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何だろう?子どもの権利【2】


私たちが普段何気なく親や大切な人とともに生活をすること、子どもと生活をともにしていること、または自立して一人で生きていくこと…。
そんな一人ひとりのあたり前の生活の中に、人権というものがあるようです。


2020年4月から子どもの保護者による体罰を禁止する法律が施行されました。
そんな時代になったんだと私は驚きましたので、子どもの人権についていろいろと調べてみる事に致しました。今回は私の目線で子どもの人権について書いてみようと思います。


親に与えられた権利


私たちは普段、毎日たくさんの量の仕事をこなし、嫌な思いをした時などにはたまにはお酒の力を借りてみたり、好きな音楽を聴きながら荒れた心をなぐさめてみたり、映画を観て明日からまた頑張ろうと自分をなぐさめてみたりなどしながら、社会の波に揉まれ生活をしておりますが、例えば良きパートナーに巡り会え家庭を築く決意をし、やがてお父さん・お母さんつまり親になる時が訪れた瞬間、運良く子どもを授かることができ、母親になろう・父親になろうと決意をしたその時から、私たちには子どもを育てなければいけないとい権利義務が定められているそうです。


あたり前と言えばそれまでですが、人権と聞いても今まで「どこかで習ったことがあったかな?」というぐらいの認識でしかなかった私には、親として改めて子どもに対する態度を見直すきっかけとなりました。


本当にあたり前のことですが、親には、子どもが18歳になるまで子どもと一緒に生活をし、健康な生活をさせる権利と義務、そして教育を受けさせ生きる上での必要な習慣を身につけさせる権利と義務、お金など財産の管理をする権利と義務があるそうです。一般に親権といいます。


逆に子どもの側からすると、親によって育てられること基本的な子どもの権利として定められているそうです。


親には、子どもを育てる権利があるように子どもには子ども一人ひとりにその人らしく生きる、育つ権利があるわけです。

そのことについて、少し、詳しくみてみます。


子どもの権利条約


私たちの世の中の仕組みと致しまして、子どもに関する権利が法律政治宗教道徳のそれぞれの分野に渡っていくつも定義されているそうです。いろんな分野で決まりごとを作ってくれているんですね。

そんな子供に関する法律などを日本でもどんどん作っていくきっかけになったのが、
1989年11月ニューヨークで行われた国連総会で「児童の権利に関する宣言」(通称:子どもの権利条約)が採択されたことでした。国連の締約国である日本も一緒になって行動しなければなりませんでしたので1994年から活動が始まりました。

この子どもの権利条約が誕生したことで、多くの国々が、条約に沿って子どもの権利の実現と、子どもたちが直面する課題の解決に向けて、法律や政策を見直し、予算を組み、少しづつ子どもに関する世界が変わってきたのだそうです。

最近よく耳にする子どもの権利も、これをもとに日本においても一人ひとりを大切にした教育が行われるように掲げられているそうです。
1989年から世界が変わり始めたのですから私が小学生の頃はそういった環境がなかったはずですね。。

子どもに与えられた権利


このこどもの権利条約により、現在、大きく4つの原則から子どもの権利を守るよう定められているそうです。

1 生きる権利

すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。愛情をもってはぐくまれることも大切です。

2 育つ権利

教育を受ける権利を持っています。自分らしく生きるために個性や他人との違いを認めることができ、一人の人間として尊重されることが重要です。

3 守られる権利

あらゆる種類の虐待や搾取などから守られること、
障害のある子どもや少数民族の子どもなどは特別に守られることなどが保障されます。

4 参加する権利
自由に意見を表したり、集まってグループを作ったり、
自由な活動を行ったりできることが保障されます。


子どもと関わるお仕事をさせていただくにあたって


このようなこどもの権利が定められていることに、子育てをしてみるまで私自身が知らなかったことを後悔しています。なんとなく聞いたことがあったけれど。。という範囲の内容を、今回こうして詳しく知ることができて、本当によかったです。

子ども一人ひとりのもつ人権、相手を尊重する態度、気持ちをもっと大切にしなければいけないな。。と思いました。

これからの自分自身の子育て、それから、お仕事に役立てたいです。


最後に今日のおすすめ曲です。
子どもが大変な目にあうグリム童話にヘンゼルとグレーテルがあります。
ドイツの作曲家フンパーディンクはこの有名なグリム童話をオペラにしました。グリム童話と違い最後はハッピーエンドで終わるようになっています。
子どもが主人公のオペラなのでドイツではクリスマスの夜によく上演され親しまれています。
そんなヘンゼルとグレーテルのオペラからヘンゼルとグレーテルの二重唱で「お兄ちゃん、わたしといっしょに踊りましょう」です。子どものピアノ曲では「木靴の踊り」として知られています。
親にいいつけられた仕事に飽きて、踊りをおどろうよ!とグレーテルが誘い踊りをおどる第1幕での場面です。ヘンゼルは男の子ですが女性(メゾ・ソプラノ)が歌っています。


あなたの周りにはどんな音楽がありますか?


今日もあなたの心に音楽を。

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