第3部 Vtuber/Vライバー論:キズナアイという「存在」(7)
「分人」という考え方(2)
「人は対人関係に合わせて様々な顔を持つ。そしてそのそれぞれすべてがその人である。」
「分人」という考え方を一言で表すとそうなるであろう。そしてそれは事実であり、我々は基本的にそれをある種の当然のこととして日々の生活を送っている。
そしてこのことを逆の方向から言えば、「人(個人)というのは分人の集合体である」ということになる。そしてそれが人=パーソンと、「キャラ」との違いでもある。人=パーソンにはさまざまな側面(顔=キャラ)がある。しかし「キャラ