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《音育》0歳と音楽。

前回の記事では音楽を聴かせる効果だけ書いたので、
今回は音楽好きな赤ちゃんに育てるための少し具体的な方法に迫ります。

ただ、私、独自の方法ですので
あっているのか、いないのかは不明です。
ご興味のある方だけ読まれることをオススメします。

生まれて間もない赤ちゃんは1日1日の成長が著しいです。細かな月齢に分けてご紹介します。

0ヶ月〜1ヶ月

0歳児は、まだなにもできないようにみえてたくさんの情報を得ようとしています。
一生懸命おかあさんの声に耳をかたむけ、吸収しようとしています。
始めは24時間体制の授乳にヘトヘトになりますので、赤ちゃんの寝る時間がおかあさんの大切な寝る時間になります。
まずは、十分、そのリズムを確立してください。

声かけ
赤ちゃんはおかあさんのお声が大好きです。
声を掛けてもらうことで母と子の間に信頼関係のようなものが生まれます。これがはじめの段階でできているとお互いの意思疎通がやがてやりやすくなると思います。
おむつ替えやお着替え、入浴、授乳の時間などに
「◯◯◯(ここの◯はおむつやお洋服)を替えるね、気持ち悪かったね」など『赤ちゃんはまだしゃべれないけどおかあさんにはこう見えたよ。あなたはどう感じているの?』という気持ちを言葉にして声をかけます。他にも「今日はいいお天気で気持ちいいね」など日常のどんな出来事でもいいです。赤ちゃんの気持ちを代弁するかのように目を見て語りかけてあげるといいですよ。

はじめは、私もそんな声かけはやっていませんでした。
けれど、親戚のおばの赤ちゃんに対する振る舞いを見て、私も徐々に変わっていきました。
親戚中の初孫でしたので、近くのおばも赤ちゃんの顔を見にまた世話をしに時々来てくれました。そのおばは長らく看護師をしておりましたが、赤ちゃんへかける声や仕草の中に長年かけて培ってきた人に対する愛情のやり取りの仕方のようなものをそこに感じて「これは大事だ!真似しよう」と思ったことがきっかけで私もはじめました。(赤ちゃんへ対する声かけの中で私の母からはあまり感じなかった気がしますが、そのおばの行動を見てはっきり分かりました)
赤ちゃんに声かけをするなんて!どうやるんだろう?と半信半疑に似た思いで育児書を読んでいましたので、どうすればいいのかはじめは分かりませんでした。
気づいた時が始め時ですよね。
私のように、親戚が近くにいないという方は、ベビーサークルなどに行かれた時に、他のおかあさんの様子を観察されて「いいな」と思った行動をどんどん真似ていかれたらいいと思います♪

モロー反射
この頃の赤ちゃんには、手のひらの上におかあさんの指を乗せるとぎゅっと握り返してくれる「モロー反射」という行動があります。
赤ちゃんが自分の指をぎゅっと握り返してくれるのでおかあさんにとってもとても嬉しい行動の一つです。
この、モロー反射の時に、おかあさんのお指だけでなくマジックのマッキーペンの細い方のような太さのものもつかませておきます。
やがて、1歳を過ぎてクレヨンを握らせるための感覚を掴ませておくのが目的でした。1歳になってその感覚を覚えているのかは不明でしたが、とにかくさせました。
これは、リトミックの1歳児クラスを担当していた時にお絵かきの時間もあったので、それにつなげる意図がありました。
上にお子さんがいらっしゃって、子ども用の太くて丈夫なクレヨンがあったらそれで大丈夫です。口にくわえないかだけ気をつけて見ながら握らせてみて下さい。

おんぶ、抱っこ、トントン
ねんねをさせる時や抱っこをしている時、赤ちゃんをトントンしますよね?
この時に、TVから聞こえてくる音、自分が歌ってあげてる歌、かけているCDの音楽の速さに合わせて(拍子に合わせて)必ずトントンしてあげていました。
拍子感、リズム感を自然に感じて欲しかったからです。
拍に合わせるだけでは、リズム感は付かないと思ったので、いろんなリズムでたたきます。タッカでもタンタタでも何でもいいんです。やさしくたたきました。
外出先か何かで自分が声を出したらいけない場合以外は全て、音楽に合わせて背中やおしりをトントンしました。4〜5歳の夜の寝かし付けの時まで続けました。私は極端なところがありますので、できる範囲でいいと思います。

2〜4ヶ月


目の動き
だんだん赤ちゃんの動きも活発になっていきます。
目でものが追えられるようになりますので、ぬいぐるみなどを顔の近くに持っていき右から左に動かして顔が動くかどうかやってあげるだけで、赤ちゃんは喜びます。

足パンパン
両足の裏をパンパンと合わせて遊ぶ遊びが大好きです。
これも歌に合わせてしてあげます。リズムもバリエーション豊富に。

他にも「こちょこちょ」してあげると喜んだりどんどん物を掴むようになったり、いないいないばあを喜んだりします。その発達段階に応じた五感を使った遊びを大事にしました。言葉の抑揚をワザとつけて遊んであげたり、歌いながらできる遊びをたくさんしました。

5〜7ヶ月
もう、この頃には音楽を聴くと自然と身体が動き出します。普段音楽を聴いていない赤ちゃんもそうです。生徒さんのおかあさんが連れていらっしゃる赤ちゃんなどもよく手足を振り回して笑顔に癒されます。
そして、普段の生活の中でだんだん動きが活発になります。
寝返りの練習が始まったり、スプーンや「まぐまぐ」が握れるようになるなど、赤ちゃんもどんどん成長しています。握らせることを大切にしそんなおもちゃでたくさん遊ばせました。
おむつ替えの時に足の曲げ伸ばし運動もたくさんさせました。

8〜11ヶ月


いよいよ1歳が近付きます。
つかまり立ちやハイハイなどが始まり、幼児への顔つきが少しずつ見え隠れしています。
行動範囲が一気に広がっておかあさんは大変になります。つたい歩きも出てくるととたんに目は離せません。
ギターのサウンドホールの中からおみかんが出て来たこともありました。

バイバイができるようになったり、
ママやパパが言えるようになりおとうさんおかあさんには嬉しい事ばかりです。

私はリトミックの時間に1歳児に
「何歳?」とたずねると
「1歳」(のお指を立てる仕草)
とする子どもを今まで見てきましたので、
この頃から数の概念と数字を教え始めました。(やがてピアノを弾く時も黒鍵の数を捉えるのにも数が必要です)

歌で刷り込みます。

積み木やブロックを並べて、
これが1で
これが2

という数の概念と

指が1本もしくは2本立ってる状態(数字の名前)

をそれぞれ歌にしてまず教えて
やがて一致するようにまた歌って結び付けます。

毎日音楽を聞かせながらそんな事に夢中になって育児をしていました。

毎日の子どもの成長をおとうさんおかあさんの温かい言葉がけや眼差しで見守りながらそこに音楽をプラスするこれを大切にしてきた気がします。
少しでも、音楽が好きな子どもさんが増えたら嬉しいなそう思います。


あなたの周りには、今、どんな音楽がありますか?


今日もあなたの心に音楽を。


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