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「TOKYO GAME SHOW VR 2023」が凄い!

いやー凄い!

ゲームファンと言うよりもメタバースファンなので、今回初めて足を運んだが、「TOKYO GAME SHOW VR 2023」は期待以上というか予想以上だった。

今年から「xambr」という新しいプラットフォームにしたそうで、それをインストールする手間があるが、その手間をかける必要は十分にある。それにこの「xambr」というプラットフォーム、これからこのゲームショーだけではなく電通と組んでいろいろと手がけていくそうだから、インストールしておいて損はないだろう。スタンドアローンVRでも使えるが、PCに接続してのVRが使える人はそうしておくほうをお勧めする。とにかく映像や演出面でのクオリティーが抜群で、そのためにはできるだけハイスペックな条件でできるしておいたほうがいいからだ。

具体的に何が凄いかと言えば、例えばこのように、スクリーンの前に立つだけで自動的に映像がはじまる。これってつまりは一人一人に個別に対応しているということである。たとえ隣も別の人が立っていたとしても、どの段階の映像を見ているかはその人によって違うのである。

さらには、このような一見ただの3Dモデルなのだが、近づくとそれが動き、こちらにはなしかけてくるというギミックもあった。これも個別対応(個人対応)ということである。というかおそろしいことにここにあるほとんどのギミックは全体対応ではなく個別対応なのである。

この時点ではとまっているが、
近づくと動き出し話しかけてくる。

まあ、他にもいろいろと感動させられたが、とにかく行ってもらいたいので内容についてはここまでにしたい(10月1日までとのこと。急げ!)。ゲーム好きの人には私からあれこれ言うこと、というか言えることはないが、個人的に印象的だったのが、エナジードリンクのZONEとなぜかヘーベルハウスがすべてのエリアにブースを出していたこと。しかもゾーンは手に取るとまさに体に電気が走る(というかエネルギーがみなぎる)仕組みとなっている。

写真だとよく伝わらないかもしれないが、手に持った状態。青い光の輪が広がっている。
なぜかヘーベルハウス。でも見事に会場にはまっている!

エナジードリンクはともかく、何でゲームショウにヘーベルハウス?という疑問があるが、逆にそれが狙いなのだろう。敢えて異業界に出ていくことでそこにいる人の印象に残るからである。ゲーマーがいつか家を建てるとき、「あっ、あそこでヘーベルハウスが応援してくれていたな。じゃあ、そこに頼もう!」となる可能性は決して少なくない。企業としてもマーケットの新規開拓という意味でビジネスチャンスである。

と最後はヘーベルハウスの話になってしまったが、とくかく現時点で最高のVRワールド体験ができることは間違いない(ちなみにこれまで個人的に最高だったのがサンリオのバーチャルフェスだったが、これはそれを超えてきた)。さらに付け加えると、あくまでウェブ上なので、いたるところにリンクが張られており、そのリンクをクリックすると、そのHPに行くことができる(この場合、多くはVRではなく接続しているPCのモニター画面から見ることになるが)という仕掛けも多く取り入れられている。おそらくここが新しいというか、これからのVR型のオープンワールドの基準となってくるだろう。一つのゲーム内や一つのプラットフォーム内だけではなく、ウェブとも、つまりはゲームやプラットフォーム外とも自由に相互にリンクできる、ということである。つまりは、オープンワールドというワールド自体がWWWにつながった、オープンワールド自体もWWWの一部となった、ということである。


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