスキルを活かして「K2クリーンサービス」を設立し、今に至ります。

■会社の名前の由来は? 


私の名前が「金子和生(かねこかずお)」なので、苗字と名前のイニシャルから“K2”というネーミングにしました。

■仕事をしていてやりがいを感じる瞬間はいつですか? 


“掃除したものや場所がきれいになった瞬間“には満足しません。
再度お客様へ訪問したときに”以前と変わらない綺麗な状態“を見てはじめて喜びを感じます。それは、お客様が掃除後もきれいにしようと頑張っていらっしゃるのが分かるからです。

■仕事につらさを感じた瞬間はありましたか? 


無いです。慣れました。
昔、お客様に「やらんかったらよかった」といわれたときはしんどかったです。しかし、お客様が満足されなかったのは“きれいにならなかった”からではなく、“思ったようにしてくれなかった”ことが原因だとわかりました。掃除屋は「終わりがある仕事」ではないんです。

■大学生のような若い人を見て思うことや伝えたいことはありますか? 


「将来何をしたいの?」と聞かれたときに、「こう答えなあかん」というのを探している気がします。窮屈そうで、しんどそうに見えます。
「ちょっと損をしてもいいかな」くらいの感覚を持つことができれば、面白い目に合うと思います。ちょっとしたことですが、これだけのことですごい差が出るんです。

■心がけていることはありますか? 


公私ともに嘘をつかないことです。

■尊敬している人はいますか? 


尊敬している人は身の周りにたくさんいます!

■夢や目標は何ですか? 


会社としては、社員を増やすことです。
仕事で言うと、どんな仕事でもやみくもに受けてやろうと思っています。
また、自分の掃除屋さんから独立する人が出てきてくれたらうれしいです。
75歳までは働くつもりです。占いで“75歳からはお金に困らない”と診断されたので(笑)


終始笑顔で明るくお話してくださった金子さんですが、仕事のお話になると真剣な眼差しで答えてくださったのが印象的です。
学生時代と社会人になってから、どちらが楽しいかお訊ねした際、即答で「余裕で社会人やな!」と、同席されていたパートナーの方も一緒に答えてくださいました。
金子さんとお話して、自分の中にあった社会人になる事に対しての不安が、少し除去されたような気がします。(さすがお掃除屋さんです)
私も社会に出たら、金子さんのように明るく前向きに働きたいと思いました。 


今回、取材をさせていただいた方
■氏名:金子 和生 さま
■法人名:K2クリーンサービス
■役職:代表


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